ヘアグリースの使い方|水性・油性の違いとツヤを調整する手順

ヘアグリースは、ツヤと毛流れを調整したいときに使う整髪料です。水性・油性などの性質や保持力は製品で異なるため、名前だけで固まり方や洗いやすさを決めないようにします。塗る位置や髪の水分状態は製品ごとに選びます。たとえばGATSBYには根元から広げる製品と、タオルドライ後の髪へ使う製品があり、毛先から付ける手順をすべてへ当てはめないことが大切です。

ヘアグリース:使い方と選び方

使う製品の髪の濡れ具合・量・塗る位置を先に確認し、手へ十分に広げて数回に分けてなじませます。「髪の根元から」は頭皮へ塗り込む意味ではありません。仕上げにくしを通せるかも製品ごとに確認します。

製品別の量と塗る位置から毛流れを作る

製品別の髪の状態と量を確認し、手に広げてから髪へなじませる図解

  1. 髪の乱れを直し、狙う分け目や高さをドライヤーで整えます。使用する製品が求める髪の濡れ具合も確認します。
  2. 表示量を参考に少量を取り、両手と指の間へ薄く広げます。固まりをそのまま髪へ置かないようにします。
  3. 製品が案内する位置へなじませます。モンスターリフトグリースの例は毛先へ偏らせず髪の根元から均等に広げる手順です。頭皮へ押しつけて塗ることとは分けます。
  4. 表面と前髪は手へ残った分から調整します。足りない所だけ少量ずつ追加します。
  5. コームを使う場合は無理に引かず、分け目や流す方向をそろえます。束感を残す場合は指先で整えます。
  6. 鏡で横と後ろも確認します。重さや洗いにくさが出る場合は、次回の量と併用する整髪料を見直します。

グリース・ポマード・ジェルを目的で比べる

種類・状態 選ぶ対応 確認点
水性のグリース ツヤと毛流れの調整 水性でも洗い方は製品表示を確認
油性のポマードなど 油分による質感を出したい 洗い落とし方と使用量を先に確認
ジェル 固まる質感や保持力が欲しい 乾いた後のとかし方に注意
ワックス 動きや束感を調整したい ツヤと保持力はタイプで異なる

水性・油性の名前だけで決めない

成分の性質と使いやすさを確認する

グリースやポマードという呼び名だけで、すべて同じ処方とは限りません。水性、油性、洗い流しやすさ、保持力など、公式の商品説明を確認します。マンダムのスタイリンググリースは水分を含む製品として案内されていますが、その性質を別ブランドへ一律に当てはめないことが大切です。

油性ポマードは水性製品と洗い方も分ける

油性の具体例として、REUZELグリーンポマードはワセリンやミツロウ等を配合し、水や汗に強い製品として日本公式が案内しています。対して、前述のGATSBYのグリースは水分を多く含み、シャンプーで落としやすい製品として説明されています。これらは個別の製品比較で、油性なら固定力が必ず強い、水性ならどれでも水だけで落ちる、とは決めません。

REUZELの公式FAQには、油性ポマードをしっかり落とす際、同社のDaily Conditionerを乾いた髪へなじませて3〜5分置き、すすいでからScrub Shampoo、続いてDaily Shampooでそれぞれ洗ってすすぐ専用品の手順があります。通常の予洗い先行とは異なる例です。同社の対象品の案内として読み、手持ちの別ブランドのコンディショナーやシャンプーへ置き換えて試す手順にはしないでください。

参考:REUZEL日本公式:グリーンポマード、REUZEL公式:油性ポマードの洗い落とし方(2026年10月28日確認)

必要なツヤと固定力を分けて考える

ツヤが出ることと、髪を強く固定できることは別の軸です。きっちり分けたい、柔らかい毛流れを残したい、立ち上がりを保ちたいなど、欲しい仕上がりを整理します。グリースだけで足りる場合もあれば別の整髪料が候補になる場合もあるため、量を増やす前に役割を確かめましょう。

七三分け・オールバック・短髪で調整する

分け目は先に乾かし方で作る

分け目が決まらない髪へ大量に付けるより、根元を整えてから仕上げます。七三分けなら分けたい位置、オールバックなら後ろへ流す方向を先に作ります。生え癖に逆らって固めようとせず、難しい部分は長さやカットの影響も考え、美容室で朝に使える時間を伝えて相談する方法があります。

GATSBYの製品別に量と髪の状態を選ぶ

以下はGATSBYの公式案内を製品別に整理した例です。同じグリースという名前でも使い方が違うため、別ブランドへ量や手順を流用しません。

対象製品 公式の使用量・髪の状態 塗布・仕上げの要点
モンスターリフトグリース 100円玉程度が目安 手のひらでよく広げ、数回に分ける。毛先への付けすぎを避け、髪の根元から均等に広げる
スタイリンググリース フリーズロック 500円玉程度が目安 手のひらで広げ、髪全体へ数回に分けて素早くなじませる
スタイリンググリース マットクラフト 500円玉程度が目安。タオルドライ後の濡れた状態で使う案内あり 髪全体へ広げて整え、乾かした後に少量足して動きを調整する

モンスターリフトとフリーズロックは、乾いた後にブラシなどを通すと白い粉が出る場合があるため避ける案内です。一般的なコームの説明より、この製品条件を優先します。前髪・トップ・サイドを整えたら、横と後頭部も鏡で確認しましょう。

コームと指で仕上がりを変える

そろえたい方向だけをとかす

コームは毛流れをそろえるのに使えますが、絡まった髪を強く引く道具ではありません。使う前に絡まりをほどき、必要な場所へ軽く通します。細かい目と粗い目では見え方が変わるため、狙う仕上がりに合わせて選びます。剤が固まった後にとかせるかも、その製品の使用方法で確認しましょう。

自然な束は指で少しずつ作る

無造作な動きを残したい場合は、すべてをコームでそろえず、毛先を指先で少しずつ調整します。最初から大きな束へ多量につけると修正しにくいため、薄く広げた後に必要な場所だけ触れます。手を離した状態で重さや高さを見ると、触っている間だけ整っている状態との違いを確認できます。

重くなったときと洗い落とすときの注意

水や別の剤で無理に薄めない

付けすぎたときは、他の整髪料を混ぜれば軽くなるとは限りません。水で手直しできるかも製品によります。すでに重さが強い場合は洗ってやり直す選択肢を持ち、次回は量を減らします。複数の製品を使うなら、不足する役割と順序を確認し、重ねる種類を増やすこと自体を目的にしません。

洗いやすさも購入前に確認する

水性でも使用量や重ね方で落としにくく感じることがあります。通常のシャンプーで洗える製品は、ぬるま湯で予洗いしてから表示に沿って洗います。特別な落とし方がある製品は、その開始条件を優先し、一律に予洗いから始めません。落ちないときに頭皮を爪でこすったり、家庭用洗剤で洗ったりしないでください。洗いにくさが続く場合は、使用量や製品の選び方も見直します。

使用方法は手元の製品表示を優先

道具や化粧品の対応範囲・使用方法は製品で異なります。表示と異なる使い方を避け、異常があれば使用を中止してください。

参考:マンダム:スタイリンググリース(2026年10月28日確認)

よくある質問

濡れた髪へ使ってもよいですか?

乾いた髪用、軽く湿った髪にも使える物など製品で異なります。表示に合う状態で使い、水分が多すぎる髪へ自己判断で同じ量を使わないようにします。

ポマードとグリースは同じ物ですか?

呼び方だけで性質を区別しきれません。水性・油性、保持力、ツヤ、使用方法を商品の説明で比較します。名前が似ていても同じ洗い方が使えるとは限りません。

スプレーを重ねる必要がありますか?

全員に必要ではありません。グリースだけで求める形が保てるかを見て、不足する場合に併用の案内を確認します。先に使用量やドライヤーで作る形を見直す方法もあります。

ツヤと毛流れに合うグリースの使い方を選ぶ

ヘアグリースは、欲しいツヤと毛流れを決め、製品が指定する量・髪の状態・塗る位置で使います。水性・油性や固定力を製品の説明で確認し、重さが出たときは量と順序を調整して、自分の髪へ合う仕上げ方を選びましょう。