男にとっての1つのステータスともいえる腕時計。
近年ではスマートフォンで時間を確認することも多く、必須という訳ではありませんが、それでもビジネスシーンに欠かせない存在といえるでしょう。
良い時計をつけているだけで話題になったり、仕事でお客さんからの信用を得られることもあるため、身につけておいた方がいいでしょう。
腕時計には様々な種類があるので、使用シーンや年齢などを踏まえて選び方やオススメの腕時計を紹介していきます。
種類、駆動方式で選ぶ
アナログかデジタルか、あるいはムーブメントで選びましょう。
ムーブメントとは、時計の動力構造のことで、大きく2種類に分けられています。
アナログ
アナログ時計は文字盤に長針、短針を用いて時刻を指すタイプの時計です。ビジネスシーンで多く使用されているオーソドックスな時計です。
洗練された時計らしいカッコ良さを求めるのであれば、アナログがオススメです。
デジタル
デジタルは液晶に数字を表示させて時間を教えてくれるタイプの時計です。
アナログと違いカジュアル、アウトドア向けの時計です。
耐久性は防水機能、ストップウォッチなど様々な機能が備わっていることが多く、利便性に優れています。
クオーツ式
クオーツ式時計は電池で動いており、クオーツ(水晶)の振動を利用して動作しています。気楽に使用することができます。
メリットは何と言ってもその正確性。機械式の時計と比べて時間のズレが少なく高精度を保ってくれます。
電池が切れるまでは動くので最低3年程度は動作が続きますが、電池が切れれば交換しなければならないデメリットもあります。
また、他にも力が弱いので針がどうしても薄くなってしまったり、複雑な構造にすることができない点があります。
機械式
機械式時計はゼンマイを巻いて動かすタイプの腕時計です。ゼンマイを巻いてから数日間は時計が動き続けます。
腕に時計を付けていると自動でゼンマイを巻いてくれる自動巻き、自らゼンマイを巻いて使用する手巻きの2種類があります。
クォーツ式と比較して資産価値が高く、力が強いので針のレパートリーも豊富です。
また、修理することができるので一度購入すれば末長く使用することが可能です。
デメリットは時間の正確性と時間が経つと止まってしまう点です。これらはどうしてもクォーツ式からは劣ってしまいます。
バンドで選ぶ
時計には様々なバンドの種類があります。バンド1つで与える印象は大きく変わるので、どのような場でその時計を使用することになるのかを考えましょう。
ステンレス
ステンレスのバンドは一番人気ともいえるでしょう。
錆びにくく、使用する場所を選ばないので、ステンレスバンドの腕時計が1つあれば、様々な場面で活躍することになるでしょう。
スーツ姿でも、カジュアルな場面でもうまく馴染むことができます。
革(レザー)
革でできているバンドの腕時計は主にフォーマルな場に向いています。革にも種類があるので、気に入ったものを見つけてみましょう。
ステンレスバンドと同様にスーツに上手く合わせることができますが、硬い印象を与えてしまうのでカジュアルな場面にはあまり向いていません。
レザーは消耗品なので、3年程度で買い換えることをオススメします。
また、夏の季節だと汗をかいてニオイが気になったり、革が劣化してしまう恐れがあるので注意が必要です。
ラバーゴム・ナイロン
ラバーゴムやナイロンのベルトはステンレスや革に比べて安価で購入することが可能です。
ラバーゴムはアウトドアなど、ナイロンはカジュアルなシーンに向いています。
針の数で選ぶ
腕時計を購入するときには針をチェックしましょう。
針の形にもたくさん種類があります。
お好みで選択すればいいのですが、針の数は使用シーンにも関わってくるポイントなのでチェックしておく必要があります。
クロノグラフ
クロノグラフは簡単にいうと「ストップウォッチ機能」が備わった時計になります。
小さな3つの針と円が文字盤に付いており、ストップウォッチを動かすためのボタンも付いています。
使用する機会がなければただの飾りのように感じてしまうかもしれませんね。
クロノグラフはカジュアルな印象を与えるので、フォーマルな場での使用はあまりオススメできません。
3針のもの
1番シンプルなのが3針のものです。
フォーマルな印象を与えることができるので、スーツに合わせるのであればクロノグラフよりも3針のものがいいでしょう。
シンプル過ぎるから個性を出したい、という場合は文字盤や新の種類で選んでみましょう。
針にもかなり種類があるので自分の好きなものを探すといいでしょう。
その他の機能で選ぶ
腕時計は物によっては様々な機能を備えています。
「洗練されたデザインがいい」「ビジネスで使用するのでシンプルなものがいい」
そういう方にとっては、マイナスになることもありますがプラスαとしてその他の機能も確認しておくといいでしょう。
カレンダー
無駄なものは文字盤から排除したいと考えている人でもカレンダーであれば欲しいと思う人もいると思います。
ビジネスシーンでもカレンダーは重宝されるでしょう。
カレンダーは31日の翌日に1日に戻る仕組みなっているので、月に応じてネジを回してやる必要があります。
また、12時になるタイミングで日付は変更されるので設定を行う時間に注意して置かなければカレンダー変更のタイミングがズレる恐れがあります。
耐久、防水機能
主にデジタル時計、G-SHOCKに備わっていることが多い機能です。
アウトドアで使用できるよう、落下の衝撃に強い構造になっていたり、多少水に濡れても問題ないように作られています。
防水性能については限度があるので、海に入っても壊れないのか、雨に濡れても平気という程度なのか、購入前に確認しておきましょう。
20代にオススメの腕時計
20代だと学生、新社会人あたりの年齢で初めて時計を購入するという方も多いと思います。
様々な用途で使用することができる、あまり高すぎないものを購入する方が良いでしょう。
20代であれば大人っぽく振る舞おうとするのではなく、20代らしくファッション性にも拘りながら選ぶことをオススメします。
ダニエル・ウェリントン(Daniel Wellington)
ダニエル・ウェリントンは男性女性問わず、20代の方から人気を集めるブランドです。
シンプルで洗練されたデザインなので、ビジネスでも使用することができます。
価格も3万円程度で購入できるものがほとんどなので、手を出しやすいブランドといえます。
バンドにナイロン素材を使用したタイプのものはバンドを交換することも可能なので、着せ替え感覚でファッションとして時計を楽しむこともできます。
ワイアード(WIRED)
ワイアードは若者をターゲットとした、セイコーのブランドの1つです。
ファッション性の高い時計が多いですが、シンプルなデザインの時計もあるため「グランドセイコーの時計にはまだ手が出ないけど…」という方にオススメ。
カシオ(CASIO)
G-SHOCKで有名なカシオ。1990年代から人気を集め、今も根強いファンが多いブランドでもはや鉄板といえるでしょう。
ビジネス使いではなく、カジュアルなシーンでの使用にオススメです。
遊び心が強く機能面が優れているので、欲しい機能について考えながら選ぶといいでしょう。
30代にオススメの腕時計
30代になると比較的金銭的な余裕が出来てくるでしょう。
また20代の頃よりも、時計をファッションの一部ではなく1つのステータスとして認識するようになると思います。
自分だけのものではなく、周りの人に対して表現するものともいえるので20代の頃よりは品質の高いものを身につけていたいものです。
グランドセイコー
グランドセイコーはセイコーの購入腕時計ブランドの1つです。日本の購入腕時計としてかなり名前が浸透しているブランドです。
グランドセイコーの時計だと知名度もあり、30代で付けていて下に見られることもなく、気取っている感じもないので印象はとても良いです。
社会人として1本持っておけば間違いないでしょう。
オメガ(OMEGA)
オメガはスイス初の伝統のある高級時計ブランドです。宇宙に渡った時計としても有名です。
デジタル時計でもビジネスとして使用できる時計を採用しているなど、フォーマル、カジュアル問わずオールラウンドな時計が揃っています。
ロレックスと並んで有名なブランドであり、やや価格相場が低くなるのでロレックスを買えないという方は視野に入れてみてはいかがでしょうか。
40代にオススメの腕時計
40代にオススメの腕時計ですが、40代以降という括りでこれから先ずっと使用できる「一生もの」を選ぶのがいいでしょう。
これまで時計を買ってきて良いと思ったブランド、憧れてきたブランドなど、これだと一生大事に使っていけると思えるものを手にとってみましょう。
高額な時計はたくさんあるので、値段どうこうではなく、一生使っていけると自分が納得できるものを購入するべきですね。
ロレックス(ROLEX)
世界的に有名な時計ブランド、ロレックスです。
誰もが知っている最高級ブランドなので男性にも女性にもステータスを証明することができます。多くの男性が憧れていることでしょう。
資産としての価値も高く、持っておいて損はない1本です。
オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)
オーデマ・ピゲは、パテックフィリップ、ヴァシュロンコンスタンタンと並ぶ、世界3代時計の1つです。
若い人や時計に疎い女性からすると、ロレックス、オメガのような知名度ではないと思いますが、職場や同年代の人にとっては憧れの象徴だと思います。
一生ものとして検討してみてはいかがでしょうか。
メンズにオススメの腕時計を解説まとめ
大学入学、卒業、就職、昇進など、時計を購入する地点を考えてみると、人生の分岐点に立っていることが多いのではないでしょうか?
車や家には及ばないですが、それでも自分へのご褒美として購入する最大級の買い物になると思います。
後悔の無いように何を基準に選べば良いのかをしっかりと考えた上で購入しましょう。