気分を変えたい、髪が伸びきって野暮ったくなった。そうなると、髪型を変えようかと考え始めるでしょう。
今がまさにそうという人にオススメしたいのがツーブロックです。
ツーブロックはバリエーションが多く、色々な人に似合うという魅力があります。
しかしツーブロックとはどんな髪型なのか、きちんと理解しているでしょうか。
ツーブロックはどのような髪型かということから、ヘアワックス選びのポイントまで幅広く解説します。
ツーブロックとは
どういう髪型かのイメージはできても、定義までは知らない人は多いのではないでしょうか。単なる刈り上げと混同している人もいます。
まずはこのあたりのことをはっきりさせておきましょう。
長さの異なる箇所が2つあるヘアスタイル
ツーブロックはトップに髪を残してサイドのみやサイドと襟足の両方を短く、あるいは刈り上げたヘアスタイルです。
頭の右サイドか左サイドのみを短くするか、刈り上げた場合でもツーブロックです。
単なる刈り上げとの違い
単なる刈り上げの場合は、トップからサイドや襟足にかけ、徐々に髪の長さが短くなっているのが特徴です。
これに対してツーブロックは、トップとサイドや襟足の長さが急に変わって段差になっています。
ツーブロックがオススメな理由
ツーブロックは多くの男性がしている、支持率の高いヘアスタイルです。オススメできるワケとしては、主に以下の点をあげることができます。
自分に似合うデザインが見つかる
当然の話ですが、ヘアスタイルには頭の形や顔の印象によって似合う、似合わないがあるものです。
しかし、ツーブロックはデザインのバリエーションが豊富にあります。
そのため、一人ひとりの頭の形や顔の印象に合った髪型をつくることが可能です。
たとえば、日本人には絶壁の人がたくさんいます。中には頭の形が悪いために、なかなか自分に合う髪型がないと困っている人もいるでしょう。
その点、ツーブロックであれば絶壁の人にもハマるデザインが見つかります。
デザインによってガラリと印象を変えられる
先述のとおり、ツーブロックはデザインの幅が非常に広いです。
そのため、ラフな感じにもカチッとした感じにもできます。女性ウケする清潔感を出しやすいのも、この髪型の魅力なのです。
また、カットによってサイドや襟足とトップに長短をつけるだけではありません。
セットを工夫するかカラーやパーマを組み合わせれば、また違った雰囲気にすることもできます。
この点も、ツーブロックのデザインバリエーションが豊富な理由のひとつです。
ツーブロックのメリット
髪型をツーブロックにすることの魅力としては、頭髪や顔に関する悩みをうまくカバーできるという点があげられます。
詳しくは以下のとおりです。
髪のクセ対策
クセ毛で悩んでいる男性は多いでしょう。その中にはもみあげや襟足の髪の生えグセや、うねりが強く出るために困っている人もいます。
サイドや襟足を刈り上げるツーブロックにすることによって、このお悩みから解放されるのです。
小顔効果
頭が小さく見えるということは、顔全体が小さく見えることにつながります。
ツーブロックにすれば頭をすっきりと見せ、サイドのおさまりを良くすることができるのです。顔まわりや襟足がすっきりする効果もあります。
小顔に見せるのにも、ツーブロックは効果的なのです。
ツーブロックのデメリット
髪型をツーブロックに変えてみて後悔しないためには、良い面だけでなく悪い面も知るべきです。
そこに目を向けたうえで、どうするか決めた方がいいでしょう。ここでは、具体的なデメリットを見ていきます。
短い部分の髪が伸びるまでヘアスタイルを変更しにくい
ツーブロックはすでに述べたように、サイドや襟足を短くカットまたは刈り上げてしまうヘアスタイルです。
そのためボウズやベリーショート以外の、サイドや襟足に長さを持たせる髪型へ変更するには相当な期間が必要になります。
短い部分の管理が大変
ツーブロックは短くしたり刈り上げたりした部分が中途半端に伸びがちです。それが気になる人は、お手入れにわずらわしい思いをしてしまいます。
伸びる度にカットしにサロンへ行くと、通う時間や手間だけでなくお金もかかるでしょう。
セルフカットや、バリカンでお手入れするのも大変です。ハサミやバリカンは購入費用のほか、慣れるまで失敗する恐れがあります。
どうしてもセルフカットで管理したいという人は、上の動画を参考にすると良いでしょう。
刈り上げるのはどこまでがベストか
どういう印象を人に与えたいのかなど、色々なイメージや希望があるのではないでしょうか。
自分が髪型に何を望むのかによって、どこまで刈り上げるのが一番良いのかは変わってきます。
サイドのみ刈り上げるのが良いケース
あまり奇抜な印象の髪型にしたくない人には、サイドだけ刈り上げるツーブロックが良いでしょう。
耳の上を広範囲に刈り上げない形であれば、よりナチュラルな印象に仕上がります。
セルフで短い部分の手入れをしたい人にも、サイドのみ刈り上げるツーブロックがおすすめです。
後ろまで刈り上げる場合に比べれば、ハサミやバリカンを使った長さの調節がしやすくなります。
後ろまで刈り上げるのが良いケース
すっきりした印象や男らしい印象を与えたいなら、後ろまで刈り上げるツーブロックがおすすめです。
襟足が暑苦しくて鬱陶しい人にも良いでしょう。
短い範囲がより広くなる分、スタイリングが楽になるという特徴もあります。セットをするのが面倒な人にもぴったりな髪型です。
ツーブロックに合う髪型
ツーブロック自体も一つの髪型の種類ですが、他の種類の髪型と合わせることができます。
ツーブロックは他の髪型と相性が良いヘアスタイルともいえるのです。それは、以下の内容をチェックしてみればわかるはず。
さっそく、見ていきましょう。
隠れツーブロック
ナチュラルなスタイルにしたい人に良いのが、この隠れツーブロックです。内側の髪に外側の髪をかぶせる髪型のため、こう呼ばれています。
ナチュラルでありながら、耳まわりがすっきりとした印象に仕上がるのがおすすめポイントです。
七三分け
ビジネスパーソンと好相性なのが、七三分けにできる形のツーブロックです。
清潔感があり、誠実なイメージを与えやすい点をあげることができます。また、スーツスタイルにマッチしやすいのも理由のひとつです。
オールバック
髪全体を後ろへと持っていき、額が出るヘアスタイルがオールバック。七三分けと同様に、ビジネスシーンとの相性は抜群です。
プライベートで、きれいめやワイルドなファッションともよく合うヘアスタイルでもあります。
モヒカン
ニワトリのトサカのように見えるのがモヒカン刈りです。
髪の長さが極端に短い部分の範囲が、ほかのスタイルに比べて圧倒的に広くなります。
ロックやパンクテイストのファッションや、バイカースタイルとの相性が良い髪型といえるでしょう。
アップバング
アップバングというのは、前髪を立ち上げた髪型のことをいいます。額を出すためにすっきりとした爽やかな印象を与えやすいヘアスタイルです。
また、男らしさを演出したい人とも相性が良い髪形といえるでしょう。
アシメ
アシメはアシンメトリーの略で、左右非対称を意味する言葉です。髪型としては、長さやスタイルが左右で異なります。
ツーブロックにするにあたって、個性的な雰囲気を演出したい人に合っているといえるでしょう。
マッシュ
丸みのあるシルエットに仕上がるのがマッシュスタイルです。ツーブロックとの組み合わせでメリハリをつけることができます。
マッシュスタイルはやわらかい雰囲気を演出したい人や、ジェンダーレスな感じを狙いたい人に良いでしょう。
ウルフ
トップは短く、襟足を長く残してレイヤーを入れたヘアスタイルがウルフカットです。
軽やかさが欲しい人や束感のあるスタイリングをしたい人、ワイルドさがほしい人などに向いています。
ツーブロックに合うワックス
自分がしたいツーブロックのデザインを完成させるのがスタイリング剤です。
中でも特に、ワックスを使用する人もいるでしょう。ワックスは色々な商品がありますが、商品の選び方のヒントをお伝えします。
ホールド力やキープ力
髪のボリュームを抑えたり、しっかりと髪を固めたりしたいという人は、ホールド力に優れているタイプのヘアワックスが合っているでしょう。
セットしたヘアスタイルを長時間持続させたい人には、キープ力の高い商品がおすすめです。
ツヤ感
購入するワックスを選ぶときにチェックしたい要素のひとつが、ツヤ感の有無やその程度です。
一口にワックスといってもウェット系とマット系があります。
ツヤがあるほうが良い人は前者を、ないほうが良い人は後者を買い求めると良いでしょう。
触ったときの質感
ヘアワックスの選び方として、伸びの良さには注目したいところです。よく伸びるものは髪になじみやすく、使いやすいでしょう。
またセットし直すときなど、髪を触る度に手を洗う必要があります。
それが嫌な人や苦手な人は、べたつき感のない軽い質感のワックスが良いでしょう。
香り
ヘアワックス、ジェルやムースといった具合に多くのスタイリング剤には香料が配合されています。
香りがあるワックスが嫌な人は、無香料であるかどうかを確認しましょう。
携帯性
仕事やプライベートで長時間出かけていると、途中でセットが崩れてくることがあります。
朝のセットの時点でキープ力のある商品を使う手もありますが、コンパクトタイプのワックスを使えば外出先で手直ししやすいでしょう。
さらに携帯しやすいワックスであれば、泊りがけで髪を洗ったあとのセットもバッチリです。
まとめ
ツーブロックについて解説しました。髪型を変えにくい点や、中途半端に髪が伸びてきたときは手入れが大変なこともあるでしょう。
しかしデザインバリエーションが多く、髪のクセや頭・顔の大きさのお悩みもカバーできます。
挑戦するハードルが低い上に、魅力的にみせられるヘアスタイルです。
ヘアワックスは価格だけでなく、機能性や利便性に注目して選びましょう。
質の良いスタイリング剤を使うことで、ヘアスタイルもバッチリ決まります。