メンズヘアカタログやヘアスタイル・アレンジなどの雑誌や動画を見ているとヘアアイロンを使ったアレンジが目立ちます。
ストレートヘアアイロンは非常に簡単にスタイリングをキメることができる便利なアイテムです。
初心者でも自由自在にヘアアレンジができるような使い方のポイントをチェックしましょう。
またストレートアイロンを使ったヘアアレンジのバリエーションを動画でチェックし、ぜひ自分のスタイルに取り入れてみましょう。
ストレートアイロンはなぜ必要?
ヘアアレンジをするときにストレートアイロンは非常に便利です。
一家に一台持っているだけでストレートアレンジのバリエーションは非常に広がります。
ストレートアイロンの必要性やメリットを見ていきましょう。
ストレートアイロンはアレンジが自由自在
ヘアアイロンにははさんで伸ばすタイプのストレートヘアアイロンと、はさんで巻くタイプのカールヘアアイロンがあります。
カールアイロンは髪を巻くことしかできませんが、ストレートアイロンなら伸ばす・巻く・立ち上げるなどのアレンジが可能です。
ストレートヘアアイロンの方が使い方のバリエーションが豊富なので、こちらを購入した方が良いでしょう。
髪のクセを付けるのに使える
ストレートアイロンは髪にクセをつけることが非常に簡単にできます。
髪は熱を加えたあと冷めるときに固まるという性質を持っているため、アイロンで熱を加えたあとに冷めることでクセがつきます。
立ち上げたり髪を巻いたりするのはもちろん、くせ毛を伸ばすこともできる便利なアイテムです。
ドライヤーよりも短時間でアレンジできる
ストレートアイロンはドライヤーを使うよりも短時間で簡単にアレンジができます。
熱を加えてセットしたあと冷ますことはドライヤーでもできますが、ドライヤーは風の量や方向を自由に調節することができません。
ドライヤーの風は広範囲に当てるには向いていますが、ピンポイントで狭い範囲に温風を当てるというのには向いていないのです。
ストレートアイロンなら数センチの幅で熱を加えることが可能ですし、はさんで引くだけなので片手でセットすることができます。
初心者でも失敗しないストレートアイロンの使い方のコツ
初心者でも失敗しないようなストレートアイロンの使い方のコツをチェックしてみましょう。
まずは基本を押さえることが大切ですが、慣れてしまえば非常に簡単に使うことができます。
ストレートアイロンの使い方の基本を知ろう!
- クセを伸ばすときには頭の丸みに合わせてカーブを描くようにする。
- 中間くらいで離してしまうのではなく、アイロンは毛先まで均等に通す。
- 毛束は少なめに取って通すこと。
- カールを付ける場合は中間くらいから毛先まで手首をひねりながらカールを付けていく。
- 基本は内巻きでカールをつける。
- 外巻きにするとハネになるのでサイドやバックなどにおすすめ。
- カールの強弱は手首のひねりによって調節する。
髪はブロックごとに分けてアイロンしよう
頭全体をいくつかのブロックに分けてからアイロンを使いましょう。
全体を前髪・両サイド・トップ・バック上下の6つくらいのブロックに分けるとやりやすいです。
髪は少しずつ取ってアイロンを通そう
一度にアイロンにはさむ髪の量が多ければ多いほど熱が伝わりにくくなり、セットに時間がかかります。
ブロックごとに分けた髪の毛はさらに少量ずつ取ってアイロンを通すようにしましょう。
少量ずつだと何回もアイロンしなければいけませんが、それが一番早く確実にセットできるコツです。
ストレートアイロンを使ったセット方法
基本を押さえつつ、ストレートアイロンを使ったさまざまなセット方法を見ていきましょう。
ベリーショートからミディアムまで、さまざまな髪型に使えます。
ソフトモヒカンはストレートアイロンでセットしよう
ソフトモヒカンの中でも前に髪を流して作る「ジェットモヒカン」のセット方法を見ていきましょう。
- 前髪の上側はダッカールなどで止めておく。
- 前髪はアップバングにするため外ハネにして立ち上げる。
- 2列めは最初の外ハネと角度を変えてやや強めにカールさせていく。
- 全体的に波打ちにしていき、最後は外ハネになるようにする。
- サイドは前に流すようにカールさせていく。細かく毛束を取るのがポイント。
- サイドとバックの境目は波打ちを入れると割れを防げる。
- バックは上側は内巻きにし、前髪のラインの延長にあたる下側は外ハネにする。
- ワックスを手にとってなじませ、髪全体に均等につけていく。
- 髪全体を立ち上げるようにワックスをしっかりなじませる。
- 立ち上がった髪をおろしていく。頭頂部から指でジグザグを描くように放射状に下ろす。
- 髪を真ん中・中央に寄せながら立ち上げていく。
- アウトラインやバックのボリュームを整えて完成。
マッシュヘアはストレートアイロンでナチュラルセット
マッシュヘアはそのままでは重めの印象になるため、アイロンで少しクセをつけることで軽く見せることができます。
- 全体的に頭の丸みに合わせて緩やかな内巻きを入れていく。
- アイロンをタテに入れるようにして全体的に内巻きを入れていく。
- すき間を開けながら内巻きを入れていく。2段目は1段目とずらして入れる。
- カールは強すぎないようにするのがポイント。
- 内側に寄せるようにカールを入れる。
- 後ろも同様に入れていく。
- トップはボリュームが出るようにアイロンを横にしてカールを入れる。
- ワックスは手にしっかりなじませてから髪全体に均等に付けていく。
- コームのテールを使って頭頂部から放射状におろしていく。
- アウトラインを整えて完成。太い毛束は割いておく。
マッシュヘアはストレートアイロンで変化をつけよう
マッシュヘアをストレートアイロンを使ってスパイラルパーマ風にしてみましょう。アイロンがあればスパイラルも自由自在です。
- 毛束を少なめに取ってアイロンを斜めに入れる。
- そのまま斜めに抜いていけばスパイラルカールが出来上がる。
- 隣同士は逆巻きにしていく。
- 全体的に内巻き・外巻きを交互に入れていく。
- ワックスを手に取り、後ろから前に向かって均等に付けていく。
- 全体にワックスを付けたら手を振りながら髪を下ろしていく。
- アウトラインを整えて完成。
ストレートアイロンを使ったくせ毛のセット方法
ストレートアイロンはくせ毛や天パの人にもおすすめです。
くせ毛を伸ばす方法や逆にくせ毛をうまく活かすようなヘアスタイルの作り方を見ていきましょう。
プロによるストレートアイロンを使ったくせ毛のセット方法
- サイドはくせ毛のカールと逆向きになるように軽く引っ張りながら通していく。
- アイロンを通した髪をコームで取りながら冷ましていく。
- 髪がうねっているときにはうねりと逆向きになるように引っ張るのがポイント。
- サイドの髪を一度に多くはさむのではなく、1〜2cm幅ずつ取る。
- 徐々に上にずらしていくこと。
くせ毛をうまく活かしたセット方法もチェック
髪全体にストレートアイロンを通してまっすぐにするのが面倒だという人は、顔周りだけをアイロンで整えるという方法があります。
前髪以外はくせ毛を生かしてセットしましょう。
- 顔周りがまっすぐになるようにアイロンを通していく。
- 両サイドは内側に締めるようにすると小顔効果があるのでおすすめ。
- 自然に流すようにクセをつけておくと軽さが出る。
- 前髪を整えたらワックスを手に取る。
- 髪全体にワックスを付けていく。前髪も毛先にワックスを付ける。
- 全体にワックスを馴染ませたら髪をおろしていく。
- 太い毛束は割いてねじっておく。
- アウトラインを整えて完成。
ストレートアイロンを使う時の注意点
ストレートアイロンを使うときには以下のポイントに注意しましょう。
間違えた使い方では髪が傷んだりやけどしたりすることがあります。
髪は乾かしてから使うこと
ストレートアイロンは髪を完全に乾かしてから使いましょう。
髪が乾いていない状態は髪のキューティクルが閉じていない状態です。
そこにストレートアイロンで高い熱を加えると、髪が傷んだり乾燥したりします。
高温にしすぎない
ストレートアイロンの中には180〜230度といった高温に設定できるものがあります。
慣れてくると高温でも短時間でさっとセットできますが、使い始めは140〜150度程度に設定しましょう。
このくらいの温度でも十分セットすることは可能です。慣れてきたら160〜170度くらいで短時間でセットしましょう。
強くはさむ必要はない
ストレートアイロンはあくまで熱を加えるためのものです。
はさんだ力を使って髪を立ち上げたりクセを付けたりするものではありませんので、強くはさむ必要はありません。
むしろ必要以上に熱が加わりすぎて髪が傷んだり焦げたりする場合がありますので、優しくはさみましょう。
短時間でさっと終わらせる
ストレートアイロンは短時間でさっと終わらせましょう。
ストレートアイロンは150度以上の高温になっているため、同じ箇所に長時間当てると焦げてしまうことがあります。
必要最小限の短時間であれば問題ありませんし、短時間でも十分にクセを付けることができますのですばやく行いましょう。
トリートメントで髪をケアしよう
短時間のストレートアイロンでも高い熱を与えているため、繰り返し使うことで痛みや乾燥のおそれがあります。
日頃からコンディショナーやトリートメントなどで髪のケアを行いましょう。
洗い流さないコンディショナーやヘアオイルなどを使うのもおすすめです。
肌に触れないように注意しよう
ストレートアイロンは非常に高温なので、肌に触れないように注意して使いましょう。
特に根本から立ち上げるときには地肌に触れやすいです。
肌に触れるとやけどしてしまうことがあるため、皮膚から2〜3cm程度離れた場所から使うとよいでしょう。
ストレートアイロンは選び方で使いやすさが変わる!
ストレートアイロンは選び方で使いやすさが大きく変わります。
特に男性は女性に比べて髪が短い人が多いので、幅や長さなどに注目して選ぶのがおすすめです。
幅
熱くなるプレート部分の幅は商品によってさまざまです。
幅が広いものの方が効率が良さそうですが、男性は女性よりもはさむ髪の量が少ないため26mm以上の幅は必要ありません。
短めの髪の人は19mm程度のものが使いやすいのでおすすめです。
長さ
プレートの長さもチェックしておきましょう。
80mm程度のものから100mmを超えるものまでありますが、長いものほど使いづらくなるためで短めの物を選びましょう。
80mm〜90mm程度のものが一般的です。
温度の自動調節機能付きなら安全
温度の自動調節機能があると髪に与える温度の上がり過ぎを防いでくれます。
またすばやく使うために設定温度までの立ち上がりが早い商品がベストです。
ストレートアイロンを使ったメンズヘアのセット方法まとめ
ストレートアイロンはヘアアレンジのバリエーションを増やすことができ、また簡単にセットができるおすすめのアイテムです。
くせ毛を伸ばし、カールやスパイラルなど様々なヘアスタイルができるほか、モヒカンやアップバングにも利用できます。
ストレートアイロンを使えば日替わりでヘアスタイルを変える楽しみも生まれます。
ぜひストレートアイロンを活用してみてはいかがでしょうか?