メンズのヘアセットの基本を動画を使って解説していきます。
ヘアセットに必要なアイテムやブローのテクニック、意外と知らない人も多いワックスのつけ方などをしっかり抑えましょう。
伸びてきた髪はセットしづらくなることがありますので、髪の長さごとにセット方法をしっかりチェックしましょう。
ヘアセットのポイントを抑えると朝の忙しい時間のヘアメイクが非常に短時間で済むようになります。
メンズのヘアセットに必要なアイテムをチェック!
まずはヘアセットに必要なアイテムをチェックしておきましょう。これらのアイテムがあればどんな髪型も自由自在にセットできます。
ドライヤー
ヘアセットで最も大事なアイテムはドライヤーです。
濡れた髪をそのまま自然乾燥させるとかゆみ・ふけ・ニオイなどの原因になりますし、セットもうまく決まりません。
後述しますがセットの一番のポイントがドライヤーですので、必ず用意しておきましょう。
また温風・冷風が切り替えられるものならベストです。
ヘアアイロン
ヘアアイロンはストレートアイロンとカールアイロンがありますが、ストレートアイロンがあれば大丈夫です。
ヘアアイロンが無くてもセットはできますが、持っていると非常に便利でセットしやすくなるのでおすすめです。
ブラシ・コーム
ブラシやコーム(くし)は持っておいた方がよいアイテムです。髪をふくらませたり全体的な流れを作ったりするときに大活躍します。
コームの場合は歯の逆側が細くなっている「テール」があるものが便利です。
整髪料
整髪料は髪型に合わせて選びましょう。さまざまな種類がありますが、髪型・用途・つけ方などに違いがあります。こちらも後述します。
ショートヘアのセット方法
ショートヘアは髪の上げ方や流し方によって大きく印象が変わります。
ただ立てるだけでなくさまざまなバリエーションがありますが、基本となるアップバングとビジネスでも使えるようなセット方法をチェックしていきます。
アップバングの仕方
前髪を上げることを「アップバング」といいますが、ショートヘアとアップバングは相性抜群です。
時間がないときでも簡単にできるアップバングのやり方をチェックしましょう。
- ドライヤーで髪を乾かしておく。
- ワックスを手に取り、手のひらにしっかりなじませておく。
- 手のひらを左右に振るようにしながら、髪全体に均等にワックスをつける。
- 全体的にワックスをつけることでセットしやすくなる。
- 指先を使って全体の毛の流れを整えていく。
- 大きな毛束はこのときに少し裂いておくと良い。
- 正面は上に立たせるかサイドに流れるように上げ、前髪の両サイドは顔の形に沿わせるとよい。
- 耳から耳までのアウトラインを整える。
- モヒカンライン(黒目と黒目の間)にボリュームを出すように整える。
スーツスタイルに合うビジネスショート
山田孝之さんのような自然な七三分けで、ビジネスにも合うようなショートスタイルにしていきましょう。
- ドライヤーで七三に分けて、七の方を分け目からかきあげるように根元から温風を当てる。
- サイドはふくらまないように温風を当てながら抑える。
- ある程度スタイルがまとまったら整髪料をつける。
- ポマードを手に取り、毛先の方からつけるようにする。
- ポマードは髪全体にべったりつけるのではなく、かきあげるようにセットしていく。
- ブローで形ができているのでサイドを抑えつつ全体を整えればOK。
ミディアムヘアや伸びてきた髪のセット方法を動画でチェック
少し長めの髪型はいじりようがありますが、逆に伸びてくると伸びっぱなしになってしまうことがあります。
伸びてしまったときにスッキリ見せるセット方法や伸びた髪をうまく活用したセット方法を見ていきましょう。
ミディアムヘアはナチュラル風にセットすると印象良し!
ミディアムヘアは長さ的に髪を立ち上げるのが難しいため、毛束感を活かしたヘアスタイルやパーマなどをかけて空気感を出す人が多いです。
敢えてアップバングなどにもせずにナチュラルなセットをしてみましょう。
柔らかく優しい印象になるので異性からの印象も良いのがメリットです。
- ドライヤーで髪を乾かしておく。
- ヘアアイロンを根元から通して頭の形に合わせたカールを作っていく。
- 髪の毛を2つに分け、下側からアイロンを入れていく。
- 間を開けながら毛束をとり、アイロンをタテに入れて自然なカールを作る。
- 流したい方向にゆるやかにカーブさせるイメージ。
- 下側が終わったら上側も行う。
- ポイントは下と上で同じ位置にカールが重ならないようにすること。
- トップはボリュームを出すように根元からアイロンを通す。
- ワックスを手に取り、毛先を中心に全体的につけていく。
- コームのテールを使ってつむじから放射状に下ろしておく。
- アイロンを入れたところを目安にしながら毛の流れを作る。
- 顔周りは内側に締めることで小顔効果がある。
- 最後にヘアスプレーを使って髪型をキープさせる。
髪が伸びてきたらアップバングするだけで印象スッキリ!
髪が伸びてくると前髪がうっとうしくなったり、毛の量が増えてしまってモサモサしてしまったりするのが悩みの種です。
そんなときには前髪をアップバングさせるだけで明るい印象に変わります。
ただ前髪を上げるというだけでなく、センター分けや七三分けのようなバランスにすると前髪が長くても顔がはっきり見えるので印象が良くなります。
- 濡れた髪を八割くらいまで乾かす。
- 前髪の分けたい部分を手に取り、下から空気を含ませるようにドライヤーの温風を当てる。
- ボリュームを出すように分け目のトップはふくらませる。
- 分けた毛先は顔の輪郭にそって下ろすと小顔効果あり。
- 温風を当てたら冷めるまで髪を抑えておくとしっかりセットできる。冷風でもOK。
- 耳周りはアイロンを使って外ハネにし、耳を出すようにするとスッキリ見える。
- バックも外ハネにし、トップはボリュームを出すように根元からアイロンを通す。
- ところどころ毛束を取って外ハネにしておくとオシャレ。
- 毛束感を出すために大きめに毛束をとって内→外の波打ちにする。
- 全体の形がキマったらワックスを手にとってなじませる。
- 髪全体にしっかりとなじませる。特に毛の中間から毛先にワックスがつくようにする。
- 手を左右に振ってこするようにしたりギュッと握るようにするとよい。
- 前髪を手のひらで持ち上げるようにワックスをつける。その後は髪を下ろしておく。
- 全体のバランスを取る。大きな毛束は少し裂いておく。
髪が伸びてきたら無造作ヘアにすればオシャレ!
伸びてきた髪は伸びっぱなしにするのではなく、ヘアアイロンを使って毛束感を活かした無造作ヘアにしてみてはどうでしょうか。
おしゃれに見えるので「伸びっぱなし」という印象は全くありません。
- ドライヤーで髪を全体的に乾かしていく。
- 根元に温風を当てて髪を立ち上げてふんわりとしたボリュームを出しておく。
- 毛束を取ってヘアアイロンを通していく。
- 顔周りは輪郭に沿うようにし、前髪は流したい方向へアイロンを通す。
- 耳周りとバック・襟足は外ハネにしておく。
- ハチ周りは毛束をつまんでねじった状態でアイロンを通すと毛束感が出やすい。
- トップとサイドは内巻き・外巻きをランダムに作っていく。隣同士が逆巻きになるように。
- 前髪上部はタテにアイロンを入れるとうまくまとまる。
- 空気感が出てきたらOK。
- 手にワックスを取ってなじませ、髪全体に均等になるようにつけていく。
- このときに毛先を中心につけ、全体的に手で握るようにすると無造作感が出る。
- 全体にワックスをつけたら膨らみすぎないようにシルエットを整える。
- 手のひらでつぶすのではなく指先で押さえるようにするのがポイント。
- 前髪はやや流すようにするとよい。
寝癖を直す方法を動画でチェック!
寝癖を直す方法を動画でチェックしておきましょう。寝癖を治すときにもドライヤーが大活躍します。
一度濡らしてドライヤーで乾かす
- 寝癖を直したいときには一度全体的にしっかりと髪を濡らす。
- 根元まで濡らすことでついたクセが柔らかくなり直しやすくなる。
- その後ドライヤーで乾かす。
- その際根元から温風を当てるとクセを矯正でき、ふんわりとボリュームが出る。
- 前髪やサイドなど、つぶしたいところは温風を当てながらしっかり抑える。
動画内ではその後すぐにワックスを付けてセットしています。
ドライヤーである程度毛束やメリハリをつけているためスピーディーにセットできています。
寝癖をつきにくくするのもドライヤー
寝癖をつきにくくするためにもドライヤーが活躍します。
寝る前にお風呂に入ったあと、ドライヤーで乾かさずに放置したり湿った状態のまま寝てしまったりすると寝癖がつきやすくなります。
しっかりとドライヤーで乾かしてから寝るようにしましょう。
ヘアセットはブローでキマる!
ヘアセットはブローでほぼキマると考えてよいでしょう。
ブローの仕方と重要性を知っておくと、セットにかかる時間が短縮できる上作りたい髪型が簡単に作れます。
髪を濡らしたら8割くらいまで乾かす
髪を濡らしたら、8割くらいまで水分を飛ばして乾かします。
ここからセットを始めると考えるとよいでしょう。ただしヘアアイロンを使う場合は完全に乾いた状態にするのがポイントです。
ブローで髪をセットする
8割くらいまで乾かしたらドライヤーを使って髪をセットしていきます。
髪の毛のタンパク質は温めたあと冷めるときに固まる性質があるため、温風を当てたあとに冷めるまで抑えるか冷風を当てるとよいでしょう。
整髪料は最後のまとめとして使う
整髪料は最後の仕上げに使います。
一般的に整髪料を使って髪型を作ろうとする人が多いですが、ドライヤーで形を作っておかなければうまく作れません。
逆にドライヤーで形を作っておけば、整髪料をつけるときに多少くしゃくしゃになってもしっかり元に戻ります。
ワックスとジェルは付け方が違う!整髪料別テクニック
整髪料の中ではワックスが最も需要がありますが、ジェルやムースなどさまざまな整髪料があります。それぞれの使い方を知っておくと便利です。
ワックス
ワックスは毛束感や毛先の動きを出すのに非常に便利な整髪料です。セット力の強さやウェット感・マット感は商品ごとにちがいます。
ワックスは根元から髪全体につけるのが一般的ですが、中間から毛先だけにつけるという場合もあります。
付け方の基本は「ワックスをしっかり手になじませる」「全体的に均一につける」「握るように揉み込む」「指先でつまむ」などがあります。
ジェル
ジェルはワックスに比べてガチッとしたセット感とウェットなツヤ感が特徴です。
髪が完全に乾いた状態ではなく、やや濡れているときに使うとツヤが強く出ます。
ワックスのように揉み込むのではなく、表面につけるようなイメージでつけていきましょう。
髪型を崩したくないときはヘアスプレーが便利
ワックスは毛先の動きや毛束感を出すのに役立つ一方、ジェルに比べてセット力が持続しないという欠点があります。
逆に崩れた髪型をすぐに直せるというメリットでもあるのですが、できるだけセットした状態のまま崩したくないという声も多いです。
そういうときにはセットしたあとにヘアスプレーを使いましょう。セット力の高いヘアスプレーなら髪型が1日中崩れにくくなります。
モテ髪のヘアセット方法まとめ
ブローと整髪料をうまく使うことで髪型をしっかりとキメることができます。
またヘアアイロンを使うとさらにヘアセットのバリエーションが広がるのでおすすめです。
伸びた髪は前髪をアップバングさせたり無造作感を出したりすることでうまくキメることができます。
そのときに耳を出すようにすると伸びてきた感じがでにくくなるのでおすすめです。
セットの仕方は慣れるまでは面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくるとすばやく仕上げることができるので、毎日しっかりセットするようにしましょう。