日々のヘアケアの一環としてシャンプー後にリンスを使うという人は多いでしょう。リンスは髪の表面を保護したり質感を向上させたりしてくれます。
しかし、正しい使い方を覚えておかないと余計なトラブルの原因になることも多いので注意が必要なアイテムだといえるでしょう。
そこで、この記事では「リンスの使い方」を詳しく紹介します。
リンスを使うメリットはもちろん、正しい使い方や使う際の注意点などもあわせて見ていきましょう。
ちゃんとリンスを使っているのに髪のダメージが気になる人や、これまであまりリンスを使っていなかった人はぜひ参考にしてください。
リンスの役割をチェック!
最初にリンスの役割について見ていきましょう。リンスを正しく使うためにも、何のためにつけるのかをしっかり覚えておいてください。
主目的は髪のコーティング
リンスを使う最大の目的は「髪の表面をコーティングすること」です。
あくまでも表面をコーティングしてダメージから髪を守るためのもので、内部まで浸透させて保護するものではありません。
髪の内部まで浸透させてケアするためのアイテムはトリートメントなので、この2種類のアイテムを混同しないように注意してください。
油分で髪を保護するアイテム
リンスは前述の通り髪の表面を保護するためのアイテムですが、そのカギとなる成分は「油分」です。
シャンプーをするとどうしても油分が失われ、パサツキなどが出てくるのでリンスを使ってしっかりコーティングするのが重要だといえるでしょう。
正しいリンスの使い方を紹介
次に、ヘアケアに役立つ正しいリンスの使い方を見ていきましょう。より効果を実感するためにもしっかり覚えておいてください。
リンスの使い方を一覧で紹介すると次の通りです。
- 通常通りシャンプーする
- インバストリートメントでヘアケアをしっかり行う
- リンスを使って表面を補修する
- しっかり洗い流す
- ドライヤーで乾かす
- 完了
それぞれの手順について詳しくチェックしていきましょう!
通常通りシャンプーする
シャンプーは通常通り行いましょう。汚れをしっかり落とすのは重要なので、洗い残しがないようにしっかり洗浄してください。
なお、ヘアケアに力を入れたい場合はシリコン入りのシャンプーを利用するのもいいでしょう。
ヘアケアにこだわりたい人はシャンプー選びにも力を入れて、ダメージケアを重視してください。
インバストリートメントでケアする
シャンプーでしっかり洗浄したらまずはシャンプーを洗い流します。
シャンプーの成分が残っていると毛髪や頭皮関連のトラブルの原因になるため、すすぎ残しが無いようにしっかり洗い流してください。
しっかり洗い流したら、続いてインバストリートメント(洗い流すタイプのトリートメント)を使ってヘアケアをします。
洗い流すタイプのトリートメントは浸透力や補修力が高いものが多いのでヘアケアを重視する場合にはしっかり使いましょう。
リンスを使って表面を補修する
トリートメントを使ったら一度しっかりとすすぎ、続いてリンスを使いましょう。
トリートメントは髪を内部から補修するもので、リンスは外側を補修するものなので両方使うのがオススメです。
リンスを使う際の注意点は後述するのでぜひあわせてチェックしてください。
リンスを洗い流す
リンスをつけた後はしっかり洗い流してください。
リンスの種類によっては洗い流しにくいものがあるのでしっかりシャワーなどを使って洗い流しましょう。
触った際に少しでもベタつきやヌメリがある場合はリンスの成分が髪に残っているので、これらがなくなるまでしっかり洗い流すのが重要です。
リンスの成分が残っていると傷みの原因になるので注意してください。
ドライヤーで乾かして終了
風呂から出た後はしっかりドライヤーで乾かして完了です。
もし、アウトバストリートメント(洗い流さないタイプのトリートメント)を併用する場合はこのタイミングで利用しましょう。
タオルドライの後・ドライヤーの前に使うタイプのトリートメントもあれば、ドライヤー後に使うタイプのものもあります。
アウトバストリートメントを使う場合は、トリートメントに記載されている注意事項をしっかりチェックして適切なタイミングで使いましょう。
毎日のヘアケアはこの順番で行うので、この機会にしっかり覚えておくことをオススメします。
リンスを使う際の注意事項
次に、リンスを使う場合の注意事項を見ていきましょう。間違った使い方をしないためにもしっかりチェックしておいてください。
つけすぎないように注意しよう
リンスを使う場合はたくさんつけると効果があるように感じるかもしれませんが、そうではないため適切な量を使うのが大切です。
つけすぎると洗い流すのが大変になり、リンスの成分が髪に残ってしまい傷みの原因になることもあるので注意してください。
毛先に重点的につけよう
リンスをつける際は毛先を重点的につけるのがいいでしょう。
せっかく使うなら全体にまんべんなくつけたいと思うかもしれませんが、傷みやすい毛先に重点的に付けるのがオススメです。
また、毛先は傷みやすいだけでなく乾燥もしやすいのでリンスで油分を補給して乾燥対策をしましょう。
しっかり伸ばして行き渡らせることが大切
リンスはやや固めの液体であることが多いため、髪になじませるのが大変だと感じるかもしれません。
そのため、しっかり全体に伸ばしてなじませるようにしましょう。
毛先を中心にゆっくりと伸ばしていき、髪全体にまんべんなくつけるようにしてください。
頭皮につけないように注意しよう
リンスには頭皮をケアするための成分は配合されていません。
むしろ、頭皮につけてしまうと肌トラブルの原因になってしまうのでつけないようにしたほうがいいといえるでしょう。
余計な肌トラブルやかゆみの発生を防ぐためにも頭皮にリンスがつかないように注意してください。
洗い残しがないように注意しよう
リンスは油分がメインなので水に溶けにくく洗い残しが発生しやすいので注意してください。
洗い残しがあると髪や頭皮が痛む原因になるのでシャワーでしっかり洗い流しましょう。
目安としては洗い流した後に髪を触ってベタつきやヌメリ、その他の違和感がなくなるまで洗い流すのがオススメです。
触って少しでも違和感がある場合は洗い残しがある可能性が高いので、しっかりすすぐようにしてください。
髪がパサついたり切れ毛が発生したりするのを防ぐためにもすすぎ残しには十分に注意しましょう!
リンスはどんな悩みに役立つ?
リンスにこだわりたいと思っている人の中にはなんらかの髪の悩みを抱えている人も多いかもしれません。
そこで、リンスはどのような髪の悩みに役立つのかを簡単にチェックしておきましょう。主に効果があるのは以下のようなものです。
髪のパサツキ
髪のパサツキは水分不足や傷みが原因になっていることがほとんどです。
したがって、リンスの油分で髪の表面をコーティングして水分の蒸発や傷みの悪化を防ぐことが大切だといえるでしょう。
毎日しっかりケアすれば徐々に回復していきます。
切れ毛や枝毛
切れ毛や枝毛も髪の傷みが原因になっていることが多いといえます。
そのため、リンスを使ってしっかりケアするのがオススメです。傷みが進まないようにすることで徐々に修復され、質感の良い髪になっていくでしょう。
ツヤがでない
髪にツヤがなくて困っている人もいるかもしれません。
ツヤが出ない主な原因は水分や油分の不足です。そのため、トリートメントとリンスを併用して水分・油分を補うのがオススメです。
まずはトリートメントで水分を補い、次にリンスで表面をコーティングして水分が蒸発しないように対策します。
これを繰り返すことによって徐々にツヤを取り戻すことができ、ツヤがあるサラサラの髪を手に入れることができるでしょう!
リンス・コンディショナー・トリートメントの違いをチェック!
リンス・コンディショナー・トリートメントは混同しがちです。しかし、それぞれ特徴が異なるヘアケアアイテムなのでここでしっかり覚えておきましょう。
リンスは主に髪の表面をケアするためのもの
この記事で紹介した通り、リンスは基本的に油分を利用して髪の表面を保護するためのものです。
水分の蒸発を防いだりツヤを出したりする効果があるアイテムですが、髪の内部をケアするものではないので注意してください。
リンスの成分は髪の表面に留まり、そこでさまざまな効果を発揮すると覚えておきましょう!
トリートメントは内部まで浸透して根本からケアするためのアイテム
一方トリートメントは髪の内部までその成分が浸透します。
そのため、内部からしっかりケアしたいと思っている人はトリートメントをしっかり使いましょう。
髪を構成するキューティクルが破壊されてしまうと元に戻らないため、それを防ぐためにもしっかりトリートメントを利用してケアしてください。
なお、トリートメントにはオイルタイプ・ミルクタイプ・ミストタイプなどさまざまなものがあります。
自分が何を重視するかによって選ぶものが異なるので、それぞれの特徴をしっかりと押さえて適切なものを選びましょう。
コンディショナーはリンスに近いアイテム
コンディショナーはリンスと同様に髪の表面をケアすることを主目的として作られているアイテムです。
そのため、成分・特徴はリンスに近いものだといえるでしょう。
とはいえ、コンディショナーとして販売されているアイテムにはリンスとトリートメントの中間のような性質を持つものもあるので、購入時にしっかりチェックしてください。
ほかにも表面保護に特化しているものの、リンスより効果が強いものもあります。
John's Blend(ジョンズブレンド) コンディショナー モイストタイプ OA-JON-32-1 トリートメント ホワイトム...
リンスとトリートメントは併用するのがオススメ
リンスとトリートメントはそれぞれ効果が異なるアイテムなので、併用するとよりヘアケアに役立てることができるでしょう。
まずはトリートメントで内部をケアする
併用する場合、シャンプー後にまずはトリートメントを利用して髪の内部をケアしましょう。
インバストリートメントの中で浸透力の高いタイプのものを使い、髪の内部に水分を与えてツヤを出してください。
次にリンスで表面を保護する
トリートメントを洗い流したらリンスで表面を保護し、水分が蒸発するのを防ぎます。
また、リンスをつけることによってよりツヤを出すことができるので質感も向上するでしょう。
紫外線などで髪が痛みがちな場合でも、これらのケアをしっかりしておけば上質な髪質を維持できるので毎日のケアを欠かせないようにしてください。
リンスはヘアケアに重要!使い方を覚えてしっかりケアしよう
今回はヘアケア用のアイテムの中から「リンス」をテーマにしてその特徴と使い方を紹介しました。
リンスは油分で髪の表面を保護し、水分の蒸発を防ぐとともにツヤを出してくれる重要なアイテムなのでしっかり使っていきましょう。
傷みの防止、質感の向上などのさまざまなメリットがあるので、ぜひ使ってみてください。