男性にとってヒゲそりはスキンケア同様に日々の身だしなみを整える大切なケアです。
しかし、誤った方法を続けていると「カミソリ負け」のようなトラブルや肌へのダメージを与えてしまいます。
そこで今回はカミソリ負けのトラブル知らずになるための「メンズのヒゲそり術」を伝授しましょう。カミソリ負けに悩む人は必見です!
「カミソリ負け」の放置は危険!
もしかするとヒゲそりは毎日のことであるがゆえにいつものこととカミソリ負けの症状を見落としている人もいるかもしれません。
カミソリ負けの症状を放置しておくことは、肌へのダメージの原因にもなりかねないためたとえ軽度な症状であっても見逃さないようにしましょう!
「カミソリ負け」とは?
こちらでは、具体的に「カミソリ負け」の症状について解説しましょう。
「カミソリ負け」は人によって症状や程度はそれぞれ異なります。
ヒゲそりの後に痛みやかゆみ、発赤(肌の赤みが強まる)、発疹(肌がかぶれたようにニキビのようなツブツブができる)、出血などの症状があります。
「カミソリ負け」はどんな人にできる?
「カミソリ負け」ときくと、もしかすると肌の弱い人のみが症状に悩まされるように思う人もいるかもしれません。
しかし、実際のカミソリ負けは肌が健康的で丈夫に見える人にも生じます。
ようするにカミソリを使用したヒゲそりをする人全員にカミソリ負けのリスクはあるということなのです。
「カミソリ負け」の原因
前章では「カミソリを使用したヒゲそりをする人全員にカミソリ負けのリスクはある」ということをお伝えしました。
ではなぜカミソリ負けする人としない人がいるのでしょうか?
こちらでは、その「カミソリ負け」の原因について解説しましょう。
肌の構造を無視したヒゲそり
肌は一見平面に見えますが、肌の表面には細やかな凹凸があります。
そのため、特に凸となっている部分に気付かずに刃を当ててしまうと肉眼では確認することが難しいほどの細やかな傷ができて痛みや出血の原因となってしまうのです。
角質がそぎ落とされてしまう
ヒゲそりは、ヒゲが生えている部分の皮膚表面を鋭利な刃で触れる行為になります。
そのためヒゲを除去することができますが、皮膚のバリア機能と保湿機能を担う角質までも一緒にそぎ落としてしまうのです。
この皮膚のバリア機能と保湿機能を担う角質までもそぎ落としてしまうことが、肌を過敏な状態にしてしまいます。
その結果、つらい「カミソリ負け」の症状の原因をつくってしまうのです。
「カミソリ負け」とサヨナラするためのキーポイントは?
こちらではまずカミソリ負けとサヨナラするための「ヒゲそり」を実践するためのキーポイントについておさえておきましょう!
ヒゲそりのときに肌を傷つけない
前述したようにヒゲそりは誤った方法を実践していると肌に細やかな傷をつくったり、皮膚のバリア機能と保湿機能を担う角質をそぎ落してしまいます。
そのため、カミソリ負けとサヨナラするにはこれらの肌へのダメージをしっかりと予防していくことが重要になるのです。
プレケアとアフターケアを怠らない
ヒゲそりのときに肌を傷つけないためには、ヒゲそり前の「プレケア」とヒゲそり後の「アフターケア」を怠らないことが重要なポイントになります。
「カミソリ負け」とサヨナラするための「ヒゲそり術」とは?
こちらではいよいよカミソリ負けとサヨナラするための「ヒゲそり術」について迫っていきましょう!
十分に「プレケア」しよう
実際にカミソリを当ててヒゲをそる前には、プレケアすなはち前準備が重要になります。
肌に汚れが付着していたり、余分な皮脂があるとシェービングクリームなどが十分な機能を発揮できません。
そのため、まず初めに「肌の汚れを落とす」ことから実践しましょう。
低刺激の洗顔料を用いて優しく洗い流す
肌の汚れを落とすためには、ふき取るよりも洗顔をおすすめします。
低刺激の洗顔料を用いて優しく洗い、十分に微温湯(ぬるま湯)を用いて肌の汚れと洗顔料を洗い流してください。
洗顔した後は、優しく柔らかいタオルで水分を十分にふき取りましょう。
シェービング剤を塗布する
ヒゲそりの際に与える肌への負荷やダメージを最小限に抑えるためにもシェービングクリームなどのシェービング剤を十分に塗布しましょう。
シェービング剤を塗布するときには、少し多めと感じるほどの方がカミソリの滑りもスムーズになります。
もしかすると手間を省くためにシェービング剤を使用しない人もいるかもしれません。
しかし、肌への摩擦を生じて負荷を増加させてしまうためシェービング剤は必ず使用するようにしましょう。
ヒゲが太くて硬い人は「蒸しタオル」もおすすめ
ヒゲが太くて硬い人は、1度のヒゲそりでは十分に剃ることができずに何度も同じ部位にカミソリを当てがちです。
何度も同じ部位にカミソリを当てることは、それだけ肌への負荷を増加させることになりダメージやカミソリ負けのリスクを高めてしまいます。
そのため、ヒゲが太くて硬いと感じる人はシェービング剤を塗布してから蒸タオルを当てて十分にヒゲを軟らかくするのがおすすめです。
蒸タオルの使用後は、シェービング剤を塗布し直してからヒゲをそるようにしましょう。
入念な「アフターケア」を忘れずに
前述の通り、ヒゲそりは肌のバリア機能と保湿機能を担う角質をそぎ落してしまう行為でもあるのです。
肌のバリア機能は十分な保湿によって機能を発揮します。
そのため、肌本来の機能を発揮して感染症や刺激から肌を守るためにも十分な保湿を行うことが重要です。
「アフターケア」の方法
ヒゲそりを終えた後は、柔らかく濡れたタオルで優しく拭い取ったり優しく洗顔して沿ったヒゲをきちんと取り除きましょう。
その後は、保湿成分を含有したアフターシェービングローションや化粧水、乳液などをカミソリを当てた部分全体に十分に塗布します。
「アフターケア」を怠るのは危険!
アフターシェービングローションや化粧水が苦手という人もいるかもしれません。
しかし、アフターケアを怠るのは、炎症や肌の乾燥などのスキントラブルの原因にもなりえるためとても危険です。
保湿剤が苦手な人は、使用感の軽いタイプの製品を選ぶのがよいでしょう。
「カミソリ負け」とサヨナラするための「ヒゲそり術」とは?
こちらでは、いよいよカミソリ負けとサヨナラするメンズのヒゲそり術を解説します。
「知っているつもり」でも正しいヒゲそり術を再確認しておきましょう!
はじめにヒゲのはえている方向に向かって剃る
短時間でヒゲそりしたいと考えている人では最初から「逆剃り」していませんか?
ヒゲが長い状態での逆剃りは、カミソリを強く当ててしまいがちです。
加えてヒゲが刃に引っかかることで肌が引っ張られてしまい、肌に傷をつくってしまう場合もあります。
これはカミソリ負けの主な原因にもなる大きなダメージを肌に与えることに。
まずはヒゲのはえている方向(上から下)に向かって剃りましょう。
ヒゲの量が少ない部分も同様に!
ヒゲの量が少ない部分であるモミアゲの下・鼻の下・アゴ・頬などやフェイスラインにある硬いヒゲは「1度の逆剃りで済ませたい」と考えがちです。
しかし、カミソリ負けを防ぐためにはこれらの部分も1度目はヒゲの生えている方向に向かって剃るようにしましょう。
「逆剃り」はピンポイントにしよう
ヒゲの濃さや生え方は人それぞれですが、肌への負担を避けるため「逆剃り」はピンポイントで行なうことを意識してください。
毛の流れとは反対向き(下から上)に反り残した部分のみを意識して「逆剃り」します。
「逆剃り」するときには、肌への負担を抑えるために再度シェービング剤を十分に塗布してからおこないましょう。
「カミソリ負け」しない「カミソリの選び方」をチェック!
カミソリ負けを防ぐためには、ヒゲのそり方はもちろんですがカミソリの選び方もとても重要になります。
こちらではカミソリ負けしない「カミソリの選び方」を再確認しておきましょう!
「使い捨て」カミソリは避けよう!
もしかすると清潔や刃の鋭さを重視するために「使い捨てカミソリ」を頻回に使用している人もいるかもしれません。
ですが、実はできる限り避ける方が「カミソリ負け」を防ぐことができるのです。
使い捨てカミソリは、その軽さゆえに意識しないままかなりの力を入れて肌に刃を当てがちになります。
その力の入った刃の当て方は、肌へのダメージを強めてしまうのです。
そのため、できる限り使い捨てカミソリの使用は避けることが「カミソリ負け」を防ぐことにもつながります。
こんなときには受診しよう!
もしかすると「いつものことだから」「ヒゲそりの後は仕方ない」などとカミソリ負けを見逃している人もいるかもしれません。
カミソリ負けの症状や程度は人それぞれ異なります。
そのため、肉眼的な肌の変化は見受けられなくてもヒゲそりの後に違和感やかゆみなどを感じるときにはカミソリ負けを生じている可能性があるのです。
前述したような症状が続く場合や毎度繰り返す場合には、肌の黒ずみなどの原因にもなりかねませんので早めに受診して専門家の助言を受けることをおすすめします。
特に夏場など紫外線の強い季節に肌が傷ついた状態で日光を長時間浴びることは、肌の症状を悪化させるだけでなくシミやくすみの原因にも。
できるだけ早めに対策することが重要です。
「カミソリ負け」知らずになろう
今回は「カミソリ負けとサヨナラするメンズのヒゲそり術」について詳しく解説しましたがいかがでしたか?
カミソリ負けは、本人の不快感だけでなく外見上もあまり良い印象を与えません。
そのため、ヒゲそりのちょっとした手間を惜しまずにカミソリ負け対策に努めてください。
こちらで紹介した内容も参考に「カミソリ負け」知らずになって女性にも爽やかな好印象を与えましょう!