制服もカバンも靴も皆と同じで、個性が出しにくいのが高校生。オシャレで一歩リードするために、ヘアスタイルを変えてみませんか?
長さを1cm短くするだけで、あるいは部分的に動きを出すだけでガラリと印象を変えることができるのがメンズヘアなのです。
ヘアスタイルに関する厳しい校則を設けている高校でも大丈夫!
今回は女子ウケも校則も気になってしまうメンズ高校生にオススメのヘアスタイルや、セット方法をご紹介します。
校則に引っかからないヘアスタイルを選ぶコツとは?
校則に引っかからないヘアスタイルにするには、2通りの方法があります。
- 校則に違反しない範囲でヘアスタイルを決める
- 校則違反に見えないへアスタイルにする
いくらオシャレな髪型をしていても、校則違反で教師に指導されてしまえば一気に「ダサい」に転じてしまう可能性も。
そのため、この2点は常に意識しておきましょう。
では、校則に引っかからないヘアスタイルを選ぶにはどういった点に気をつければ良いのでしょうか。
髪の長さは校則の範囲内に
髪の長さを規定する校則は数多く、ヘアスタイルの選択肢を狭めてしまいます。
- 耳や目元に髪がかからない
- 髪は肩につかない
- 襟足を長くしない
スタイリング剤の使用が許可されていれば実際の長さよりも短く見せることは可能です。
許可されていない場合は校則の範囲内の長さでヘアスタイルを考えましょう。
校則に明記されていないのに「長すぎる」と注意される場合は、ベリーショート〜ミディアム程度の長さが無難です。
スタイリング剤なしでキマるヘアスタイルにする
スタイリング剤についての校則もよくあります。
- ヘアスプレーやジェルは使用してはいけない
- スタイリング剤は使用してはいけない
この場合は、スタイリング剤を使用しなくてもある程度セットが整う髪型にすると良いでしょう。
最近はスタイリストのカット技術が向上し、カットだけで髪に自然な動きを出すことも可能になっています。
カット前のカウンセリングで「スタイリング剤NG」の旨を伝えることが大切です。
ドライヤーのセットだけで望み通りのヘアスタイルが叶うようにカットしてもらいましょう。
ナチュラルなスタイリング剤を使う
頭髪検査を行うような高校では、どんなスタイリング剤であろうと指摘されてしまうかもしれません。
しかし、スタイリング剤を使っているように見えなければOKという場合は、ナチュラルなスタイリング剤を使う方法もあります。
髪に動きを出す程度のセットであれば、セット力が弱いスタイリング剤とドライヤーを組み合わせることで、望み通りのスタイルが夜まで続きます。
ハードなスタイリング剤は見た目がベタついている印象を与えることも。ナチュラルなスタイリング剤であれば清潔感もあり女子ウケも狙えます。
パーマOKの高校なら自由度アップ!
パーマが許可されている場合、髪型の自由度は一気にアップします。
例えば校則で髪の長さが規定されている場合でも、パーマをかけることで髪が持ち上がり、目元や耳にかからないようにできます。
シンプルなマッシュベースの髪型でも、パーマをかけることで一気にオシャレ感が出ますし、休日もヘアセットに悩むことがありません。
校則に引っかからない長さの特徴は?
目元や耳にかからず、肩につかず、襟足は短い。この校則の範囲内でヘアスタイルを考える上でベースとなるのは、次の3つのヘアスタイルです。
- ベリーショート
- ショートヘア
- ミディアムヘア
まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。
ベリーショート
全体的に髪が短いベリーショートは男らしくて清潔感があり、爽やかな印象を与えます。
もちろん女子ウケも抜群。セットにも時間がかかりません。
オシャレだな、と思うアスリートの多くはベリーショートをベースにしたヘアスタイルです。
誰にでも似合う髪型ですし、顔が小さく見えるのもメリットです。
一方で、髪が短いためセットするにはハードなスタイリング剤が必要なケースが多く、アレンジが難しいヘアスタイルです。
そのためカットで生え癖を矯正して動きを出したり、部分的に長さを変えるなどの工夫をすると、オシャレなヘアスタイルが生まれます。
ショートヘア
ベリーショートよりも全体的に長さがあるスタイルがショートヘア。若い俳優さんはショートヘアの方が多い印象です。
長すぎず、短すぎないのでアレンジがしやすく、スタイリングのバリエーションを多く持てるのがメリットです。
例えば通学向けに爽やかなスタイル、休日向けに遊び心抜群のスタイルという形で使い分けができるのも、ショートヘアならではといえるでしょう。
ミディアムヘア
ショートヘアよりも更に長さがあるスタイルです。オシャレなミュージシャンはミディアムヘアの方が多いですね。
セットをしなくてもレイヤーを入れることで髪に動きが出しやすく、部分的に長さを変えれば個性を演出できます。
ただし元々が長めのヘアスタイルですので、こまめにカットして校則違反を防ぐ必要があります。
また、場合によっては清潔感が失われることもありますので、ヘアケアにも気を配りたい髪型です。
ベリーショートにオススメのオシャレなヘアスタイル
スポーティーで爽やかなイメージのベリーショート。高校生のハツラツとした印象を崩さずにオシャレなヘアスタイルが叶います。
高校生にオススメ!ベリーショートをベースとしたオシャレなヘアスタイルをご紹介します。
ソフトモヒカン
かつて英国サッカーのスター選手がこのヘアスタイルをしたことで、爆発的な人気を得たソフトモヒカン。
モヒカンのようにトップだけを真上に立てたスタイルです。爽やかさとオシャレ感が同居したこのスタイルは今でも人気があります。
髪を短く切ると自然に立ち上がるような硬めの髪質の方はトップをモヒカン状に、サイドを短めにカットすれば形が整うため、スタイリング剤不要。
汗をかいても不潔な印象を与えないので、スポーツに力を入れている高校生にはオススメのヘアスタイルです。
アップバングショート
髪を短くしても立つことのない普通〜柔らかめの髪質であれば、アップバングショートもオススメです。
アップバングとは「前髪を持ち上げる」という意味。
額が少し隠れる程度の前髪の一部分(左右どちらかに寄せるのがベター)を根元から立たせ、自然に流れさせるのがアップバングショートです。
通常はスタイリング剤で髪を立たせてセットしますので、校則でスタイリング剤が使えない場合はドライヤーで癖付けしましょう。
もし額周りに生え癖がある場合はそれを生かしてアップさせるのも良いですね。
ショートヘアにオススメのオシャレなヘアスタイル
ショートヘアはアレンジのしやすさや幅の広さから、オシャレの近道ともいえるヘアスタイルです。また清潔感もあるため女子ウケも抜群!
ショートヘアをベースとしたオシャレなヘアスタイルをご紹介します。
プレッピーショート
ベースとなるショートヘアから大きく形を崩さず、毛先の動きで変化をもたせているのがプレッピーショートです。
「きちんと感」が出しやすく、女子ウケのみならず教師ウケも抜群。
分け目は作らず、トップ後方から自然に髪を下ろせば落ち着きのあるスタイルが完成します。
スタイリング剤が使用できる場合は全体に束感を出し、毛先に動きをつけます。
スタイリング剤が使用できない場合は毛先に動きが出るようなカットをしてもらうと良いでしょう。
マッシュショート
丸いシルエットで全体的に重く仕上げるマッシュショートは、女の子が話しかけやすい柔らかな雰囲気が出せるヘアスタイルです。
直線を意識したスタイリングをすればモードっぽく、全体に流れを出せばカジュアルっぽくアレンジが可能です。
マッシュショートで意識したいのは、髪のツヤ感。ともすれば暗い印象を与えかねない重めヘアですので、髪のツヤで清潔感を出しましょう。
ツヤを出すためにブローにも力を入れたいですね。
ミディアムヘアにオススメのオシャレなヘアスタイル
髪の長さがある分、スタイリングのバリエーションが豊富なミディアムヘア。
校則に引っかからない髪の長さの範囲内で、様々なヘアスタイルが楽しめます。
ミディアムヘアをベースとしたオシャレなヘアスタイルをご紹介します。
ツーブロック
ツーブロックは、刈り上げ部分が隠れてこそ本来のスタイル。そのためミディアムヘアとツーブロックの相性は抜群です。
サイドのみならず襟足部分も刈り上げてツーブロックにすれば、重くなりがちなミディアムヘアに動きが生まれ、爽やかな印象を与えます。
オシャレな上に爽やかですから、もちろん女子ウケ抜群です。分け目をセンターに作り、前髪を少し長めにするとクールなスタイルになります。
ミディアムレイヤー
髪の表面にレイヤー(段)を入れたスタイルがミディアムレイヤーです。
ヘアスタイルに迷った場合でもレイヤーを入れておけば、髪全体に動きが出しやすいためオススメです。
スタイリング剤が使える場合、表面の毛束を取って毛先を散らすだけで一気にオシャレになります。
また、いつもと分け目を変えてみるとレイヤーの厚みも変わり、全く違う髪型のように見えることもあります。
髪にボリュームが出やすい方はセンターパートがオススメです。
レイヤーでボリュームを減らしてセンターパートにすると、分け目がぺたんこになりがちなセンターパートがふんわりと仕上がります。
スタイリング材を使わずにセットする方法
美容院でオシャレにカットしてもらった翌日。スタイリング剤が使えずいつもとさほど変わらないヘアスタイルに落ち着いてしまうことも。
しかしスタイリング剤を使わなくても、ある程度のヘアセットができるのをご存知ですか?使うのはドライヤー、もしくはヘアアイロンです。
髪の癖付けには「熱」「冷」
ドライヤーは熱で髪を乾かしたりスタイリングをする機器であり、ヘアアイロンは熱でカールをつける機器です。どちらも熱を利用します。
こうした道具を使ってセットをした後は、スタイリング剤で固定するのが一般的です。
しかし、ドライヤーで髪を流してセットしてしばらくは、スタイリング剤がなくても流れが維持できているのではないでしょうか。
実は髪の毛は、温めて形を作った後、冷えていく過程で形が固定されるのです。
この性質を利用すれば、スタイリング剤がなくてもヘアセットが可能です。
ドライヤーだけでセットする
例えばショートヘアをアップバングにする場合。
アップの起点にしたい部分の前髪を斜め後方に持ち上げ、根元に近い部分にドライヤーの温風を吹きかけます。火傷には十分注意しましょう。
髪が温まったらドライヤーを冷風に切り替えます。このとき、持ち上げた髪はそのままキープしてください。
続いて先程温めた部分にドライヤーの冷風を当てて冷まします。十分冷めたらセット完了。根元が綺麗に立ち上がっているはずです。
スタイリング剤ほどの固定力はありませんが、ただ温風でセットしただけの場合よりもスタイルが長持ちします。
温風を当てた後に髪を持ち上げたまま待っていれば髪は冷めますが、冷風を当てることで短時間で冷やすことができます。
また、急冷する方がキープ力が高くなります。
ヘアアイロンだけでセットする
今度はヘアアイロンでショートヘアの毛先に流れを出してみましょう。
ヘアアイロンは適量の髪を熱源と鉄板で挟んでカールさせますので、挟む髪の量が多すぎると均一に熱が伝わらず、うまくセットできません。
毛先を散らしたい場合は少量の毛束の毛先だけをカールさせると良いでしょう。
まずは毛束を取り、中間あたりをヘアアイロンで挟みます。
少しずつアイロンを滑らせ、一番癖付けしたい部分で2〜3秒キープし、アイロンを開きましょう。この時点で毛先にカールが付いているはずです。
このカールを指で掴み、カールが崩れないようにキープします。
ある程度髪が冷めたら指を離してみてください。コームを通してもカールが消えないはずです。
アイロンを外した時点でカールが強すぎると感じたら、指先でカールを緩めてからキープしてください。
同様に、カールが弱ければカールを強くしてから固定すればOKです。毛束の位置や流す方向を変えながらセットしていきましょう。
髪の到達温度はドライヤーよりもずっと高くなりますから、自然冷却でも十分セット力があります。
一方で、髪がダメージを受けやすいセット方法ですので、同じ毛束を何度もセットするのは避けてください。
カールに納得がいかなければ、髪が熱いうちに指先で整えてキープ。これが基本です。
校則の範囲内でオシャレなヘアスタイルを実現!
校則に引っかからない範囲内でオシャレなヘアスタイルを楽しむのは、悪いことばかりではありません。
今の髪の長さでどんなオシャレなヘアスタイルができるのか、どんなアレンジができるのか。
可能性を探ることによって、スタイリングの腕やセンスが磨かれていきます。
試行錯誤しながら、友だちより一歩先行くオシャレなヘアスタイル、女子ウケするヘアセットを楽しんでください。