スタイリングといえば女性の印象が強いですが、今の時代男性のスタイリングも非常に幅が広がっています。
メンズヘアスタイル雑誌を読めばわかりますが、その種類は一言では言い表せないほど多種多様です。
今回は、そんなメンズのスタイリングについて、おすすめのジェルワックスの使い方を紹介します。
男のスタイリングはマナー?
現代ではプライベートだけではなくビジネスの場でもスタイリングが重要視されています。
特に営業職は、スタイリングは常識の1つとして扱われているのを実感している方も多いのではないでしょうか。
主に20~40代ではスタイリングをして出社する事がもはや当たり前になっています。
スタイリングは公私問わずマナーとして扱われる時代となってきていることがお分かりいただけるかと思います。
しかし、スタイリングの仕方ひとつで、清潔にも不潔にも見えてしまうため、正しいスタイリングの仕方を知る必要があるのです。
スタイリング剤の選び方
実は、スタイリングによって使うジェルやワックスは変わってきます。
特にワックスは複数のタイプに分かれている為、足を運ぶ場所に合わせてスタイリング剤を使い分ける必要があります。
まずはシーン別のスタイリングについて説明します。
プライベート
遊びを持たせた自由度の高いヘアスタイルを楽しむ事ができます。
それぞれの個性を表現するのも良し、冒険をしてみて今まで経験した事のないスタイルにチャレンジするのも良し。
プライベートではマナーを気にする必要があまりない為、その日の気分や参加する会場の雰囲気に合わせてスタイルを変える事ができます。
使うスタイリング剤もそれぞれのスタイルに合わせて使い分けます。
例えば、ジェル、ソフトワックス、ハードワックスの三つは家に常備しておいても無駄にはならないでしょう。
むしろその方が髪の長さに合わせてスタイリング剤を使い分けられる為、様々なタイプを買い揃えておくのも悪くないですね。
ビジネス
ビジネスシーンでスタイリングをする事は、もはやビジネスマナーといっても過言ではないでしょう。
それほどスタイリングはビジネスシーンでも常識化しています。
美容室のホームページでもビジネス用のヘアスタイルのカテゴリが用意されているほど、その需要は高まっているのです。
スタイリング剤はなるべくキープ力のあるものがおすすめ。
特に外歩きの多い方は風の影響を受けやすい為、ヘアスタイルが長時間崩れないようジェルを使ったりします。
また、ワックスでのヘアセットの仕上げにスプレーを使うのももはや常識となってきています。
ジェルとワックスの違い
ジェルとワックスでは性質が大きく違う為、美容室でも好みは分かれます。
その長所短所を使い分ける必要がありますし、その日どこで過ごすかによってジェルかワックスかを選ぶ選択肢があってもいいですね。
では、具体的にジェルとワックスにはどんな特徴があり、それぞれどんなシーンで使う事が適しているのでしょうか。
ここからはジェルとワックスの違いや、それぞれの強みについてご紹介していきましょう。
ジェルの特徴
ジェルの特徴はなんといってもツヤ感とキープ力でしょう。
男らしいワイルドなヘアスタイルを演出できるだけでなく、風が吹いても簡単には崩れないキープ力を発揮できるのがジェルの魅力です。
デメリットとしては、キープ力が強い事による修正のしにくさといえます。
一度乾いてしまうと基本的に修正は利かない為、初心者にはあまりおすすめできません。
また、毛量の少ない人にとっては地肌が目立つ為、あまりおすすめできない性質ともいえます。
ワックスの特徴
ワックスの魅力は何といっても自由度の高さでしょう。
大きく分けてファイバータイプとマットタイプがあります。
空気感を出したいのか、ツヤ感を出したいのかによって使うワックスが変わってきます。
ジェルほどキープ力はない為風による影響を受けやすいですが、その代わり修正がしやすいといえます。
スタイリング初心者にとっては失敗しても修正が利く扱いやすいスタイリング剤です。
普段自分でスタイリングをしない方は、まずはワックスから始めてみてはいかがでしょうか。
ジェルの使い方
ジェルの特徴として「伸びやすく形を作りやすい」という長所と、「乾くと修正が利かない」という短所があります。
それぞれの特徴を理解した上で、どのように使えばジェルを使いこなせるのか。
いくつかのパターンに分けてご紹介致します。
素早く整える
乾くと修正が利かないデメリットを踏まえると、長々とスタイリングをする事はできないのがジェルの特徴です。
初心者には向かない為、スタイリングに慣れていない方はワックスから始めると良いでしょう。
タオルドライでウエット感を
タオルドライで8割乾かした後にドライヤーで乾かす前のタイミング。
この軽く湿った状態でジェルを使うと、自然なウェット感を残したスタイリングが可能になります。
それができるのがジェルの強みでもありますが、薄毛の人は地肌が目立つ為あまりおすすめはできません。
一度試してみて見た目が悪いようなら、完全に乾かした状態でのスタイリングを試してみましょう。
一度決めたらいじらない
ジェルは一度乾くと修正が利かないばかりか、下手をすると粉が出て来てしまい、ふけのように白く残ってしまう事があります。
見た目的にとても不潔な印象を与えてしまう為、特に営業職の方は気になってもヘアスタイルはいじらない方が良いでしょう。
ジェルのおすすめヘアスタイル
ここからはジェルの特性を活かしたおすすめヘアースタイルをご紹介致します。
キープ力の高いジェルを好む方は是非参考にしてみてください。
フォーマルスタイル
社交界などに招待された時にはジェルスタイリングは最もおすすめです。
ツヤ感が長所であるジェルはフォーマルスタイルを作るのに最適です。
バーバースタイル
サイドを借り上げトップをアレンジするバーバースタイル。
シャープな形状を維持でき、どんな場面でも馴染める万能性があります。
流れるウェーブスタイリングや、毛先を立たせるスタイリングに向いているバーバースタイルにはキープ力の高いジェルがおすすめです。
ビジネススタイル
営業マンのヘアスタイルを見ていると、ツヤ感のあるヘアスタイルが多いと感じた事はありませんか?
ジェルの長所であるキープ力は外出しても崩れにくいといった長所があります。
営業先に崩れたヘアスタイルだと印象も悪くなりますし、何より仕事ができない印象を与えてしまいます。
そうならない為にキープ力の高いジェルを仕事のシーンで使用する営業マンは多いといえます。
ワックスの使い方
ワックスはスタイリング可能な種類が非常に豊富ですが、望みのスタイルを目指す為にはワックスのタイプをいくつか知っておきましょう。
そして、ワックスはその付け方によって仕上がりがかなり変わってくる為、美容師も推奨してるワックスの使い方についてご紹介致します。
後方から前方の順番に
まずは後頭部から素早く前方へ向けてまんべんなくワックスを塗っていきます。
よく美容室でスタイリングを任せると、この手順でワックスを使う美容師が多いかと思います。
後頭部とトップがヘアスタイルの要となる為、この手順で整えていく方が結果的にバランスよくワックスが行き渡るのです。
ワックスの塗り方の基本ともいえるでしょう。
毛先に付け過ぎない
毛先を整える為についつい毛先にワックスを付け過ぎてしまう方を見かけますが、これはよくある落とし穴。
毛先に付け過ぎるとその重みでぺったんこになってしまうのです。
半日もすると思っていたものとは違うヘアスタイルになっている事も珍しくありません。
毛先へのワックスはほどほどに。
前髪は最後に
前髪にはなるべくワックスを付けない事。
前髪からワックスを付けてしまうと確実に重たすぎてしまう為、まるで汗っかきのように濡れた前髪がいじされてしまいます。
そうならない為にも、ワックスはなるべく付けないように工夫し、最後に手に残ったワックスを前髪の流れを作るように馴染ませておきます。
ワックスのおすすめヘアスタイル
ワックスのヘアアレンジは非常に多岐に渡っています。
風に弱い為、あまりビジネスの場ではおすすめできませんが、その分個性を現せられる重要なファクターともいえます。
ここではワックスを使ったおすすめのヘアスタイルをご紹介して参ります。
ベリーショート
爽やかなイメージがあるベリーショート。カットさえしてしまえばスタイリングは初心者でも簡単にできます。
ブローによる技術もほとんどいらない為、メンズヘアスタイルでオシャレをしたい方はここから始めていてはいかがでしょうか。
ミディアムロング
優しい印象のあるミディアムロング。ワックスならツヤ感は抑えてサラサラ感を強調できます。
スタイリングで遊びを加えても知的な印象を残せる為、飽きの来ないスタイリングを楽しめます。
メンズヘアにおすすめのジェルワックスの使い方を徹底解説!
ジェルやワックスとの違いとは?
ジェルとワックスのそれぞれの特徴を知っていただいたところで、今回おすすめしたいジェルワックスについて紹介します。
ジェルワックスとは、その名の通りで、ジェルとしてもワックスとしても使える2つのいいとこどりスタイリング剤です。
ジェルのようにウエット感を出しつつキープ力に優れ、ワックス並みのアレンジ力を兼ね備えた最強アイテムといえるでしょう。
ヘアスタイルを自由自在に決められるため、近年このジェルワックスが人気のスタイリング剤になっています。
キープ感はありますがジェルほど固まらないため、毛先を遊ばせたり、エアリー感を出すことができますし、ワックスほど油分が多くありません。
そのため、シャンプー等で洗い流すのも簡単です。
ジェルワックスの使い方
ジェルワックスの使い方はいたってシンプルです。
手の平と指の間にしっかりとジェルワックスを馴染ませて、両手で頭を包み込むようにつけます。
スタイリング剤を付けすぎることを危惧して髪の外側だけにつける方がいますが、ジェルワックスは根元からつけても大丈夫!
外側内側、しっかりとつけることがポイントです。
毛先に動きを出す場合など、指で束を作ってスタイリング剤を付けると時間がかかります。
ジェルワックスなら全体に付けてから毛束感を出せるため、時間短縮にもなるのです。
そしてアレンジのセットが決まったら、ドライヤーで乾かすといいでしょう。
ジェルワックスは水分を飛ばすことでよりキープ力がアップします。
髪型別のスタイリング方法もご紹介!
ジェルとワックスによって、向いているヘアスタイルやスタイリングが違うことは前述の通りです。
そうはいっても、スタイリング剤ありきでヘアスタイルを決めるということもできません。
だからこそ、今回おすすめするジェルワックスの使い方をマスターして欲しいのです!
ジェルとワックスの機能を併せ持つジェルワックスであれば、あらゆるヘアスタイルを楽しみつつ、スタイリングも自由自在!
ジェルとワックスそれぞれの使い方やコツをマスターし、ジェルワックスの特徴を押さえれば簡単にスタイリングができてしまうのです。
つまり、どんなヘアスタイルにも挑戦することができます。
ソフトモヒカン
トップに向かって立ち上げていくソフトモヒカンは、男らしい強さのある印象です。
ジェルワックスなら空気感のある自然な立ち上げを維持できます。
サイドをツーブロックにすると爽やかな清潔感をプラスする事もできるでしょう。
スパイラルパーマ
バリエーション豊富なスパイラルパーマ。
空気感を出しつつもカールをしっかり出すスパイラルパーマにはジェルワックスがおすすめ。
特にダンサーやパフォーマーなどの躍動感の演出にはおすすめのヘアスタイルです。
崩れにくく、手直しで再生可能なのもジェルワックスのなせる業といえます。
遊びの中にもワイルドな印象を持たせる事ができるでしょう。
ビジネスマナーとしてもヘアセットを
ビジネスはもちろん、プライベートでも外を歩くならヘアセットはもはや一般常識のマナーと化してきています。
身だしなみを整える事と同じで、ヘアスタイルも妥協できない時代となって参りました。
女性が化粧をするのと同じで、男性も見た目に気を遣う世の中となってきています。
関わる人達から好印象をもらえるように、ここでご紹介した内容を是非試してみてください。