ヘアジェルは、髪をしっかり固めながらツヤやウェット感を出したいときに向いているスタイリング剤です。
ワックスが毛束や動きを作りやすいのに対し、ジェルは乾くと固まりやすく、オールバック・七三分け・アップバング・パーマなどのスタイルをキープしたいときに活躍します。
ただし、付けすぎると髪が重くなったり、乾いたあとに白い粉のようなものが出たりする場合があります。
ドライヤーで髪型の土台を作る → 適量のジェルを手に広げる → 髪全体になじませる → 固まる前に形を整えるのが基本です。
この記事では、ヘアジェルとワックスの違い、選び方、正しい使い方、ジェルと相性の良いメンズヘアまで解説します。
ヘアジェルとは?ワックスとの違い

ヘアジェルとワックスはどちらもスタイリング剤ですが、仕上がりや使い方が異なります。
ジェルはツヤと固定力、ワックスは毛束や動きの作りやすさを重視したい場合に使いやすいのが大きな違いです。
ジェルは固めてキープしやすい

ハードタイプのジェルは乾くと髪が固まり、作った毛流れをキープしやすくなります。
オールバックや七三分けなど、髪を一定方向へ流して固定したいスタイルと相性が良いでしょう。
ただし、セット力は商品によって異なるため「ジェルなら必ずワックスより強い」とは限りません。
ワックスは動きを調整しやすい
ワックスは、毛束・立ち上がり・無造作な動きなどを作るときに便利です。
固まったあとに再調整しにくいジェルと比較すると、ワックスはセット後も手直ししやすい商品が多くあります。
ジェルはツヤやウェット感を出しやすい

ジェルは濡れたようなツヤを出しやすいのも特徴です。
パーマやオールバックなど、ウェットな質感を残したい髪型にも向いています。
ジェルとワックスを混ぜる方法もある
ジェルの固定力とワックスの操作性を組み合わせたい場合は、2種類のスタイリング剤を併用する方法もあります。
ただし製品によって相性が異なるため、最初は少量で試しましょう。
ヘアジェルのメリット

ヘアジェルには、ワックスとは異なるメリットがあります。
髪型を固定しやすい
ハードタイプなら、髪を固めてキープできます。
朝に作った毛流れをできるだけ維持したい場合に使いやすいスタイリング剤です。
短時間で仕上げやすい
ジェルは髪全体へなじませて毛流れを整えるだけでもスタイルを作れます。
細かな毛束を何本も作る必要がない髪型なら、比較的短時間でセットできます。
ツヤを出しやすい
ツヤのある仕上がりになるため、オールバックや七三分けなどにも合わせやすくなります。
ドライな仕上がりよりウェットな質感が好きな人にも向いています。
洗い流しやすい商品も多い
ジェルは水をベースにした商品が多く、油分の多いスタイリング剤と比較して洗い流しやすいものがあります。
ただし、水だけで済ませず、使用後は基本的にシャンプーで洗い流すようにしましょう。
ヘアジェルのデメリット
ジェルにはメリットだけでなく、髪型によっては使いにくい部分もあります。
固まったあとは手直ししにくい
ハードジェルは乾燥すると固まります。
一度固まってから無理に手ぐしを通すと、スタイルが崩れたり白い粉が出たりする場合があります。
ジェルが乾く前に完成形まで整えることが重要です。
付けすぎると重くなる
大量に使用すると、ジェルの重さでトップのボリュームが落ちることがあります。
最初から大量に使わず、少量ずつ追加しましょう。
白い粉が出ることがある
ジェルが乾いたあとに髪を触りすぎたり、固まった部分を崩したりすると、樹脂成分が細かく剥がれて白く見えることがあります。
セット後は必要以上に髪を触らないようにしましょう。
ヘアジェルはどんなときにおすすめ?

ジェルは、髪型を固定したい日やツヤを出したい日に使いやすいスタイリング剤です。
髪型をしっかりキープしたいとき
ハードタイプのジェルは乾燥後に固まりやすいため、セットした毛流れを維持したいときに向いています。
ただし、雨や大量の汗でも絶対に崩れないわけではありません。
天候や髪質、使用する商品によってキープ力は変わります。
ビジネスやフォーマルな髪型にしたいとき

七三分けやオールバックなど、毛流れを整えたスタイルにもジェルを使えます。
ツヤを出しながらサイドの広がりを抑えると、まとまりのある髪型を作りやすくなります。
朝のセット時間を短くしたいとき
ドライヤーで土台ができていれば、ジェルを全体へなじませて毛流れを整えるだけでもセットできます。
ただし、ジェルだけで寝ぐせを直そうとするのはおすすめできません。
寝ぐせがある場合は、一度髪を濡らしてドライヤーでリセットしましょう。
メンズ向けヘアジェルの選び方

ヘアジェルは商品によってセット力・ツヤ・香り・乾く速さなどが異なります。
自分の髪質と作りたい髪型に合わせて選ぶことが重要です。
セット力で選ぶ
オールバックやアップバングなどをしっかり固定したいなら、ハード・スーパーハードなどセット力の高いタイプが候補になります。
パーマの質感を出す程度なら、強く固まりすぎないタイプも選択肢です。
乾くまでの時間で選ぶ
速乾タイプは短時間でセットできますが、慣れていないと形を整える前に固まる場合があります。
初心者なら、ある程度セットする時間を確保できるタイプの方が扱いやすいことがあります。
ツヤの強さで選ぶ
ウェット感を強く出したいならツヤの強いタイプ、自然に仕上げたいならツヤを抑えたタイプを選びます。
香りで選ぶ
毎日使うなら香りも確認しておきたいポイントです。
香りが苦手な場合や仕事で使用する場合は、無香料タイプも候補になります。
洗い落としやすさで選ぶ
毎日使用するなら、シャンプーで落としやすいかどうかも確認しましょう。
商品説明やメーカーの使用方法を確認して選ぶのがおすすめです。
ヘアジェルの正しい使い方

ヘアジェルは、いきなり髪へ大量に付けるのではなく、ドライヤーで土台を作ってから適量をなじませるのが基本です。
STEP1:髪型の土台を作る
寝ぐせがある場合は、一度髪を濡らしてドライヤーで乾かします。
前髪を上げるなら根元を立ち上げ、七三分けなら分け目と毛流れを作っておきましょう。
ドライヤーの詳しい使い方は、メンズ向けドライヤーの使い方で解説しています。
STEP2:少量のジェルを手に取る
必要な量は髪の長さ・量・商品によって変わります。
「500円玉大」などと一律に決めず、少量から始めて足りなければ追加するのが失敗しにくい方法です。
STEP3:手のひらと指の間へ広げる
ジェルを手のひらへ薄く広げます。
一部分へ固まって付かないよう、指の間にもなじませておきます。
STEP4:髪全体へなじませる
バック・サイド・トップなどへジェルをなじませます。
前髪は印象が変わりやすいため、最後に少量で調整すると失敗しにくくなります。
STEP5:固まる前に形を整える
ジェルは乾燥すると手直ししにくくなるため、固まる前にシルエットを完成させます。
毛流れを整えたい場合は、手ぐしだけでなくコームを使うのもおすすめです。
クシについては、メンズ向けクシの種類と使い方も参考にしてください。
ヘアジェルは乾いた髪と濡れた髪のどちらに使う?
ジェルの使い方は商品によって異なりますが、乾いた髪だけでなく、少し水分を残した髪へ使用できる製品もあります。
ウェット感を強く出したい場合は、タオルドライ後などの髪へ使う方法もあります。
一方で、根元の立ち上がりやボリュームを作りたい場合は、先にドライヤーで形を作ってからジェルを使った方がセットしやすくなります。
「ジェルは必ず濡れた髪に使う」と決めず、商品表示と作りたい髪型に合わせるのが基本です。
ヘアジェルが向いているメンズの髪型

ジェルは、ツヤと毛流れを活かす髪型と相性があります。
オールバック

ジェルと特に相性が良いのがオールバックです。
ドライヤーで前髪とトップを後ろへ流してからジェルをなじませると、ツヤのある毛流れを作れます。
詳しい方法は、メンズのオールバックのセット方法も参考にしてください。
アップバング
前髪を上げたアップバングにもジェルを使用できます。
ただしジェルだけで前髪を持ち上げるのではなく、ドライヤーで根元を立ち上げてから固定するのがポイントです。
アップバングの作り方は、メンズのアップバングのセット方法で解説しています。
パーマスタイル

ジェルでツヤを加えることで、カールやウェーブをはっきり見せやすくなります。
パーマの動きを活かしたい場合は、髪を握るようにジェルをなじませて形を整えます。
七三分け

七三分けでは、ジェルで毛流れとサイドの広がりを整えられます。
コームを使って分け目と毛流れを整えると、まとまりのあるスタイルを作りやすくなります。
ショート・ソフトモヒカン
ショートヘアにもジェルを使えます。
トップを立ち上げたい場合は、先にドライヤーで高さを作ってから少量のジェルで固定しましょう。
ソフトモヒカンについては、ソフトモヒカンのセット方法も参考にしてください。
ヘアジェルを使うときによくある失敗
ジェルを付けすぎる
量が多すぎると髪が重くなり、トップのボリュームが落ちる場合があります。
最初は少量にして、必要な部分だけ追加するようにしましょう。
ドライヤーを使わずジェルだけでセットする
寝ぐせが残った状態からジェルだけで髪型を作ろうとすると、思った方向へ流れない場合があります。
まずドライヤーで髪型の土台を作ることが重要です。
固まってから何度も触る
乾燥したジェルを何度も触ると、セットが崩れるだけでなく白い粉が出ることがあります。
ジェルが乾いたら必要以上に触らないようにしましょう。
前髪へ大量に付ける
前髪へジェルを付けすぎると、重くなったり不自然な束になったりすることがあります。
全体をセットしたあと、手に残ったジェルなどで少しずつ調整しましょう。
ヘアジェルに関するよくある質問
ヘアジェルとワックスはどっちがいいですか?
作りたい髪型によって異なります。
ツヤと固定力を重視するならジェル、毛束や動きの調整を重視するならワックスが使いやすいでしょう。
ヘアジェルを使ったらヘアスプレーは必要ですか?
必ずしも必要ではありません。
ジェルだけで十分にキープできる場合もあります。
さらに固定したい場合は、使用しているジェルやヘアスプレーの説明に従って併用してください。
ヘアジェルは毎日使っても大丈夫ですか?
毎日使用する場合も、使用後は頭皮や髪に残らないようシャンプーで洗い流しましょう。
かゆみ・赤みなどの異常が出た場合は使用を中止してください。
ヘアジェルは水だけで落とせますか?
水で落としやすい製品もありますが、基本的にはシャンプーを使って洗い流すのがおすすめです。
ジェルを使うと白い粉が出るのはなぜですか?
ジェルの付けすぎや、乾いたあとに髪を触って固まった樹脂が剥がれることなどが原因として考えられます。
使用量を減らし、セット後に触りすぎないようにしましょう。
ヘアジェルはツヤとキープ力を活かして使おう

ヘアジェルは、ツヤのある質感と髪型のキープを両立したい男性に使いやすいスタイリング剤です。
オールバック・アップバング・七三分け・パーマ・ショートなど、毛流れをはっきり見せたい髪型と特に相性があります。
一方で、付けすぎたり乾いたあとに触りすぎたりすると、重さや白い粉が気になる場合があります。
ドライヤーで土台を作り、ジェルは少量から使い、固まる前に完成形へ整えることを意識しましょう。
メンズヘアセット全体の基本については、メンズヘアセットのやり方も参考にしてください。