前髪を上げた「アップバング」は爽やかで明るい印象になれるため非常に人気です。
女性からのウケもよく、どんな髪型にも合わせやすいおすすめのヘアスタイルなので、積極的に取り入れていきましょう。
アップバングの作り方やセット方法、おすすめのスタイリング剤もご紹介します。
作り方は慣れてしまえば簡単ですが、しっかりポイントを抑えておくことがかっこいいアップバングを作るのに大切です。
アップバングの特徴とメリットを知っておこう
まずはアップバングの特徴やメリットなどを知っておきましょう。
アップバングとは「前髪を上げること」
アップバングの「バング(bang)」とは額にたれた前髪のことを指します。
そのため、前髪をアップさせることをアップバングと呼び、特定の髪型のことを指すわけではありません。
どのような髪型でもアップバングさせることができますので、日替わりでイメージを変えることが可能です。
明るく爽やかなイメージで女性ウケも良い
アップバングは額や眉毛などが出る髪型なので、重めのヘアスタイルの人も軽く爽やかに見せることができます。
髪が短い人は自然なアップバングで精悍なイメージにすることができます。明るく男らしいイメージなので女性からのウケも非常に良い髪型です。
セットするのも簡単!
アップバングはセットにそれほど時間がかかりません。5分もあればしっかりとキメることができる髪型ですので、朝の時間が無いときでも問題なくセットできます。
プライベートでもビジネスシーンでもOK
アップバングは突飛な髪型ではないため、プライベートはもちろんビジネスシーンでも取り入れることができます。
人に会う仕事をしている人などは良い印象を与えることができる髪型なので特におすすめです。
アップバングはどんな髪型とでも合わせられる
アップバングはどんな髪型とでも合わせられるというのが大きなメリットの一つです。
意外と思える髪型でもうまく当てはまりますし、アップバングにするだけで大きくイメージを変えることができるのも利点です。
さまざまな髪型とアップバングの組み合わせを見ていきましょう。
ソフトモヒカンとアップバングは相性バツグン
短めのソフトモヒカンならしっかりアップバングさせると精悍な印象になります。
夏などの暑い時期にやっておきたいヘアスタイルです。ソフトモヒカンは全体的な長さを調節することでかなり印象が変わります。
長めのソフトモヒカン&アップバング
長めのソフトモヒカンなら前髪センター部分だけを上げたり、サイドに流し気味にアップバングさせるなどさまざまなセット方法があります。
どの程度前髪を上げるのかというところも気分や服装によって変えることができます。
ビジネス向けのさわやかアップバング
前髪を上げて表情がしっかりわかるようになっているアップバングです。
元はショートマッシュですが、アップバングさせてスッキリとしているのでビジネスや就職活動でも問題なしです。
王道ショートヘア&アップバング
ショートヘアで前髪をアップバングさせた王道スタイルです。
ツンツンに立てるわけではなく、髪型全体のバランスを取って顔の形に沿ってアップバングさせると爽やかでさりげないイメージになります。
前髪をこのようにしっかりと上げるときには眉毛もきれいに整えておくことが大切です。
重めのマッシュでもアップバングで中性的なイメージに
重めのマッシュでもアップバングでややセンター分け気味にすると中性的なイメージにすることができます。
色気を出した髪型でもあるため、普段柔らかい印象のマッシュからはかなりのイメチェンになります。
無造作マッシュとアップバングの印象の違い
無造作系のマッシュと、同じ髪型をアップバングさせた時のイメージの違いをチェックしてみましょう。
敢えて6:4のバランスで前髪をアップバングさせていますが、とてもきれいな仕上がりになっています。
ツイストパーマ&アップバング
しっかりとかけたツイストパーマですが、サイドとバックを刈り上げてすっきりさせ、アップバングにすることで爽やかさを出しています。
アップバングのセット方法を動画でチェック
アップバングのセット方法は動画を参考にすると非常にやりやすくなります。ポイントをしっかり抑えながらセットすれば簡単です。
ショートヘアのアップバング
- 濡れた髪は8割くらいまで乾かしておく。
- 両サイドを抑えるようにドライヤーをかけていく。
- 中央は前髪からつむじまで根元から熱を当てて立てていく。冷風を使うとしっかりキマる。
- 髪の毛がサイドからセンターに集まるように形を整える。
- 整髪料を手に取り、中間から毛先に動きが出るように左右に手を振りながら付けていく。
- 全体を前に寄せるように整髪料を付け、次に前髪を前に引き出すように立てていく。
- センターは前髪につながるように立てていく。
- 両サイドは下ろし、真ん中を上げるようにしながらつなげるとうまくキマる。
アイロンを使ったショートヘアのアップバング
- 毛束感を出すため、トップから内巻きに巻いていく。
- アイロンで挟んだら前に半回転させるように通していくのがポイント。
- 前髪中央は外巻き(挟んで上に半回転)にしながら上げていく。
- 前髪を手前に引き出すようなイメージで通していくと良い。
- 前髪のサイドは中央につなげるように引き出していく。
- センターは頭頂部から前髪までつながるようにアイロンを通していく。
- 整髪料を手に取り、手を左右に振りながら全体にワックスをなじませていく。
- 後方から前方に髪の流れを作るようにしていく。
- 前髪はアイロンで作った流れに合わせて前方に引き出すように上げる。
ミディアムヘアのアップバング
ヘアアイロンを使って簡単にできるスパイラルパーマ風のアップバングのやり方をご紹介します。ヘアアイロンを使えばアップバングが簡単にできるだけでなく、スパイラル風のクセ付けも簡単です。
- フロントは上げてクリップで止めておく。
- サイドは上半分を止め、下半分からアイロンを通していく。
- 内巻き→外巻きの順番で交互に半回転させていき、最後は外ハネになるように通す。
- 両サイドが終わったらフロントへ。3等分した前髪をまずは立ち上げるように後ろに強く巻く。
- さらに3等分してまた内巻き→外巻きを繰り返す。
- これを3回繰り返す。
- 最後にワックスを手に取り、髪全体にまんべんなくなじませていく。
- 最後は手を左右に振りつつ全体のバランスを整えながら髪を散らしていく。
アイロンやドライヤーを使わずに作るアップバング
人気の高いショートマッシュですが、アップバングで額を出すことで軽く爽やかな印象にすることができます。
アイロンを使わなくても簡単にできるのでおすすめです。
- ハードワックスを枝豆ひとつ分くらい手に取ってなじませる。
- まずは後頭部から手を左右に振りながらこするようになじませていく。
- 表面だけでなく、中の方までまんべんなくなじむようにワックスをつける。
- 再度同量のワックスを手に取り、後頭部と同様のやり方でフロントもしっかりなじませる。
- 前後左右がまんべんなく同じくらいの量のワックスがなじむようにするのがポイント。
- 前髪を自然に立ち上げ、指先を使って全体のバランスを調整していく。
- フロントは立ち上げ、サイドに向かって顔の形に合わせて丸く降りてくるようにする。
- 太い毛束は細くなるように裂いておく。
アップバングの作り方のポイントと注意事項をチェック
アップバングを作る時のポイントや注意事項をチェックしておきましょう。
ただ整髪料で髪をかきあげるだけではしっかりとした形の良いアップバングは作れないので要注意です。
ドライヤーで9割作れる
アップバングを始め、髪を上げたりふんわりさせたりするときにはドライヤーが大活躍します。
ドライヤーだけで9割方アップバングが作れるといっても過言ではありません。逆に整髪料だけだと髪を立ち上げるには不十分ですので注意しましょう。
髪は熱を与えて冷えるときに形が固まります。そのため温風を当てながらブラシなどで形を作り、最後に冷風を当てて固めます。
冷風がない場合は冷めるまで数秒置きましょう。
整髪料をべったりつけない
整髪料をベッタリと付けないのもポイントです。ワックスなどは付けすぎると重くなってしまい、髪が下がってくる原因になります。
ジェルなどはガチガチに固まりますが、束のまま固まってしまうために見た目があまり良くありませんし動きも出せません。
全体的にまんべんなく散らすようにつけましょう。
最後にスプレーするとキープできる
1日同じ髪型をキープさせたいときはスプレーを使うとよいでしょう。
スプレーにもセット力の強さにバリエーションがありますので、しっかり固めたいか多少動きを出したいかで決めましょう。
眉毛のケアやスキンケアも忘れずに!
アップバングは額や顔がはっきりと出る髪型です。そのため眉毛のケアも忘れずに行いましょう。
また日頃からスキンケアをしっかり行い、肌荒れなどが出ないように心がけておくことをおすすめします。
アップバングに最適なおすすめのスタイリング剤を伝授!
アップバングにおすすめできるスタイリング剤をチェックしていきましょう。さまざまな種類がありますが、やはりワックスが定番です。
ワックスが定番
最近ではワックスが主流です。固めすぎず動きのある髪型にできる上、セットを直しやすいというのが利点です。
ソフト・ハード・ウェットなどさまざまなタイプがあるのも魅力です。
どんなワックスを使えばよいのか
しっかりと立ててキープしたい場合はセット力の高いハードタイプのワックスを使うとよいでしょう。
またツヤ感をあまり出したくない場合はマットタイプがおすすめです。
より高いホールド感を望むならジェルもおすすめ
ジェルはワックスよりもホールド力が高いです。
そのため前髪をしっかりアップバングさせたい場合にはジェルを使うことも選択肢に入れてみましょう。
アップバングにはヘアアイロンがあると便利!
アップバングはドライヤーだけでもできますが、ヘアアイロンがあるとより簡単に作ることができます。
しっかり乾かしてから使う
ヘアアイロンを使うときにはしっかりと乾かしてから使いましょう。ドライヤーのように髪を乾かす用途での使い方はできません。
立ち上げるときは根元から
ヘアアイロンを使って髪を立ち上げるときには根元から挟んで熱を通すようにしましょう。
整髪料はアイロンのあとで
ヘアアイロンを使って形を作ったあとにワックスを使うようにしましょう。
ワックスを使ってからアイロンを通すと焦げてしまうことがありますので要注意です。
メンズのアップバングまとめ
アップバングは髪の長さや髪型を選ばずに取り入れることできます。
爽やかさ・男らしさ・明るさなど、見ている人に好印象を与えることができる髪型ですので、ぜひやってみましょう。
ドライヤーやアイロンを使えば簡単にアップバングを作ることができます。
上で紹介した動画を参考にしつつ、自分なりのアップバングスタイルを見つけてみてください。