家族・友人・職場の人など日常で会話をしなければならない人は沢山いるでしょう。
そして中には業務的な会話は難なくできるけど、休憩時間などの雑談が苦手という人もいるかもしれません。
そのような人はどんな話題を話せばいいかわからない、何から話せばいいかわからないなど会話ネタに困ってしまう傾向にあります。
ではどのような会話ネタを振れば話が盛り上がるのでしょうか。
今回はデートやLINEなど状況に適した会話ネタ、話が盛り上がる会話術を紹介していきます。
職場でのおすすめ会話ネタ
社内で他の社員とコミュニケーションを取るために会話は不可欠です。
また社員だけでなく、取引先の人間など社会に出れば色々な人と交流しなければなりません。
では職場でどのような会話ネタがおすすめなのでしょうか。
仕事に関すること
社内では仕事に関する話をすれば盛り上がる可能性が高くなります。
社内の噂話や人事異動の話など職場の人間としかできない話が沢山あるはずです。
もちろん真面目な話だけだと固い関係になってしまうので、日ごろの愚痴などでも十分盛り上がります。
愚痴を共有することで相手とより親密な仲になる可能性もあります。
ニュース
社会人であれば新聞・テレビニュース・ウェブニュースなどで日ごろの情報を確認しているのではないでしょうか。
そんなニュースの話も盛り上がる会話ネタの1つです。
いつの時期でも必ず話題になっているニュースがあります。
事件でも経済的な内容でもとりあえず自分が関心を持ったニュースについて話してみましょう。
趣味などと違ってニュースであれば、興味ある・ないに関わらず話せるのでおすすめです。
ただ相手がそのニュースについて知らない場合もあるので、その時はうまく内容を説明しながら話せるといいでしょう。
天気
こちらもニュースと同様に誰にでも話せる会話ネタです。
今日も暑いですねとか今日も寒いですねなど、とりあえずその時の天気について話してみましょう。
そうすれば大体の人は共感のコメントを返してくれます。
ずっと天気の話だけで会話を続けることは難しいですが、会話のきっかけにもなるため便利です。
また話題が尽きて沈黙してしまいそうになったらすかさず天気ネタを入れ込むのも良いでしょう。
出身地
職場で全員出身地が同じなんてことはほぼあり得ないでしょう。
そのため自分の出身地も立派な会話ネタになってしまうわけです。
有名な建物、食べ物やその地域でしか見られない珍しい物など何かしら話せる話題があるはずです。
自分の出身地の話をするだけではなく、話し相手の出身地についても尋ねればある程度会話が続いて盛り上がること間違いありません。
デートでのおすすめ会話ネタ
デートは気になる異性と過ごす時間ですからとても大事な場面です。
もしそこでうまく話せて盛り上がれば、次のデートにこぎつけるかもしれません。
逆に沈黙が続いて気まずい時間が続けば次はないでしょう。
そんな大事な場面に適した会話ネタにはどのような物があるのでしょうか。
ファッション
まずはファッションについて話すのが無難です。
相手の着ている服やアクセサリーについて褒めた上で、どこで買ったのかやどれくらいの値段だったのか尋ねてみましょう。
女性であればファッションに力を入れている人も多いですし、自らが身に着けているアイテムについて褒められれば嬉しいはずです。
ただ注意点としては余計なアドバイスはしないようにしましょう。
もっと別の色の方が似合うなど上から目線のアドバイスを送ると会話がぶち壊しになる可能性が高いです。
血液型
過去に血液型占いが大流行したように、日本人は血液型で人を見ることが大好きです。
特に女性はその傾向が強いため、血液型の話は盛り上がりやすいでしょう。
シンプルに「何型?」と訊くのも良いですし、「もしかしてA型?」のように推測して訊くのも良いですね。
もし血液型が一緒であれば、似た者同士で盛り上がることもありますからとりあえず訊いてみるのが良いでしょう。
好きな歌手
どんな人にでも好きな歌手の1人や2人いるでしょう。
もしかしたら自分と好きな歌手が同じ可能性がありますので、「好きな歌手は?」とシンプルに訊いてみましょう。
そして自分と音楽の趣味が一緒だった場合は共通点が生まれたことで、とことん会話を掘り下げることができます。
逆に全然合わなかった場合でも「どんな所が良いの?」「ライブに行ったの?」などと質問することで会話を続けることができます。
芸能ニュース
会話ネタの中でもニュースは職場だけでなくデートでも使えます。ただデートでは芸能ニュースがおすすめです。
なぜかというと経済的なニュースなどは固い話になってしまい和まないため、芸能ニュースぐらいがちょうどよいといえます。
とりあえず自分の好きな芸能人の話から始めて相手を引き込むようにしましょう。
ただしあまりにマニアックだったり、古いネタを選ぶと相手がキョトンとしてしまうので、できるだけ話題になっている人の方が良いです。
LINEでのおすすめ会話ネタ
LINEは直接相手と話すわけではなく、スマホを介したチャットであるため話しやすいです。
またゆっくり考えて返信を送れるのも良い所でしょう。
しかしLINEでの会話も日常会話同様、ネタが尽きてしまうこともあります。
そんなLINEではどのような会話ネタがおすすめなのでしょうか。
今日の出来事
LINEであれば毎日やり取りしているという人もいるでしょう。
そういう場合はいつか話のネタがなくなってしまうかもしれません。
そんな時は自分の今日起きた出来事を話すと良いです。
例えば今日はここに出かけた、こんなことをしたなど自分の1日を語ることで相手に興味を持ってもらえます。
そして相手にも「今日何してたの?」と送ってみれば何かしら返してくれるでしょう。
ただし相手が女性だった場合、毎日のように何していたか尋ねるとストーカーのようになってしまうためほどほどにしましょう。
恋愛話
異性とも同性とも盛り上がるのはやはり恋愛話です。
相手の現在の恋愛事情や過去の恋愛について尋ねてみましょう。
面と向かっては話しづらくてもLINEであれば対面ではないため話しやすいです。
ただし恋愛に嫌な思いをしており話したくないという人もいるため、ある程度気を遣うようにしましょう。
お悩み相談
人によっては悩んでいることがあるかもしれません。
そういう場合はLINEでお悩み相談してもらうのも1つの手段です。
相手が良い人であれば親身になって相談に乗ってくれるでしょう。
会話も弾んで、自分の悩みについても話せるので一石二鳥です。
食べ物の話
自分の食べた物を写真付きでSNSに投稿している人がいるように食べ物の話は盛り上がりやすいです。
好きな食べ物について相手に尋ねてみることで「じゃあ今度食べに行こう」と食事に誘うための口実もできます。
また自分の食事の写真をメッセージと共に送ることで、より長く話が続くはずです。
そのため会話ネタに困ったらとりあえず食べ物について話してみてはいかがでしょうか。
なぜ会話が続かないのか?
盛り上がるための会話術について紹介する前に、まずはなぜ会話が続かないのかその原因を説明します。
もし会話に困っている人がいたら、この原因を探ることで自らの欠点に気づくことができるかもしれません。
反応が薄い
話をしていて相手の反応が良ければ、自分の話をちゃんと聞いてくれているんだなと安心できます。
そしてもっと話がしたいと感じるため、より話が盛り上がります。
しかし相手の反応が薄いと自分の話を聞いてくれているのかと疑問に感じてしまうため、人によっては話すのを辞めてしまうでしょう。
ここでいう「反応が薄い」とは無愛想であったり、ずっと無表情などまるで興味がない態度のことです。
もしそういう態度で話を聞いていたのであれば改善すべきでしょう。
沈黙が多い
沈黙が多いのも会話が続かない原因の1つです。
会話というのはある程度テンポよく話すことで盛り上がる物です。
しかし沈黙が多いと会話のテンポが悪くなってしまいますし、人によっては気まずさを感じてしまいます。
どういう返答をしようか迷って黙ってしまうことがあるかもしれませんが、沈黙はせいぜい2、3秒程度に留めるようにしましょう。
返し方が悪い
会話はキャッチボールのようにうまく返答することで成立します。
ただしその返し方によって会話が終わってしまうこともあるわけです。
例えば相手の話を聞いて「へぇ、そうなんだ。」とたった一言で返しても会話が続くわけがありません。
そこで話の内容に適した質問をするなり、自分の話に持っていくなりすることで会話を途絶えることなく続けることができます。
自分の話ばかりする
たまに自分の話ばかりして相手の話を全く聞かない人がいます。
そういう人は自分が話し上手だと勘違いしていることが多いです。
本当の話し上手は人の話もきちんと聞ける人であり、逆に自分の話ばかりする人は嫌われてしまいます。
もし当てはまる人がいれば、まずは相手の話に耳を傾けることから始めましょう。
盛り上がる会話術
会話ネタについて紹介しましたが、いくらネタを仕込んでいても肝心の会話術が身についていないのでは意味がありません。
続いては盛り上がる会話術とはどのような物なのか紹介します。
オウム返し+質問
例えば相手が「昨日あそこのラーメン屋に行ったんだよね。」と話したとしましょう。
その際に「あそこのラーメン屋行ったんだね。どうだった?」という風に返すのがオウム返しに質問を加えた形式になります。
相手の話を要約してオウム返しのように返すことで相手の話をちゃんと聞いていたと伝えられます。
さらに質問を加えることで会話を続かせるのです。
大体はこの形式で会話を続けられるでしょう。
愛想良くする
愛想が良いだけで会話が盛り上がるわけではありません。
しかし怖い顔をした人と穏やかで優しそうな顔の人がいたとすれば確実に後者の方が話しやすいでしょう。
つまり会話はいかに相手に話しやすい雰囲気を作れるかにかかっているわけです。
口角をあげて穏やかな顔つきになるよう努力したり、愛想笑いの1つでもできればより会話しやすい雰囲気が作れます。
相槌を打つ
相手の話を聞いている時にずっと黙っているという人もいるでしょう。
そういう人は黙っているのではなく、相槌を打つようにすると良いです。
「うんうん」と相槌を打つだけで相手も自分の話をちゃんと聞いているんだなと感じることができます。
ただし相槌を打つことに夢中になって話を聞いていなかったなんてことにならないように注意しましょう。
リアクションは大きく
リアクションが大きい人は話しやすい傾向にあります。
なぜなら「あなたとの会話が楽しい」と相手に間接的に伝えることができるからです。
ただオーバーにやりすぎると嘘くさいリアクションになってしまうので、いつもより少し大きめにしてみてはいかがでしょうか。
会話が練習できる場所
会話ネタや会話術について紹介してきましたが、いざ実践するために練習したいという人もいるでしょう。
そのような人のために会話練習に適した場所を紹介します。
コミュニケーション講座
世の中には色々な習い事が存在しますが、コミュニケーション講座はその名の通り人間関係をうまく築く練習をする講座です。
人間関係をうまく築くための場なので当然会話の練習をすることもできます。
講師を務めるのは大体が臨床心理士などの資格を持っているその道のプロたちなので、心強いです。
またこのような講座に訪れる人は会話があまり得意ではない人なので、安心して会話の練習を行うことができます。
ネットでの集まり
現代はネットがきっかけの出会いも増えています。
そんなネットの世界ではSNS等で人見知り・口下手な人のための会が発足されていることもあります。
会話が苦手な人だけが集まるので、そのような場所で練習してみるのも良いでしょう。
もしそのような集まりがなければ自分で作ってみるのも良いかもしれません。
まとめ
会話というのは当たり前のことのように見えて実は奥が深く、難しい物です。
そのため今回紹介した会話ネタを参考にしつつ会話術を取り入れてみることで今よりも会話を続けることができるでしょう。
ただ会話が苦手な人がすぐに誰とでも2〜3時間話し続けられるようになるとは限りません。
やはり慣れることが大切なので会話を練習できる場所を見つけてコツコツと練習していきましょう。