結論からいうと、オールバックは顔型や髪質に合わせてセット方法を変えれば、多くの男性が取り入れやすい髪型です。
直毛や剛毛で前髪が後ろに流れない場合でも、整髪料だけで固めるのではなく、ドライヤーで根元から毛流れを作ることでセットしやすくなります。
また、「オールバックが似合わない」と感じる場合も、すべての髪を真後ろへ流す必要はありません。七三分けやツーブロック、ソフトオールバックにすることで、顔型やおでこの見え方に合わせて調整できます。
オールバックに必要な髪の長さは一律ではありませんが、前髪を後ろへ流せる長さがひとつの目安です。
この記事では、オールバックが似合いやすいスタイルや髪質別のセット方法、必要な髪の長さ、ワックス・ジェル・グリースの選び方まで解説します。
メンズのオールバックとは?
前髪を後ろへ流して仕上げるヘアスタイル

オールバックとは、前髪を上げて後ろ方向へ流し、額を見せるヘアスタイルです。
ジェルやグリース、ワックスなどのスタイリング剤を使用して毛流れをキープするスタイルが一般的ですが、仕上げ方によって印象は大きく変わります。
髪をタイトにまとめればフォーマルな雰囲気になり、トップにボリュームを残したり七三に分けたりすれば、ほどよくカジュアルな印象にもできます。
ビジネスからプライベートまで取り入れやすい

オールバックは顔まわりに髪がかかりにくく、すっきりとした印象に仕上げやすいのが特徴です。
スーツにも合わせやすいため、ビジネスシーンや結婚式などで取り入れることもできます。
一方、ツーブロックやパーマと組み合わせたり、スタイリング剤のツヤを抑えたりすれば、普段着にも合わせやすいスタイルになります。
メンズのオールバックにはどんな種類がある?
オールバックといっても、すべての髪を真後ろへ撫でつける必要はありません。
七三分け・ツーブロック・パーマなどを組み合わせることで、顔型や髪質に合わせて調整できます。
七三分け×オールバック

髪を7:3程度に分けてから後ろへ流すスタイルです。
すべての髪を真後ろへ流すよりも毛流れを作りやすく、オールバック初心者でも取り入れやすいスタイルです。
分け目を変えるだけでも印象が変わるので、自分の顔型や生えグセに合わせてバランスを調整してみましょう。
ツーブロック×オールバック

サイドを短くしたツーブロックとオールバックを組み合わせるスタイルです。
オールバックではサイドの髪が膨らむとシルエットが大きく見えやすいため、サイドを短くしてボリュームを抑えることでメリハリを作りやすくなります。
朝のスタイリングを簡単にしたい人にも取り入れやすい組み合わせです。
ソフトオールバック

髪を強く撫でつけず、トップや前髪にある程度のボリュームを残して後ろへ流すスタイルです。
かっちりしすぎない自然なオールバックにしたい人に向いています。
髪を下ろせる程度の長さを残しておけば、日によってセンターパートなど別のヘアスタイルを楽しむこともできます。
パーマ×オールバック

パーマをかけた髪を後ろへ流すオールバックもあります。
直線的なオールバックとは異なり、カールやウェーブを活かして立体感を出しやすいのが特徴です。
直毛で後ろへの毛流れを作りにくい場合も、美容師に相談したうえでパーマを活用する方法があります。
オールバックが似合う人は?顔型別のポイント
オールバックは額や顔の輪郭が見えやすいため、顔型によって印象が変わります。
ただし、「この顔型でなければ似合わない」という髪型ではありません。分け目やトップのボリューム、サイドの長さなどを調整することがポイントです。
丸顔はトップに高さを出す

丸顔の場合は、トップを完全に寝かせるよりも少し高さを出して縦方向のシルエットを作るとバランスを調整しやすくなります。
サイドをツーブロックなどでコンパクトに仕上げる方法もあります。
面長はトップのボリュームを出しすぎない
面長の場合は、トップを高くしすぎると縦長の印象が強くなることがあります。
トップの高さを控えめにし、七三分けやソフトオールバックなど横方向にも毛流れを作るスタイルを試してみましょう。
おでこの広さが気になる場合は七三分けもおすすめ

額をすべて出すことに抵抗がある場合は、真後ろではなく斜め後ろへ流す七三分けがおすすめです。
分け目や毛流れを変えるだけでも額の見え方を調整できます。
オールバックができない?髪質別のセットのコツ
オールバックのセットしやすさは髪質や生えグセによって異なります。
重要なのは、整髪料だけで無理に後ろへ固めるのではなく、ドライヤーで先に毛流れを作っておくことです。
直毛で前髪が戻ってしまう場合

直毛の場合は、髪が元の位置へ戻ろうとして前髪が落ちてくることがあります。
髪を適度に濡らしてから、前髪の根元を起こすようにドライヤーを当て、そのまま後ろ方向へ乾かして毛流れを作りましょう。
乾いたあとにワックスやジェルなどで固定するとセットしやすくなります。
剛毛で後ろに流れにくい場合

髪が太く硬い場合も、最初から整髪料だけで後ろへ押さえようとすると戻りやすくなります。
ドライヤーでしっかり毛流れを作ったうえで、セット力のあるジェルやグリース、ハードワックスなどを使うと固定しやすくなります。
くせ毛・天然パーマの場合
くせ毛の場合は、無理に完全なストレートにする必要はありません。
ウェーブやカールを残しながら後ろへ流すことで、パーマスタイルのような立体感を活かしたオールバックにできます。
クセを抑えたい場合は、ドライヤーやヘアアイロンを使って毛流れを調整する方法もあります。
軟毛でボリュームが出にくい場合
髪が細く柔らかい人は、スタイリング剤をつけすぎると重さでトップが潰れやすくなります。
ドライヤーで根元を立ち上げてから、少量のスタイリング剤を毛先中心になじませるのがポイントです。
メンズのオールバックのセット方法
STEP1:髪を濡らして毛流れをリセットする
寝グセや前日の毛流れが残っている場合は、髪を適度に濡らしてリセットします。
前髪だけでなく根元まで濡らしておくと、新しい毛流れを作りやすくなります。
STEP2:ドライヤーで後ろへの毛流れを作る

オールバックでは、スタイリング剤をつける前のドライヤーが重要です。
前髪は根元を立ち上げながら後ろへ流し、サイドは膨らみすぎないよう後ろ方向へ乾かします。
トップは完全に寝かせず、必要に応じて適度なボリュームを残すと立体的に仕上げやすくなります。
STEP3:必要に応じてヘアアイロンで調整する
直毛や強い生えグセなどで毛流れを作りにくい場合は、ヘアアイロンを補助的に使う方法があります。
ただし、ヘアアイロンは乾いた髪に使用し、必要以上の高温を避けることが大切です。
同じ部分へ長時間熱を当て続けず、髪の状態を確認しながら毛流れを整えましょう。
STEP4:整髪料をなじませて形を整える

毛流れを作ったら、ワックスやジェル、グリースなどを使用します。
使用量は髪の長さや毛量、製品によって異なるため、最初から大量につけず、少量ずつ足していくのがポイントです。
手のひらと指の間まで薄く伸ばし、後ろへかき上げるように髪全体へなじませます。
トップにボリュームを残したい場合は、根元へスタイリング剤をつけすぎないよう注意しましょう。
オールバックにおすすめの整髪料と選び方

オールバックに使えるスタイリング剤には、ワックス・グリース・ジェル・ムース・ポマードなどがあります。
「どれが一番よい」というものではなく、求めるツヤやセット力によって選びましょう。
自然に仕上げたいならヘアワックス
ワックスは使用量によって質感を調整しやすく、自然なオールバックを作りたい人に向いています。
アリミノの「ピース フリーズキープワックス」は強いセット力があり、立体的な束感を作りやすいスタイリング剤です。
トップのボリュームを残したオールバックや、ツーブロックと組み合わせたスタイルにも使いやすいでしょう。
ツヤ感を出したいならグリース
グリースはツヤのあるオールバックを作りたい場合に使いやすいスタイリング剤です。
髪をタイトにまとめるクラシックなオールバックや七三分けとも相性があります。
しっかり固定したいならジェル
ジェルは髪を固めるセット力が高く、崩れにくいオールバックを作りたいときに向いています。
マンダムの「ロングキープジェル スーパーハード」は、メーカー公式でも耐湿性と強いセット力を特徴とするスタイリング剤として紹介されています。
ビジネスシーンなど、長時間スタイルを維持したいときにも選択肢になります。
髪全体になじませやすいムース
泡状のムースは髪全体へ広げやすく、毛量が多い場合やパーマを活かしたオールバックにも使いやすいタイプです。
仕上がりやセット力は製品によって異なるため、作りたいスタイルに合わせて選びましょう。
オールバックにするにはどれくらいの髪の長さが必要?
オールバックに必要な長さは髪質や生えグセによって異なります。
重要なのは、前髪を後ろ方向へ流せるだけの長さがあることです。
前髪が短すぎると後ろへ流しても戻りやすいため、スタイリングが難しくなります。
反対に長い場合は、ソフトオールバックやパーマを組み合わせるなど、長さを活かしたスタイルも可能です。
美容院では理想のオールバックの写真を見せる

美容院では単に「オールバックにしてください」と伝えるより、理想に近いヘアスタイルの写真を見せる方がイメージを共有しやすくなります。
ツーブロックにするのか、七三に分けるのか、トップにどれくらいボリュームを残すのかによって仕上がりは大きく変わります。
また、自分でセットしやすい髪型にしたいことも伝えておくとよいでしょう。
メンズのオールバックのセット方法まとめ

オールバックは、前髪を後ろへ流すだけのシンプルな髪型に見えますが、分け目・サイドの長さ・トップのボリューム・スタイリング剤によって印象を大きく変えられます。
セットがうまくいかない場合は、スタイリング剤を増やす前にドライヤーの使い方を見直してみましょう。
髪質に合わせて毛流れを作ったうえで、自然に仕上げるならワックス、ツヤを出すならグリース、しっかり固定するならジェルなど、目的に合ったスタイリング剤を選ぶこともポイントです。
まずは自分の顔型や髪質に合わせて、七三分けやツーブロックなど取り入れやすいオールバックから試してみてください。