髪は顔の表情から全体的なルックスまでその人の印象を大きく左右する重要な要素です。モテる男性や爽やかな印象のある男性はサラサラヘアの持ち主が多いですが、髪のケアを怠らず入念に行っています。
しかしサラサラの髪の毛に憧れはあるものの、自分の髪質では無理だからとサラサラヘアへの道を諦めていないでしょうか。
そこで今回は誰もが羨むサラサラな髪の毛を手に入れるための方法を徹底解説していきます。
髪の毛をサラサラにするための最適なグッズと正しいケアも一緒に紹介するので、髪質だからと諦める前に一度トライしてみましょう。
「モテる男性」「できる男」のイメージとは?
「第一印象をよくしたい」「女性にモテたい」と思う時に多くの男性が髪のことを考えるのではないでしょうか。
好印象を与える男性のサラサラヘア
女性が描く「モテる男性」や「できる男」の髪のイメージは以下のようになっています。
- 第1位 … 爽やかさと清潔感
- 第2位 … わざとらしさがないナチュラル感
- 第3位 … きちんとしているフォーマル感
このように上位を占める「モテる男性」や「できる男」の髪のイメージはどれもサラサラヘアをイメージさせるものです。
ボサボサの髪や寝癖がついた髪、ワックスのつけ過ぎで固めた髪の毛は女性だけでなく、仕事上でもあまりよい印象を与えることができません。
サラサラヘアになれない生活習慣
サラサラヘアを手に入れるためには髪自体が健康でなければなりません。日常生活のちょっとした習慣が知らず知らずのうちに髪の健康を損ねている可能性があります。
髪の毛に悪い生活習慣は薄毛や抜け毛、白髪を早めるだけでなく、髪にコシがなくなったりパサパサしたりするなどの髪トラブルを引き起こしてしまいます。
髪に負担をかける生活習慣を見直すことがサラサラヘアへの近道になります。髪の健康を守るためにも以下のような生活習慣に気を配ることが大切です。
栄養バランスの偏った食生活とアルコール摂取
体内に入る食べ物は身体だけでなく髪の健康にも影響を及ぼします。髪の毛や爪、皮膚を含む人間の体はほぼタンパク質からできています。
そのため髪の毛の健康を考えるのであればタンパク質が豊富な卵や大豆製品を食事に取り入れることが大切です。
また亜鉛などのミネラルやビタミンB群、ビタミンCが含まれている食材や食品を入れて栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。
さらに度を越したアルコール摂取はタンパク質を分解してしまうため薄毛を促してしまう可能性があります。
冷え性と血行不良
飲酒やタバコは体を冷やす原因となります。体を冷やすと血流が悪くなるので頭皮にも影響が出てきます。特に喫煙の習慣は体を冷やすので髪の毛の健康によいとはいえません。
長時間のデスクワークが多い場合も身体が冷えやすくなります。そのため冷え性の男性は血行不良が原因でサラサラヘアから遠ざかっている可能性があります。
適度な運動を心がけることで血行がよくなり髪にも十分な栄養を与えることができます。
睡眠不足・質の悪い睡眠
睡眠不足や質の悪い睡眠を続けると髪の健康を妨げてしまいます。22:00から午前2:00は成長ホルモンの分泌が最も活性化されるため、この時間帯に質のよい睡眠をとることが必要となります。
睡眠不足が習慣化してしまうとストレスや疲れも溜まりやすくなり、そのことが原因で薄毛を引き起こす可能性もあります。
シャワー時の習慣
熱いお湯や水圧が強すぎるシャワーで頭を洗うことも髪の健康によいとはいえません。熱いお湯は必要以上に髪の油分を流してしまうため髪の潤いがなくなってしまいます。
また水圧の強すぎるシャワーは頭皮に負担をかけてしまいます。
ヘアアイロンやコテの使用
サラサラヘアをヘアアイロンやコテで作ろうとしていないでしょうか。しかしヘアアイロンとコテは触ると火傷してしまうほどの高温の熱で髪にクセをつける道具です。
髪は160度以上の熱で損傷を受けてしまいます。毎日ヘアアイロンやコテを使っていると髪にダメージを与え続けることになりサラサラヘアに近づくことはできません。
間違ったヘアケア
髪の毛がサラサラではない理由の一つが間違ったヘアケアを行っていることです。髪の毛のケアが間違っていると知らず知らずのうちに髪を傷つけている可能性があります。
サラサラヘアになるための正しいケアについては以下で解説していきます。
髪の毛をサラサラにする正しいケア方法
髪の毛をサラサラにするためには正しいヘアケアでアプローチする必要があります。シャンプーのやり方やシャンプー後の髪の乾かし方も正しく行わなければ髪の毛はサラサラになりません。
正しいヘアケアの流れ
毎日の正しいヘアケアの大まかな流れは次のようになります。
- シャンプーの前に髪をブラッシングする
- シャンプーをつける前にお湯で髪を予洗いする
- シャンプーで髪を洗う(基本的にリンス・トリーメントは不要)
- シャンプーの泡を完全に洗い流す
- タオルで水分を拭き取る
- ドライヤーで乾かす
紫外線はサラサラヘアの敵
紫外線は髪に大きなダメージを与える一つの要因です。また髪と一緒に頭皮にも負担がかかるので髪の健康を考えるのであれば紫外線対策をとる必要があります。
紫外線はサラサラヘアの大敵で、浴び続けると髪にハリがなくなりパサパサになってしまいます。
男性の髪への紫外線対策としては、髪専用の日焼け止めスプレーを使う方法があります。時間も手間もかからずスプレーするだけで紫外線から髪を守ることができます。
サラサラヘアになるためのケアの一つとして頭に入れておきましょう。
ヘアケアの要!髪の毛の正しい洗い方
間違った方法で髪の毛を洗い続けると髪に負担がかかり傷みの原因となってしまいます。髪の汚れは落ちているかもしれませんが、いつまでたってもサラサラヘアを手に入れることはできません。
サラサラヘアを手に入れるためには髪の毛に対して正しいケアでアプローチする必要があります。ここではヘアケアの要となるシャンプーの正しいやり方を順を追って紹介していきます。
シャンプー前のブラッシング
シャンプーをする前に髪の毛を軽くブラッシングしましょう。ブラッシングをすると髪の汚れやホコリを表面に浮かすことができるのでシャンプー時に髪の汚れが落ちやすくなります。
またブラッシングで髪のもつれを解いておくと、シャンプー時に摩擦が起きにくく髪へのダメージを軽減することができます。
シャンプーを手に取る前にお湯で汚れを落とす
ブラッシングで髪の汚れを浮かせたら、その汚れをシャンプー前にお湯で洗い流すことが大切です。髪の汚れはシャンプーで落とすというイメージがありますが、お湯だけでも80%ほどの汚れを落とすことができます。
熱すぎないお湯を使い2〜3分かけてしっかり予洗いしましょう。お湯で髪を予洗いするとシャンプーも少量ですみます。
シャンプーをつけるために髪をただ濡らすだけでは汚れが落ちていないのでシャンプーの泡が立ちにくく、泡立てようと必要以上に髪をゴシゴシしてしまうので髪にダメージを与えてしまいます。
シャンプーで洗う
ブラッシングと予洗いが終わったらシャンプーで髪を洗っていきます。シャンプーは髪を洗うというより頭皮を洗うイメージで行いましょう。
シャンプーを手に出して軽く泡立てから髪になじませます。シャンプーを直接髪の毛につけて髪で泡立てると摩擦が起きてダメージを与えてしまいます。
指で頭皮を揉むようにマッサージしながら頭全体を洗っていきます。頭皮を意識して洗うことで頭皮の血行がよくなるので健康な髪の成長を促すことになります。
髪の汚れはお湯による予洗いでほとんど落ちているので、シャンプーで髪をゴシゴシ洗う必要はありません。
リンス・トリートメントを使う場合
リンスやトリーメントを使う場合は、シャンプー後にシャンプーの泡をしっかり洗い流してから使用します。
リンスやトリートメントは髪のケアに使用するアイテムなので頭皮になじませる必要はありません。
- リンスを手のひらに広げ手ぐしで髪に薄くのばす(多くつけ過ぎるのはNG)
- 髪の毛先を中心に指で揉み込むようにリンスをなじませる
- すすぎの際はリンスが頭皮に溜まらないようシャワーを真上から流さず前屈みで頭を下げてしっかりすすぐ
リンスは髪の表面だけをケアするアイテムなので、髪全体にリンスをなじませたら時間をおかずに洗い流しましょう。
一方トリーメントは髪の内部もケアするアイテムです。美容成分がしっかり髪に浸透するよう髪につけてから数分おいておく必要があります。商品に時間が記載されているので目を通しましょう。
すすぎは特に念入りに
シャンプーの際に最も気を付けなければならない工程はすすぎです。シャンプーやリンス・トリーメントの洗い残しがあると毛穴が詰まってしまいフケの原因となります。
髪の生え際にシャンプーが残っていると吹き出物やニキビの原因となる可能性もあります。頭皮トラブルはサラサラヘアを妨げてしまいます。
髪についたシャンプーだけを洗い流すのではなく、頭皮や生え際にシャンプーを残さないようすすぎは入念に行いましょう。
シャンプーは夜に行う
シャンプーはできるだけ夜に行う方が髪のためになります。シャンプー後は頭皮が非常に敏感です。朝に髪をセットする場合は、スタイリング剤などが頭皮を刺激してしまいます。
また朝シャンプーをすると、その後の外出で頭皮が紫外線を浴びてしまいここでも刺激を受けてしまいます。
夜にシャンプーをすると寝ている間に頭皮の保護に必要な皮脂が出てくるので、頭皮と髪の健康を維持することができます。頭皮を洗ってから皮脂が出てくる時間は最低でも6時間かかります。
サラサラヘアを保つための髪の乾かし方
男性の多くは髪を洗ったまま自然乾燥で髪を乾かしているのではないでしょうか。髪を濡れたままにしておくと、髪の表面にあるキューティクルがダメージを受けてしまいます。
キューティクルは髪の潤いを保つ内部の水分やタンパク質を守り髪のツヤを維持する役割があります。髪が濡れている時はキューティクルが開いているので髪の毛がダメージを受けやすくなります。
また濡れた髪を放っておくと雑菌が繁殖しやすくなります。さらに頭皮を濡れたままにしておくと冷えを促し血行が悪くなるため、サラサラヘアに必要な健康な髪の成長を妨げてしまいます。
髪を優しくタオルドライする
シャンプーが終わったらドライヤーで乾かす前に髪に優しい拭き方でタオルドライしていきましょう。
濡れた髪はキューティクルが開いていて敏感なので、タオルでゴシゴシ拭くとキューティクルが剥がれてサラサラヘアには不要な切れ毛や枝毛を引き起こしてしまいます。
- タオルで頭を覆い手で優しく押さえながら髪全体の水分を取り除く
- 指の腹を使って頭皮の水分を取る
- タオルを取って髪から水が滴り落ちない程度までタオルドライする
ドライヤーで髪を乾かす
タオルドライが終わったらすぐにドライヤーを使って髪を乾かしていきます。髪は熱に弱いので高い温風を長く髪にあてていると髪に潤いがなくなりパサつきの原因となります。
同じところだけにドライヤーをあてて乾かすのではなく、前後と左右にドライヤーを揺らして髪をまんべんなく乾かしていきましょう。
早く乾かしたいからといってドライヤーを髪に近付けすぎることもよくありません。ドライヤーを髪から15cmほど離して乾かすことが大切です。
髪が全体的に乾いたら最後に冷風をあてることでキューティクルが閉じ、ツヤのあるサラサラヘアに仕上がります。
髪の毛をサラサラにするシャンプーの選び方
ヘアケアのメインはシャンプーです。そのため使用するシャンプーはとても重要なアイテムとなります。サラサラヘアに近づくためのシャンプーの選び方を紹介します。
洗浄力の高いシャンプーを選ばない
髪や頭皮の汚れをすっきりさせるために洗浄力の高いシャンプーを選んではいないでしょうか。
洗浄力が高いシャンプーは洗い上がりはさっぱりしますが、サラサラヘアに欠かせない油分を必要以上に落としてしまいます。
髪にある程度の油分がなければ潤いが失われサラサラヘアにはなれません。また洗浄力が高いと刺激も強いので、髪や頭皮に何らかのトラブルを引き起こしてしまう可能性が出てきます。
男性の頭皮は女性の頭皮より皮脂が多いので洗浄力の高いシャンプーが多く出回っていますが、サラサラヘアを目指すのであれば洗浄力の弱いシャンプーを選びましょう。
アミノ酸系シャンプー
髪の洗浄成分としてアミノ酸成分が配合されているシャンプーがアミノ酸シャンプーです。アミノ酸シャンプーは低刺激なので頭皮や髪に優しく洗浄力もマイルドです。
仕上がりもサラサラなので近年人気が高まっているタイプのシャンプーです。
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ノンシリコンシャンプー
ノンシリコンシャンプーは名前の通りシリコンが入っていないシャンプーです。シリコンが入ったシャンプーは髪の触り心地がよくなりますが、シリコンが髪を全体的に覆うのでベタッとなってしまう場合があります。
ノンシリコンシャンプーは慣れていないと髪がきしんでいるように感じられますが、仕上がりは軽くさらっとなる点が特徴的です。
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シャンプーが合わない場合はすぐに換える
シャンプーは自分の髪や頭皮に合ったものを使用することが大切です。シャンプーを使っていて髪や頭皮にトラブルが発生した場合は使用を中止した方がよいでしょう。
髪の毛がサラサラになってもフケが出たりベタつきが強いようであればシャンプーを換える必要があるといえます。
リンス・トリーメントは?
男性の場合、パーマやカラーリングで髪に負担がかかっていなければ基本的にリンスやトリートメントを行う必要がありません。
睡眠不足やストレス、食事の偏りが原因で一時的に髪のパサつきが気になるようであれば、リンス・トリートメントでのケアを加えればよいでしょう。
リンスやトリートメントが面倒だと感じる男性のために、シャンプーの中にリンスが入ったオールインワンタイプのものもあります。
アミノ酸シャンプーやノンシリコンタイプのシャンプーにもオールインワンタイプがあるのでチェックしてみるといいでしょう。
髪の毛をサラサラにする最適なグッズ
髪の毛をサラサラにするためには最適なグッズで正しいケアを行うことが大切です。
ヘアドライタオル
吸水力のないタオルで髪をゴシゴシ拭くと髪を傷めてしまいサラサラヘアになれない原因となります。髪を拭くタオルはタオルであれば何でもいいというわけではありません。
ヘアドライタオルは髪を拭くためのタオルで一般的なタオルより吸収力が優れています。ヘアタオルを使用すれば髪をゴシゴシ拭く必要がなくなります。
またしっかり水分を吸収することができドライヤーを使う時間が短くなるので、髪へのダメージを大幅に軽減することができます。
ヘアブラシ
サラサラヘアになるために必要なグッズの一つがヘアブラシです。ヘアブラシはシャンプー前のブラッシングでも使用する大事なアイテムです。髪に負担のかかりにくいブラシを選びましょう。
油分となじみやすい猪や豚の毛が使われたブラシは、静電気が起こりにくく切れ毛などのトラブルを抑えてくれます。
特に豚毛のブラシは柔らかくサラサラヘアになるためには欠かせない髪に優しいブラシといえます。
ドライヤー
ドライヤーは髪にできるだけダメージを与えずに乾かすことができるものを選ぶことが大切です。
近年では髪を乾かすだけではなく、ヘアケア機能が施されているドライヤーもあります。
髪のキューティクルをケアするマイナスイオンのドライヤーは髪のパサつきを抑え頭皮の乾燥を防いでくれます。また髪の内部にまで働きかけるナノイーイオンが出るドライヤーもあります。
また通常のドライヤーの温風よりも低めの温風設定が付いている低温トリートメント機能のドライヤーは髪をサラサラにする効果があります。
サラサラヘアに効果的な食材と食品
サラサラヘアを手に入れるためには正しいヘアケアだけでなくバランスの取れた食事が必要となります。
髪をサラサラにするための食材・食品
髪をサラサラにしてくれる食材や食品を覚えて毎日の食生活に取り入れてみましょう。髪によいからといって同じ食材ばかりをたくさん食べてしまうと栄養が偏ってしまいます。
他の食材もバランスよく取り入れた食生活を送ることを心がけましょう。以下の食材や食品は髪によいとされています。
- 卵 … 健康な髪を維持するためのタンパク質が豊富
- アボガド … 髪の老化予防や頭皮の血行をよくするために効果的
- チョコレート(カカオ70%以上) … タンパク質だけでなく髪に必要なミネラルやカルシウムが豊富
- サーモン … 髪の保湿を維持し柔軟性を与えるオメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸が含まれている
まとめ
男性の髪の毛をサラサラにする方法を徹底解説しました。サラサラヘアの男性は清潔感があり女性への好感度が高いだけでなく、仕事上でも好印象を与えることができます。
髪質だからと諦めている場合は、まず毎日のヘアケアを見直す必要があります。またサラサラヘアのベースとなる健康な髪を維持するためにはバランスの取れた食事や質のよい睡眠も大切です。
最適なグッズで正しいケアを継続すれば誰もが羨むサラサラヘアへと近づくことが可能になります。