いつでもオシャレでありたいメンズが常に気を配っているのが、ファッションとヘアスタイルではないでしょうか。
特にファッションはワードローブを揃えた分だけコーディネートの幅が広がり、常に新鮮な印象を与えることができます。
またファッションは個性を表現するツールとしても大活躍。個性的なメンズは誰の目から見ても魅力的です。
しかし、いつも同じような服ばかり買ってしまったり、冒険した服は一回しか着用せずクローゼットで眠っていませんか?
コーディネートのマンネリ化に悩んでいませんか?
実はファッションのバリエーションを増やすことで様々なメリットがあります。
今回は好印象を与えるメンズファッションのポイントやコーディネートのコツ、限られたワードローブを新鮮に見せる方法をご紹介します。
ファッションのバリエーションを増やすメリットとは
ファッションのバリエーションが増えると、いつでも新鮮なルックスで過ごせる効果があります。
実はその他にも、バリエーション豊富なファッションを身につけることで様々なメリットがあるのです。
自分に似合う服装が見えてくる
いつもは選ばない色のシャツを買ってみたら、やっぱり似合わなかった!というのは一つの経験です。
逆に、着たことがない色のシャツを着てみたら女性に褒められた!ということも起こりえます。
自分には似合わないという思い込みを捨てることで印象アップのチャンスが巡ってくるのです。
自分の印象を変えることができる
視覚に訴えるファッションは、人に与える印象を大きく変えることができます。どう変えるかは、あなた次第です。
例えば爽やかなイメージにしたい場合、あるいは男らしく見せたい場合、穏やかに見せたい場合。ファッションを変えるだけで印象が変わります。
それぞれのイメージに合わせたファッションのバリエーションを持っておくと、相手に与える印象を意のままに操ることができるのです。
女性が喜ぶ!
女性は同性の友人と出かけるときもデートのときも、とにかく入念にメイクをしますしファッションも手を抜きません。
「その服、この間も着ていたよね?」と言われないように服を新調したり、あるいはコーディネートを駆使してそう思わせない工夫をします。
女性にとってこうした行動は、相手に対する最大の敬意です。
そのため、出かける相手が同じように身なりに気を遣ってくれると嬉しいですし、好感度はうなぎのぼり。
しかし、男性でこうした気遣いができる方は残念ながらまだ少ないのが現状です。
もしコーディネートのバリエーションを多く持っていれば、服を何度も買い足すことなくいつでも新鮮なルックスでいられます。
また、女性は「自分のためにオシャレをしてくれている」と喜ぶことでしょう。
節約になる
コーディネートのバリエーションを増やす、というと服を増やすことのように思いがちですがそうではありません。
例えば一枚のTシャツを例に取りましょう。これにジーンズを合わせても、チノパンを合わせても印象は変わらないかもしれません。
しかしTシャツの上にシャツを羽織ってみるとどうでしょうか。かなりイメージが変わります。
新たな服を買い足すことなく新しい服のように着こなす。着こなしのパターンを沢山持っておく。
こうすることで無駄な出費を抑えながらいつでも新鮮なコーディネートに身を包むことができるのです。
女性にモテるファッションの特徴
どんなにルックスが良くても、どんなにハイブランドの服を着ていても、着こなし方が悪ければ女性に敬遠されてしまいます。
実は女性から見て「素敵」だと感じるファッションには2つの特徴があるのです。これらを意識してコーディネートを整えていきましょう。
清潔感がある
ワードローブそのものが清潔に保たれているのはもちろん、ボタンやプレスなど細かい部分までしっかりケアすることで清潔感が保たれます。
また、ダメージ加工が施された服などは清潔感が失われがちですが、コーディネート次第でハツラツとした印象に変えることができます。
例えばダメージ加工を全身に取り入れるのではなく、アクセントとしてコーディネートに取り入れる。
こうすることで、遊び心と清潔感が同居したコーディネートが生まれます。
シンプルな服装
シンプルと地味は違います。例えば目立つ柄のシャツには無地で控えめカラーのパンツをコーディネートすればごちゃつきません。
柄+無地という組み合わせはシンプルコーディネートの鉄則です。
またモノトーンの地味なコーディネートには差し色をプラスすることでグッとオシャレ感がアップします。
これもシンプルかつオシャレなコーディネートです。
普通なのに手抜きがない服装こそが、女性にモテるファッションだといえます。
コーディネートのバリエーションを広げる手順
バリエーションを考えるにあたり、まずはトップスとボトムスの2つのアイテムを選んでベースを作ります。
トップスとしてはシャツやTシャツ、ボトムスとしてはジーンズやカーゴパンツなどのパンツ類です。
2アイテムからなるベースコーディネートをTPO別に複数揃えておけば、コーディネートがラクになります。
ベースはシンプルに
派手な柄や強い色のアイテムを避けておくと、コーディネートを増やしやすくなります。
また、サイズ感も重要です。
タイト過ぎてもオーバーサイズでもバランスが取りにくくなりますので、腕や股下、肩幅などに合ったサイズの服を選んでおきましょう。
ベースに別アイテムをプラスしていく
Tシャツの上にストライプのジレ(ベスト)を重ねる、きれいな色のカーディガンを羽織る、アウターでコーディネートを増やす。
アイテムをプラスするのが最も簡単な方法です。
ファッション=服とは限りません。ファッション小物もコーディネートを決める重要なファクターです。
シンプルで少し地味に見えるコーディネートに鮮やかな色のサコッシュを取り入れると、一気にオシャレになります。
サコッシュと真逆の色の靴を合わせるのも面白いですね。
ベースがシンプルだからこそアイテムがプラスしやすく、コーディネートが増やしやすくなるのです。
ベースアイテムの選び方:トップス
トップスでベースとなるのがシャツやTシャツです。
シャツはビジネス着として使われていますし、Tシャツは部屋着として着用している方が多いでしょう。
こうしたトップスをベースにする場合、どのように選べば良いのでしょうか。
シャツはサイズと着こなし方に注目
シャツは首周りや袖周り、胴回りまで比較的タイトに作られているため、体型に自信がある方にはピッタリのアイテムです。
その分、サイズ選びが重要になります。体型に自信がない方はお腹周りのサイズに合うように選んでみてください。
また腕が長い方は袖丈に注意!中途半端に短いとオシャレ感が遠のいてしまいます。肩幅も同様です。
肩の縫い目が肩に合うようなシャツを選ぶとスッキリとしたシルエットで着こなせますので、重ね着をしない季節でもオシャレに決まります。
シャツをベースアイテムにする場合、裾をボトムスに入れるかどうかを決めておきましょう。
ビジネスシャツは身丈が長くできていますが、カジュアルシャツは長くありません。
前者はボトムスに入れて着こなし、後者は出して着こなすことが前提なのです。
ですから、どのように着こなしたいかによって選ぶシャツの形状が異なりますので注意しましょう。
Tシャツはラフだからこそ品質重視
部屋着から外出用まで様々な場面で役立つアイテムがTシャツです。
ある程度の伸縮性がありますしサイズ展開も豊富ですから、体型が気になる方でも取り入れやすいですね。
ラフな印象を与えるTシャツですが、一つ間違えるとだらしがない印象に変わってしまうことも。
Tシャツは首周りが伸びてしまったり、型崩れしやすいアイテムなのです。
お気に入りのTシャツであっても、繰り返し着ていると徐々に首元がよれていきますので注意が必要です。
Tシャツを選ぶ際は多少価格が高くても首周りがしっかりしているもの、縫製がしっかりしているものを選んでおきましょう。
洗濯する際はネットに入れると更に安心です。
ベースアイテムの選び方:ボトムス
メンズのボトムスといえばパンツです。
ビジネスシーンではスラックスが主流ですが、カジュアルシーンではデニムパンツ(ジーパン)や綿のチノパン、ストレッチパンツなどが好まれます。
これらはどのような点に注意して選んだら良いのでしょうか。
スタイルアップ効果ならストレッチパンツ
伸縮性がある素材で作られているストレッチパンツは脚を細く、長く見せる効果があります。
細く見せるものの締め付けはなく、アウトドアシーンでも動きやすいのが特徴です。
脚の太さや長さに自信がない方は、スキニーやストレートではなくフレアタイプを選ぶと良いでしょう。
トップスを少しタイト気味にすることでスタイルアップ効果が見込めます。
色柄の展開が多く、ジーパンよりも落ち着いた印象があるため、コーディネートの強い味方になってくれます。
気負いのないオシャレが実現するジーパン
コーディネート次第でキレイめにもカジュアルにも着こなせるのがジーパンです。基本的には無地ですので、合わせるアイテムを選びません。
ハイブランドのジャケットやシューズに遊びをもたせる「外し」としても使用されています。
ジーパンは耐久性があり長く使用できるアイテムではありますが、ただ古くなっただけのジーパンと年月を経たジーパンは見た目が異なります。
もちろん前者はオシャレとはいえません。いくらトップスに気合いを入れても、コーディネートとしては残念な結果に。
長く穿いてエイジングを楽しみながらオシャレができるのは、EDWINやLEVI’Sなどのデニムメーカーが作っているジーパンです。
ファストファッションのジーパンとは色落ちの仕方やダメージ具合が異なります。
ラフなのに手抜き感がないジーンズコーディネートを望むならぜひ取り入れてみてください。
シチュエーション別おすすめコーディネート
ベースアイテムが決まったら、コーディネートを考えましょう。
オシャレなメンズはTPOをわきまえたファッションが大前提です。
相手にも、その場にいる人たちにも良い印象を与えるような服装にしておけば、失敗がありません。
レストランで女性と食事
- 着こなし例1:シャツ+チノパン+ジャケット+ネクタイ
- 着こなし例2:シャツ+ストレッチパンツ+ジャケット
いわゆる会食に使われるような格式高いレストランの場合、ジーパンはマナー違反となります。
とはいえ楽しい時間にビジネススーツは堅苦しくなりますので、チノパンやダークトーンのストレッチパンツなどがおすすめです。
チノパンはカジュアルに傾きがちですが、ジャケットにネクタイをプラスするとグッと紳士的になります。
ネクタイはビジネスライクなものを避けると良いですね。
色味を抑えつつドット柄のような普段選ばないものを選んでみたり、変わった刺繍が施されているネクタイだと会話のきっかけになりますよ。
ドライブデート
- 着こなし例1:Tシャツ+ジーパン
- 着こなし例2:シャツ+ストレッチパンツ+カーディガン
運転の邪魔にならない服装が基本です。動きやすさを重視するとジーパンやストレッチパンツが良いでしょう。
シャツはボタンダウンシャツを選べば、ボタンを数個開けても襟が崩れません。
デートですから、空調は相手の好みに合わせて調節したいものですね。もし冷え過ぎたらさっと羽織れるカーディガンを持っておくと便利です。
カーディガンはニット以外にも綿素材のものもありますので、冬以外でも活用できます。
仲間を交えてアウトドアを満喫
- 着こなし例1:Tシャツ+ジーパン+パーカー
- 着こなし例2:シャツ+Tシャツ+チノパン
アウトドアシーンでは動きやすさを重視しましょう。
シンプルなコーディネートが大前提ですが、周囲よりも少しオシャレに見せることも意識したいですね。
目を引く柄のバッグやインパクト抜群のネオンカラーのシューズなどを用いれば、コーディネートに意外性を付け加えることができます。
なお、バーベキューなど火を使うアクティビティでは火の粉が飛ぶことが予想されます。
化繊がメインのストレッチパンツに火の粉が付くと溶け広がってしまう可能性がありますので、綿素材のアイテムを選びましょう。
お家デート
- 着こなし例1:Tシャツ+ジーパン+カーディガン
- 着こなし例2:シャツ+ストレッチパンツ
リラックスした空間ですので、相手にもリラックスした印象を与えられるようなコーディネートがおすすめです。
着飾ることよりも、着心地がよく温かみのあるアイテムを意識しましょう。
シャツはキレイめシャツではなく、ネルシャツのようなアメリカンテイストのものを取り入れると一気に柔らかな印象になります。
いくらリラックスといっても、清潔感だけは失わないようにしましょう。
もし相手のお宅にお邪魔するのであれば過度のダメージ加工がされたジーパンは避けたほうが無難です。
ベースアイテムだけで過ごすことを念頭に入れておくと飾りすぎ、気負いすぎが避けられます。
モテるファッションはコーディネートから!
高級ブランドのスーツを着ている人がなぜモテるか。それは合わせるシャツやネクタイ、腕時計などがちぐはぐにならず洗練されているからです。
つまりコーディネートこそがオシャレの基本なのです。
ファストファッション全盛の時代、アイテムを増やそうと思えば簡単に増やせますが、コーディネートがうまくなければオシャレには見えません。
一つのアイテムをいかに多く着回せるか。着回しのバリエーションを多く持っている方こそ真のオシャレだといえるでしょう。