手軽にヘアケアをしたい場合は「洗い流さないトリートメント」を使うのがおすすめです。
洗い流さないトリートメントはその名の通り髪に塗るだけで使えるので、簡単といえるでしょう。
とはいえそんな洗い流さないトリートメントにもさまざまなタイプのものがあり、髪質や求める効果によってどれを選ぶべきかは異なります。
この記事では髪質タイプごとの選び方やヘアケアの目的別の選び方など、洗い流さないトリートメントを選ぶ上で大切なポイントを詳しく紹介します。
ヘアケアに力を入れたい人、毎日のヘアケアをシンプルにしたい人はぜひ参考にしてください。
洗い流すタイプのトリートメントと洗い流さないタイプのトリートメントの違い
最初に簡単にそれぞれのタイプのトリートメントの違いについて見ていきましょう。
同じトリートメントでも洗い流すタイプと洗い流さないタイプでは特徴が異なるので、しっかり覚えておいてください。
洗い流すトリートメント
洗い流すトリートメントはシャンプーをしたあとにつけるトリートメントで、主な使い方は次の通りです。
- シャンプーをする
- トリートメントを付ける
- 髪に浸透するまでしばらく時間を置く
- 流水で洗い流す
- 完了
このタイプのトリートメントの特徴を一言でまとめると「シャンプーに続いて使い、最後は流水で洗い流して終了」といえるでしょう。
一般的にトリートメントと聞いて思い浮かべるのはこちらが多いかもしれません。「入浴中に使えるので便利だ」と感じるものです。
洗い流さないトリートメント
洗い流さないトリートメントは、シャンプー後タオルドライをしてから使うタイプのトリートメントで、主な使い方は次の通りです。
- シャンプーをする
- タオルドライである程度水分をとる
- トリートメントをつける
- 完了
洗い流さないトリートメントは、その名の通り使用後にすすぐ必要がないので手間がかかりません。
風呂から上がってトリートメントをつけたらそれで完了なので、時短にも最適です。
多くのトリートメントはタオルドライ後に使うものとされていますが、製品によっては使用タイミングが異なります。
マニュアル等で忘れずにチェックしましょう!
洗い流さないトリートメントの種類
洗い流さないトリートメントには大きく分けて以下の5種類が存在しています。
- ミストタイプ
- ジェルタイプ
- ミルクタイプ
- オイルタイプ
- スプレータイプ
それぞれのトリートメントの特徴は次の通りです。
ミストタイプ
ミストタイプのトリートメントは水を溶媒としているものなので、髪の毛に浸透する力が強くなっています。
そのため、髪の表面と内部の両方からダメージを受けた部分を補修してくれるといえるでしょう。
なお、ミストタイプは前述のタオルドライの後に使うトリートメントではなく、乾いた髪に使うことを前提に作られているので注意してください。
毎日のヘアセット時に使ったり保湿代わりに使ったりすることもできるのでうまく活用してみましょう。
ジェルタイプ
ジェルタイプのトリートメントには、溶媒に水を使っているものとオイルを使っているものがあり、それぞれ目的が違うので覚えておきましょう。
溶媒に水を使っているタイプのトリートメントの場合、主な目的は保湿やダメージ補修なので前述のミストタイプのものと同様に使うのがおすすめです。
一方で溶媒がオイルのタイプは髪の表面を保護する力が強くなっています。
したがって、ドライヤーの熱から髪を守りたい場合やミストタイプのトリートメントと併用したい場合におすすめです。
ミルクタイプ
ミルクタイプのトリートメントの主な目的は「保湿」で、保湿力の高い成分が多く配合されているので髪が痛みがちな人におすすめです。
さらに、ミルクタイプのトリートメントをつけると髪にツヤが出るので質感が悪いと悩んでいる人にもピッタリといえるでしょう。
髪が傷んでいたりツヤがなかったりして困っている人、同時にダメージ補修もしたい人などはぜひミルクタイプをチェックしてみてください。
オイルタイプ
オイルタイプのトリートメントは熱に非常に強く、乾いた髪にも使えます。
そのため、ドライヤーを使ってスタイリングする前に使うのがオススメといえるでしょう。
そうすればドライヤーの熱から髪を守ることができ、髪が痛むのを防げます。
オイルタイプのトリートメントはベタつかないものがほとんどなので、髪がベタつくのが嫌だという人にもおすすめです。
スプレータイプ
スプレータイプのトリートメントにはオイルタイプに近い成分のものとミストタイプに近い成分のものが存在しています。
どちらに近いかによって特徴が異なるので、購入前にはしっかり成分をチェックしましょう。
さらにスプレータイプは手軽に使えるのが大きなメリットなので、スタイリングの前や毎朝のヘアケアに使えます。うまく活用していきましょう。
このように洗い流さないトリートメントにはさまざまなタイプのものがあります。
自分がトリートメントに何を求めているかをはっきりさせた上で選ぶことをオススメします。
効果と特徴をしっかり覚えておけば最適なものを購入できるでしょう。
髪質タイプごとにオススメの洗い流さないトリートメント
次に髪質タイプごとにどんなトリートメントがおすすめかを見ていきましょう。
どんなトリートメントを選べばいいかよくわからない人は、ぜひ参考にしてください。
ダメージが多く、髪が傷んでいる場合
日々のスタイリングや紫外線などで髪にダメージが蓄積している場合、トリートメントは「ダメージ補修能力が高いもの」を選ぶようにしましょう。
そのため、特におすすめなのはミルクタイプのものです。その中でも補修成分(シリコンなど)の配合量が多いものを選ぶのがいいでしょう。
それに加えてオイルタイプのトリートメントを使用して表面も保護するようにしてください。
組み合わせて使うときは最初にミルクタイプを使い、次にオイルタイプを使うようにしましょう。
順番を間違えると成分が髪の内部に浸透しないので、十分に注意してください。
ストレートヘアの人
もともとストレートヘアの人やストレートパーマをしている人は、サラサラ感が出るようにケアするのがおすすめです、
そんな時に使えるのがオイルタイプのトリートメントとスプレータイプのトリートメント(オイルベースのもの)です。
また、乾燥や傷みが気になる人はミストタイプのトリートメントを併用して保湿するのもオススメです。
特にロングヘアの人はうまくケアしたサラサラ感を出していきましょう。
くせ毛の人やパーマを当てている人
パーマをしている場合やくせ毛の場合はダメージを受けやすいため、ダメージケアを優先するのがいいでしょう。
そのため、ミストタイプやジェルタイプのトリートメントで内側と外側からダメージケアをして、その後オイルタイプのトリートメントでケアするのがおすすめです。
中にはくせ毛用トリートメントなども販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
髪質に問題がなく、傷みもほとんどない人
日々のケアがしっかりしている場合、髪質に問題がなく痛みもほとんどないこともあるでしょう。
そのような場合は普段のケアをしっかり継続しつつ、髪のツヤやサラサラ感を維持するようにしてください。
そんな時にオススメなのがオイルタイプのトリートメントです。
オイルタイプのものは前述の通り熱に強いので、ドライヤーの熱で髪が痛むのを防げます。
風呂上がりやスタイリングする前にしっかりケアしておけば、髪が痛むのを防げるでしょう。
洗い流さないトリートメントのメリット
洗い流さないトリートメントには以下のようなメリットがあります。
簡単に使える
トリートメントした後にすすぐ必要がないため、手軽に使えます。
そのため、毎日ケアしたいけれどあまり時間をかけられない人にもピッタリです。
時間がないからといってトリートメントをしないと髪がすぐに傷んでしまうので、洗い流さないトリートメントを使ってうまくケアしていきましょう。
多種多様なものがあるので使い分けられる
洗い流さないトリートメントにはミストタイプやミルクタイプ、オイルタイプなどさまざまなものがあるので、目的に応じて使い分けられます。
また、この記事で紹介したように複数のタイプのものを組み合わせて使えば、よりヘアケアに役立てられるのでぜひチェックしてみてください。
洗い流さないトリートメントのデメリット
もちろん、洗い流さないトリートメントにもいくつかデメリットがあるのでしっかりチェックしておきましょう。
主なデメリットは以下の通りです。
ベタつきの原因になることがある
洗い流さないトリートメントの中にはベタつきやすいものがあり、髪につけると違和感を感じることがあります。
特にミルクタイプのトリートメントにその傾向があるので注意してください。
また、トリートメント自体は問題がなくてもつけすぎによってベタつくこともあるので、適量をつけるようにしましょう。
初めて使うトリートメントの場合は少量から試してみるのもいいかもしれません。
洗い流すトリートメントとの併用もおすすめ
トリートメントには洗い流さないタイプだけでなく、シャンプー後に使う洗い流すタイプのものもあります。
どちらか一方のみを使うことも多いかもしれませんが、よりヘアケアに力を入れたい場合は両タイプのトリートメントを併用するのがオススメです。
2種類のトリートメントを併用する場合におすすめの使い方は次の通りです。
シャンプー後に洗い流すタイプのトリートメントを使う
まずは、風呂に入ってシャンプーした際に洗い流すトリートメントを使いましょう。
トリートメントをつけたあとはしばらく放置し、しっかり浸透させてからすすぎましょう。
これによって髪の内側と外側の双方からダメージケアをすることができます。
洗い流すトリートメントは浸透する力が強いものが多いので、しっかり使うのがおすすめです。
風呂から上がった後に洗い流さないトリートメントでケアする
次に、風呂から出たタイミングでタオルドライを行いましょう。
タオルドライの後に洗い流さないタイプのトリートメントを使い、しっかりケアするのがおすすめです。
そのままドライヤーをかける場合はオイルタイプやスプレータイプのトリートメントを使い、熱に対するケアをしてからドライヤーをかけるのがいいでしょう。
洗い流さないトリートメントを活用してしっかりヘアケアをしよう!
今回は洗い流さないタイプのトリートメントの特徴とその使い方、髪質タイプごとのオススメトリートメントを見ていきました。
髪質や特徴によってオススメのトリートメントが異なるので、しっかりチェックしておくことをおすすめします。
うまくトリートメントを使ってヘアケアをして、髪質を保っていきましょう。