最近、クレンジングオイルを使い始めている男性が増えています。
ただ、クレンジングオイルはまだ男性には浸透しているといえません!
調べても女性より情報が少なく、よく分からないことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、クレンジングオイルを使ったメンズのスキンケア方法についてご紹介します。
また、なぜ毛穴対策におすすめなのかその理由についても解説していきますので、ぜひ毛穴レスなお肌を目指してみてくださいね。
クレンジングオイルを使ったメンズのスキンケア方法
クレンジングオイルでスキンケアをするなら、知っておきたいポイントは3つあります。
自分の肌にあったクレンジングオイルを選ぶ
肌には普通肌・脂性肌・乾燥肌・脂性乾燥肌など4つのタイプがあります。
また、クレンジングオイルにも種類がいくつかあるので、その組み合わせ次第では肌トラブルを招いてしまう可能性もあるのです。
そのためクレンジングオイルを使用する際はある程度知識を持つことが大切です。
たとえば、「自分の肌はどんな肌なのか?」「自分の肌にはどんなタイプのクレンジングオイルが合うのか?」など。
使う頻度やタイミングに注意する
クレンジングオイルは普通の洗顔料よりも洗浄力が強いものになるので、使う頻度やタイミングに注意しましょう。
なお使う頻度やタイミングは、クレンジングオイルを使う目的によって異なります。
たとえば、ファンデーションなどのメイクを落とすのに使うのか、角栓などの汚れを落とすのか、というような場合です。
正しい使用法を学ぶ
クレンジングオイルには正しい使用方法があり、誤った方法で使うと肌トラブルの元になりかねません。
そのため、我流でやるのではなくしっかりと知識を身につけた上で使用するようにしましょう。
自分の肌に合うクレンジングオイルとは?
肌には4つのタイプがあり、クレンジングオイルにもいくつかのタイプがあります。
肌タイプごとにどんなクレンジングオイルが適しているのか見ていきましょう。
主な成分もまとめているので、商品の成分表を見て購入する際の参考にしてみてください。
普通肌
普通肌とは皮脂の分泌が多すぎず、少なすぎず4つの肌タイプの中でも一番良い状態の肌のことです。
そのため普通肌タイプの人はエステル系のクレンジングオイルがおすすめです。
エステル系オイルは洗浄力が高い上に、クレンジング後の洗顔が不要なタイプが多く、肌ケアの時間を短縮できるメリットがあります。
ただ、洗浄力が強いため肌に刺激を与えやすいデメリットがあるので、クレンジング後には保湿等の入念なケアが必要です。
また、よく使われるエステル系オイルは以下の通りです。
- ミリスチン酸イソプロピル
- パルミチン酸エチルヘキシル
- エチルヘキサン酸セチル
- パルミチン酸イソプロピル
- トリエチルヘキサノイン
脂性肌
脂性肌とは皮脂の分泌が多く、脂ぎっている状態の肌のことです。
触った感触としてはベタベタしており、このタイプの人は額と鼻のいわゆるTゾーンが特に皮脂でべたついていることが多い傾向にあります。
脂性肌の人に適しているクレンジングオイルとしては、洗浄力が高い鉱物油系オイルが良いでしょう。
鉱物油系のオイルは、クレンジングオイルのタイプの中でも一番洗浄力が強いので汚れをしっかり取ることができます。
さらに、料金が比較的安いというメリットもあり、だいたい数百円で手に入れることも可能です。
ただしデメリットとして水で洗い落としにくいことがあげられ、クレンジング後の洗顔は必須となります。
また、脂性肌の人でも使いすぎると洗浄力が強いゆえに肌トラブルを引き起こす可能性があるので、見方によってはデメリットとなるでしょう。
主な鉱物油系オイルは以下になります。
- ミネラルオイル
- スクワラン
- 水添ポリイソブテン
- イソヘキサデカン
乾燥肌
乾燥肌とは肌から皮脂が失われた状態で、触った感触がカサカサとしているのが特徴です。
酷い場合は白い粉状の角質がポロポロと取れる場合があります。
また乾燥肌が進行すると、外部の刺激に弱い敏感肌になるケースがあり、肌トラブルを引き起こしやすくなってしまうのです。
この乾燥肌タイプにおすすめなのが、油脂系オイルといわれるもの。
油脂系オイルは洗浄力がキツすぎないため、敏感肌でも使いやすい特徴があります。
さらに自然派オイルで人の皮脂に近い成分であるため、洗い残したとしても肌に優しいオイルだといえるでしょう。
なお、油脂系オイルは主に次のようなものが使われています。
- マカダミアナッツ油
- トウモロコシ胚芽油
- オリーブ油
- ひまわり種子油
- コメヌカ油
- メドウフォーム油
- アボカド油
脂性乾燥肌
脂性乾燥肌とは、脂性の部分と乾燥の部分が混在している肌のことです。
部分に応じて別のアプローチをする必要があるため、4つのタイプの中でも一番手入れに手間がかかるといわれています。
そのため、脂性乾燥肌の人がクレンジングオイルを使う場合は、脂性部分にはエステル系や鉱物油系を使いましょう。
乾燥部分には油脂系を使ったりと、部分によって異なるクレンジングオイルを使うことがオススメです。
クレンジングオイルは使う頻度やタイミングが重要
クレンジングオイルは使う頻度やタイミングが重要になってくるので、順に解説していきます。
クレンジングオイルを使う頻度
クレンジングオイルの使う頻度は、その目的によって異なります。
たとえばファンデーションや日焼け止めを落とすことが目的ならそれらを使った日はクレンジングオイルで落とすことが望ましいです。
また、クレンジングオイルを使う目的が毛穴の角栓などの汚れを取ることであれば、週に1〜2回程度が良いでしょう。
クレンジングオイルは洗顔料と違い洗浄力が強いのが特徴。
肌にメイク用品などの油性の汚れがついていないのであれば、連続で使わないことがポイントです。
クレンジングオイルを使うタイミング
タイミングとしては、お風呂に入るときがベストでしょう。
というのも、お風呂では湿度・温度ともに高いため毛穴が開きやすく、汚れを落としやすいためです。
クレンジングオイルの正しい使用方法
クレンジングオイルには正しい使用方法があります。
間違った使い方をすると肌が荒れたり、シミが残ったりと肌トラブルに繋がる可能性があるので、以下で正しい使用方法を身につけましょう。
ヘアバンドを装着
ヘアバンドを装着すると、髪の生え際までしっかりと洗浄しやすくなります。
蒸しタオルで顔を覆い毛穴を開かせる
蒸しタオルで顔を覆うと毛穴が開き、汚れを落としやすくなります。
クレンジングオイルの効果を最大限発揮することができるでしょう。
なお、風呂に入る場合は蒸しタオルの代わりにシャワーで温めても良いですね。
ただし濡れた状態でクレンジングオイルをつけてもうまく馴染まないので、温めた後水分をしっかりと拭き取ることが必要です。
手を洗う
手に汚れが付いている状態ではじめてしまうと、雑菌が毛穴に入り込み肌トラブルの原因となりかねないので、必ず事前に手を洗います。
クレンジングオイルを手にとって温める
クレンジングオイルはそのままだと人肌より冷たく、そのまま塗ってしまうとせっかく開いた毛穴が閉じてしまいかねません。
そのため、必ず体温で温め人肌に近づける必要があります。
なお、手に取るオイルの量はだいたい500円玉くらいの量で良いでしょう。
手に取る量が少なすぎると摩擦が増えて肌に刺激を与え、多すぎると肌になじみにくくなるので適量をとることが大切です。
脂が多いところから馴染ませる
馴染ませる際は、脂が多いおでこ・鼻などのTゾーンから馴染ませ、そのあとに頬・顎などのUゾーンを順に馴染ませます。
また馴染ませるときは、絶対にゴシゴシと擦らないことが大切です。
ゴシゴシ擦ると肌に過度な刺激を与えることになり、クレンジング後肌がヒリヒリとしたり、荒れやすくなったりする場合があるので注意します。
乳化させる
乳化とは油と水など違う物質同士を混ぜ合わせることです。この工程を行うことによって汚れが落ちやすくなります。
顔全体にオイルが行きわたったら少量の水を手に取り、顔に馴染ませます。
肌の上で、硬めのヌルヌルだった感触がサラサラとした感触に変わったら乳化完了です。
お湯で洗い落とす
ここでも絶対に擦って落とすことはせずに、“顔に水をかける”イメージで落としていくようにしましょう。
目安としては、20回〜30回くらい顔に水をかけると綺麗に落とすことができます。
このとき注意したい点としては、生え際にクレンジング剤が残らないように落とすことです。
生え際は洗いにくく残りがちですが、クレンジングオイルが残るとこれもまた肌トラブルの原因になるので、しっかりと落とすことが大切です。
クレンジング後、洗顔し保湿する
クレンジングオイルは強い洗浄力があるので化粧水や乳液などで保湿ケアをしっかり行います。
そうしないと、肌がつっぱったり荒れやすくなったりするトラブルの原因になってしまうからです。
それらを引き起こさないためにも、忘れずにクレンジング後は保湿ケアをするようにしましょう。
クレンジングオイルを使用する上での注意点
クレンジングオイルを使用する上で注意点が3つあるので、順にご紹介していきます。
部分的な汚れが気になる場合、その部分だけに使用する
クレンジングオイルは普通の洗顔料より強い洗浄力を持つので、必要のない部分には極力つけないようにすることが大切です。
たとえば、いちご鼻など部分的に汚れを落としたい場合はその汚れの部分にだけクレンジングオイルを馴染ませるようにします。
他の部分にはつけないようにしましょう。
ポイントメイクをしているときは、クレンジング前に落とす
目元など部分的にポイントメイクをしている場合は、クレンジング前にポイントメイクリムーバーというポイントメイク専用の除去剤を使います。
あらかじめしっかりと落としておく必要があります。
これは、ポイントメイクは油分が強いことが多く、クレンジングオイルだけでは落としきれないことがあるためです。
クレンジングオイルが付着している状態を出来るだけ短くする
クレンジングオイルは、洗浄力が強く肌に刺激を与えるので、できるだけクレンジングオイルが付着している時間は短い方が望ましいです。
慣れないうちはクレンジングに時間がかかりがちですが、あらかじめ手順を予習するなどして時間短縮の工夫をすると良いでしょう。
クレンジングオイルが毛穴対策におすすめの理由とは?
クレンジングオイルが毛穴対策におすすめの理由は2つあります。
ファンデーションなどの化粧品や角栓などの汚れを同時に落とすことができる
クレンジングオイルはファンデーションなどの化粧品や、角質などの落ちにくい汚れをいっぺんに落とすことができるので大変便利です。
洗顔では落ちにくい汚れを落とすことができる
洗顔は汗や皮脂などの水性の汚れは落とすことができますが、毛穴に溜まった角栓などの油性の汚れを落とすことはできません。
しかしクレンジングオイルはそのような油性の汚れを落とすのに優れているので、角栓で肌の黒ずみが気になったときなど定期的に使用すると良いでしょう。
クレンジングオイルでスキンケアするなら正しい知識を身につけておこう
クレンジングオイルにはいくつか種類があり、人それぞれの肌に合った商品を選ぶことが大切です。
また、その使う頻度やタイミング、使い方も知っておく必要があります。
これらの正しい知識を身につけつつクレンジングオイルを使うと、理想の肌に近づくことができるでしょう。