ヘアブラシは、絡まった髪を除いた後、素材に合う方法で汚れを落とします。樹脂製でも水洗いできない構造があり、木製や獣毛、クッション付きの物では浸け置きが傷みにつながることがあります。全部を同じように洗わず、毛・持ち手・土台の構造まで確認しましょう。
最初に商品表示の水洗い可否を読みます。水洗いが認められたブラシも、洗浄後は土台や毛の根元まで乾かしてから使います。汚れを落とすためにブラシ同士を強くこすり合わせたり、熱風で急いで乾かしたりしないでください。
素材を確認してから髪とほこりを取り除く

- ブラシの素材と清掃表示を確認します。獣毛、樹脂ピン、木製ハンドル、クッションの有無を分けて見ます。
- 毛先に絡んだ髪を手で取り、必要なら専用のクリーナーを使います。ピンを無理に引っ張らないよう少量ずつ除きます。
- ほこりや整髪料の残りを確認します。水洗い不可の物はメーカーが案内する乾いた手入れや拭き取りを選びます。
- 水洗いできる物だけを指定の洗剤や水温で洗います。長時間の浸け置きや木製部分への吸水を避けます。
- 洗剤が残らないようすすぎ、指定の方法で水を切ります。根元やクッション内に水が残りやすいことにも注意します。
- 風通しのよい場所で乾燥させます。完全に乾いてから収納し、ピンの欠けや土台の傷みがないかも確認します。
素材・構造別の手入れの考え方
| 種類・状態 | 選ぶ対応 | 確認点 |
|---|---|---|
| 木・竹のピンと持ち手 | 丸洗い不可ならクリーナー・布・綿棒で除去 | 例:MARKS&WEBの竹製ウッドヘアブラシ |
| 豚毛とナイロンの混毛 | 対象品は、ひどい汚れのみ指定のシャンプー洗浄 | 例:ラ・カスタのヘッドスパブラシ。毛面を下に乾燥 |
| 樹脂ピン・樹脂本体 | 対象品はブラシ部分を洗剤水と歯ブラシで清掃 | 例:タングルティーザーの下記2機種。毛面を上に乾燥 |
| クッション・接合部がある | 入水を避ける箇所と水切り方法を区別 | 穴をふさがず、その製品の乾燥方向に従う |
髪とほこりは洗う前に除く
毛をまとめて引き抜かない
ブラシへ絡んだ髪を一気に引くと、ピンや植毛部へ力がかかります。指や専用クリーナーで少量ずつ取り、硬く絡んだ部分も根元から無理に引っ張らないようにします。ブラシの毛を切らないよう、はさみを使ってよいかも製品の案内で確認し、汚れを取るために道具を傷めないことを優先します。
整髪料を使った日は付着を確認する
ワックスやスプレーが付いたブラシは、乾いたほこりだけでなく粘りのある汚れが残ることがあります。髪をとかすたびに同じ汚れが移ると感じたら、使用後に状態を確認しましょう。洗えるか分からないまま洗剤へ浸けず、まずメーカーの清掃案内を調べてから処理を分けます。
木製・獣毛・クッションは丸洗いに注意
素材が似ていても清掃方法や乾かす向きは異なります。以下は公式に確認できる製品の例です。木製・獣毛・樹脂製すべてに共通する洗い方ではありません。
木・竹製で丸洗い不可の例は乾いた清掃をする
MARKS&WEBの「ウッド ヘアブラシ ライトブラウン」(竹・天然ゴム)は丸洗い不可です。付いた髪を取り、根元のほこりは専用クリーナーでかき出すか、柔らかい布・綿棒で除きます。水や洗剤へ浸けず、ピンを抜いて隙間を広げることもしません。木製ハンドルに獣毛を植えた別製品も、素材だけで水洗い可とは判断しないでください。
獣毛を含む指定ブラシは汚れがひどい場合だけ洗う
ラ・カスタの豚毛・ナイロン混毛の「ヘッドスパブラシ」は、通常は専用クリーナーで髪とほこりを除きます。汚れやにおいがひどいときに限り、シャンプーを泡立てて毛面にのせ、クリーナーで汚れをかき出します。ぬるま湯で泡が残らないようすすぎ、よく振って空気穴から水を切り、タオルの上で毛面を下にして自然乾燥させます。同社の例ではすすぎは35〜37℃を目安とし、シャンプー以外の洗剤やドライヤーは使いません。すべての獣毛ブラシがこの方法に対応するわけではありません。
樹脂製でも本体の接合部や穴を水につけない例がある
タングルティーザー日本公式Yahoo!ショッピング店の「ザ・オリジナル」「コンパクトスタイラー」の案内では、絡んだ髪を除き、少量の中性洗剤を入れた水かぬるま湯に歯ブラシをくぐらせ、ブラシの隙間を掃除します。ブラシ部分だけをきれいな水ですすぎ、しっかり水を切り、毛面を上にして自然乾燥させます。ザ・オリジナルは本体との結合部、コンパクトスタイラーは中央の穴に水を入れないようにします。樹脂製でも本体全体を浸けてよいという意味ではありません。
空気穴は不良品とは限らない
クッションブラシには構造上の穴が設けられていることがあります。穴があるから毛が抜けたと決めつけたり、接着剤でふさいだりしないでください。洗うときに内部へ水が入る可能性も考え、洗浄と乾燥の指示を確認します。土台が乾いたか分からない場合は、早く収納せず状態を確かめます。
洗浄後は乾きにくい部分を点検する
毛先より根元と土台を見る
表面が乾いて見えても、毛の根元やクッションの内側に湿気が残ることがあります。置く向きや水切りは製品が案内する方法に従い、風が通る場所で乾かします。乾燥時間は構造と環境で違うため、何時間で使えると一律に考えず、使用前に湿りやにおいの変化を確認してください。
熱で乾燥を急がせない
ドライヤーの熱風、暖房器具の近く、直射日光などで急いで乾かすと、素材や毛の風合いに影響する場合があります。高温に置いて乾かすより、使用予定に余裕を持って手入れをする方法が分かりやすくなります。替えのブラシを持つ場合も、濡れた物と乾いた物を区別して置きます。
手入れの頻度と買い替えを考える
毎回の軽い掃除と洗浄を分ける
髪を取り除く手入れは使った後の習慣にし、洗浄の頻度は汚れと製品の案内で判断します。汚れをためることも、必要以上に水洗いを繰り返すことも避けたい使い方です。使う整髪料や髪の長さが変わったら、ブラシの根元に何が残るかを見て、手入れの方法を調整しましょう。
欠けたピンや取れない汚れを確認する
先端が欠けたり、曲がったピンが引っかかったりするブラシは、洗えば元どおりになるとは限りません。クッションの割れや毛の抜け、取れない汚れがある場合は交換を検討します。髪へ強く通して使用感を試すのではなく、道具の状態を先に見て、必要ならメーカーへ相談してください。
道具や化粧品の対応範囲・使用方法は製品で異なります。表示と異なる使い方を避け、異常があれば使用を中止してください。
参考:MARKS&WEB:竹製ウッドヘアブラシの手入れ、ラ・カスタ:ヘッドスパブラシのお手入れ、タングルティーザー日本公式Yahoo!店:2機種のお手入れ(2026年10月28日確認)
よくある質問
シャンプーで洗えばよいですか?
洗浄剤はブラシの説明で使える物を確認します。シャンプーが髪用だからと、すべての木製部品や接着部へ使えるわけではありません。使用可能な場合も十分にすすぎます。
外側が乾いていれば収納してよいですか?
クッション付きのブラシでは、内側に水が残る場合があります。ラ・カスタの上記製品は、使用前によく振り、水滴が出ないかを確認する案内があります。外側だけを見て密閉収納せず、製品指定の方法で内部も水切り・乾燥させてください。
スカルプブラシも同じ方法ですか?
シャンプー中に使うブラシは材質や構造が違います。頭皮用ブラシにはその製品の洗浄・乾燥方法を使い、ヘアブラシの手入れをそのまま流用しないようにします。
素材に合う手入れでブラシを傷めず使う
ヘアブラシは、髪を取る、素材を確認する、対応する方法で汚れを落とす、内部まで乾かすという順で手入れします。毎回の軽い掃除と必要な洗浄を分け、傷んだピンや土台も同時に点検しましょう。
- 手入れする道具の種類から見直すなら、クシとブラシの使い分けも参考にできます。
- シャンプー中の頭皮用は別の道具です。スカルプブラシの使い方と区別しましょう。