髪型は見た目の印象を大きく左右するもの。
髪型を変えるだけで今よりも男らしい印象を手に入れられるなら、試してみる価値ありだと思いませんか。
中でもオールバックは、男らしさを演出してくれる定番のヘアスタイルとして人気です。
オールバックにも様々な種類がありますので、ぜひ、自分に似合うスタイルを見つけてみてください。
男らしさを引き出す髪型“オールバック”とは?
整髪料を使って髪の毛をまとめるヘアスタイル
オールバックは、ムースやジェルといった整髪料を使い、髪の毛をまとめたり固めたりしてセットするヘアスタイルです。
基本的に、前髪は作らずに、後ろに流すようにして毛流れを作ります。
整髪料の量を調節したり整髪料を用いないでセットしたりすることで、決まりすぎないナチュラルな雰囲気に仕上げることもできますよ。
どんなTPOにも適応可能
オールバックは、髪の毛をまとめて仕上げるスタイルなので、きちんとした印象を与えやすいです。
そのため、結婚式などの正式な場に出席する際のヘアスタイルとしても適しています。
スーツとの相性もよいので、デキるサラリーマンの髪型としてもばっちりです。
逆に、カジュアルなファッションに、敢えてオールバックを合わせるのも◎。
仕事からプライベートまで、汎用性の高いオールラウンドな髪型だといえるでしょう。
オールバックが似合う有名人
オールバックのイメージが強い有名人もたくさんいますね。
例えば、伊勢谷友介さんやディーンフジオカさん、井浦新さんや本木雅弘さん、山田孝之さんといった正統派の人気俳優陣です。
さらに、レオナルド・ディカプリオやジョニー・デップ、ブラット・ピットなど、ハリウッド俳優たちの定番ヘアスタイルとしても人気があります。
オールバックにも種類がある
オールバックの種類
オールバックと一口にいっても、実はいくつか種類があります。
それらの種類を知らないことには、自分に似合うオールバックを見極めることはできません。
七三分けスタイル
7:3の割合で髪の毛を分けて毛流れを作ってまとめるスタイルのオールバックです。
バランスがとりやすく、自然な仕上がりを作りやすいスタイルでもあります。
ツーブロック×オールバック
耳の少し上くらいまでの髪は伸ばしておき、そこから下の髪の毛は刈り上げて2つのブロックに分ける“ツーブロック”。
これとオールバックを融合したヘアスタイルです。
オールバックは、サイドの髪をまとめて後ろに回すのが難しさのひとつですがツーブロックにしてサイドを刈り上げることで簡単にキマります。
ソフトオールバック
髪の毛が比較的長くても大丈夫なオールバックです。
髪の毛の長さを生かしながらスタイリングするため、柔らかでソフトな印象に仕上がりやすいですね。
整髪料を用いずに髪を下ろすことで、他の髪型も同時に楽しむことができるメリットもあります。
パーマ
頭頂部の長さのある髪にパーマをかけて、かつオールバックに仕上げるヘアスタイルです。
パーマをかけるので維持するのには多少手間が必要ですが、男らしさのあるオールバックとパーマを組み合わせるとかっこよくキマります。
かなりお洒落な印象を与えることができますよ。
これらの髪型の掛け合わせもOK
七三×ツーブロック、パーマ×ツーブロック、パーマ×ソフトオールバックなど、様々な要素を掛け合わせた髪型にすることもできます。
特に刈り上げタイプは、サイドからバックをグラデーションにして刈り上げる・バックだけ重点的に刈り上げるなどのバリエーションが楽しめるでしょう。
オールバックが似合う顔立ちを解説!
オールバックが似合うのはおでこが広い人
オールバックは、おでこを露出させるのが基本のヘアスタイルですので、おでこが広く綺麗なおでこを持った人によく似合います。
また、男らしさを象徴する髪型でもあるので、丸顔の人よりは男らしく骨格のしっかりした面長の人の方がしっくりくるでしょう。
オールバックが似合う顔の条件でない人も
しかし、オールバックが似合う条件を持ち合わせていない人も自分に似合うオールバックを見つけることができます。
例えばおでこが狭い人は、七三分けのオールバックにすることをおすすめします。
前髪を直接後ろではなく横に流すことで、おでこの狭さを違和感なく隠すことができます。
オールバックに適した髪質とは?
柔らかく直毛過ぎない
結論からいうと、整髪料の使い方さえ研究すればどんな髪質の人でもオールバックを作ることができます。
しかし、1番扱いやすくオールバックにしやすいのは、柔らかく直毛過ぎない髪質です。
剛毛や天パは難しい
オールバックは、毛の生える自然な流れに逆らって、後ろに流す毛流れを作るヘアスタイルです。
そのため、剛毛の人や直毛の人、天然パーマがきつい人にとっては苦労する髪型だといえるでしょう。
しかしそれらの悩みも、セット方法や整髪料を工夫することで解決することができます。
オールバックのセット方法
まずは毛流れを作る
オールバックは自然な毛流れに逆らった癖をつけるヘアスタイルなので、思うようにセットできなかったりといった悩みがつきまとう髪型でもあります。
そこで大事になってくるのが、最初の癖付けです。
はじめから整髪料をつけても、ただ髪の毛が水っぽくなるだけでオールバックにすることはできません。
- オールバックとなるベースの毛流れをまず作る
- それを固めてキープする意味で整髪料を用いる
というのが正しい順序になります。
ドライヤーを用いた癖付け
癖付けは、ドライヤーを用いて行うのが効果的で簡単です。
前の方の髪の毛は後ろに流すようにしてドライヤーをかけ、サイドの髪の毛はボリュームダウンを意識して後ろに向かって撫でつけます。
逆に、頭頂部はボリュームダウンしないようにしましょう。
頭頂部の髪も敢えて完全に撫でつけてしまうスタイルもありますが、それをするとやりすぎ感や昭和のサラリーマン感が出てしまいます。
頭頂部の髪に関しては、ボリューム感を出すように意識するのが、現代っぽく仕上げるコツです。
ヘアアイロンを用いるのもOK
剛毛や直毛で、髪の毛がなかなかいうことを聞いてくれないという人には、ヘアアイロンを用いることもおすすめします。
ヘアアイロンはカール用ではなくストレート用のものを使ってください。
温度は150度から210度くらいの熱さに設定。
高温になると髪の毛を痛めやすくなってしまいますが、とくに剛毛の人は、高温にすればするほど癖がつけやすくなります。
髪の毛の根元からかけるように心がけ、つけたい毛の流れの方向に向かって、髪の毛を誘導するように使用しましょう。
また、アイロンをかける前に少し髪の毛に水分を含ませておくと、癖がよりつきやすくなります。
整髪料でヘアスタイルをしっかりキープ
好みのオールバックのスタイルができたら、いよいよ、仕上げに整髪料を用います。
整髪料の量は、なりたいオールバックのカチっと感や強さも考えて調節しますが、大体500円玉くらいが普通です。
取り出した整髪料を両手のひらにまんべんなく伸ばして、髪の毛全体になじませていきます。
このとき、ボリューム感を残したい頭頂部の根元付近につけすぎるとへたりやすくなってしまうので、そこにはつけすぎないようにしましょう。
ドライヤーやヘアアイロンで作った毛の流れを追うように、指と指の間で髪の毛をすくように髪をかきあげながら整髪料を広げていきます。
すると自然な毛の流れを演出することができますよ。
おすすめの整髪料を紹介!
オールバックをつくる整髪料
オールバックをつくる整髪料にも、色々な種類があります。
1番身近で手に入りやすいのはヘアワックスですが、そのほかにムース、ジェル、グリース、ポマードなどですね。
それぞれの特徴を知って、自分の好みや気分に適したスタイリング剤を使い分けてください。
カジュアルに仕上げたい時はヘアワックス
ヘアワックスは、使う量を調節することでかなり自由に仕上がりをアレンジできるので、とりあえず1個は持っておきたいアイテムです。
おすすめは、ARIMINOのフリーズキープワックス。
強いセット力と立体的な束感を作ってくれるのが特徴で、セット力が求められるオールバックには適しているといえます。
また、100%天然由来成分から生み出されたザ・プロダクトのヘアワックスもおすすめです。
ユニセックスに使用できるアイテムで、万人受けする柑橘系の香りも使いやすいポイント。
ヘアに限らず、ハンドクリームとして使用することもできる万能アイテムです。
ツヤ感を出すときはグリース
ツヤ感を出したい時は、断然グリースがおすすめ。
阪本高生堂のクールグリースは、適度な光沢のツヤを髪に与えながら、長時間セットをキープしてくれます。
水溶性なので、髪を洗った時に簡単に落とせ髪にやさしいのもポイントです。
ハードなセット力が魅力のムース
泡状で出てくるため、スタイリング剤自体が柔らかく髪に馴染ませやすいのがムース。
ウーノのスーパーハードムースは、ハードなセット力とキープ力が特徴です。
とりわけ湿気に強いため、梅雨の時期や夏場の髪型が崩れやすい季節に使うのがおすすめですよ。
ツヤ感とセット力を兼ね備えたジェル
ジェル状のスタイリング剤は、ツヤとキープ力の両方が欲しい人におすすめの整髪料です。
マンダムのロングキープジェルは、濡れたようなウェット感が長時間続くのに、べたつかないところが魅力。
ジェル状なのでお気に入りのワックスと手のひらで混ぜたりして使ったりすることもできます。
オールバックを目指すために、美容院でのヘアカットはどうする?
オールバックができる髪の長さは?
オールバックはスタイリング剤でつくる髪型ですが、どんな髪型の人でもできるわけではありません。
極端に長い髪の毛の人や、坊主の人は、まずはオールバックができる範囲の髪の長さを目指して、髪型をかえていく必要があります。
美容院でオールバックにしたいと伝える
1番確実なのは、美容院に行ったときに、自分でオールバックができるような髪型にしたいと伝えることです。
さらに、ツーブロックでのオールバックなのか、ソフトなオールバックなのかなど、細かい好みや理想も伝えられれば完璧です。
髪の毛が短ければ、できるだけ短期間でオールバックができるようなヘアスタイルを目指して美容師さんがヘアカットで調整してくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
オールバックはメンズのヘアスタイルの定番ですが、実は様々な種類があり、セットの方法にも色々なものがあります。
自分に似合う種類を探して、まずはどのようなオールバックを目指すか研究してみてください。
セットにさえ慣れてしまえば汎用性が高く、自分に自信が持てる髪型だと思うようになるはずですよ。