セールは年中開催されていますが、開催時期によっては割引率に大きな差があります。
これらの開催時期を把握することで、普段見ることのない激安セール品をお得に買うことができるでしょう。
セール品をお得に買える開催時期から、セールで失敗しない商品選びのポイントなどをご紹介していきます。
セールの種類は様々
メンズファッションに限りませんが、セールには様々な種類があるのでどのセールで買えばお得なのか分からないものもあります。
セールは大きく分けて4つです。
それぞれにも特性があるのでそれらの仕組みを知り、どのタイミングで購入するのがベストかを判断してください。
お得意様向けに案内されるプレセール
プレセールは会員登録や、メンバーズカードなどに登録している顧客に向けたセールです。
本格的に始まるセールの前に、先に値引き価格で買い物ができます。
割引率は低めでも10%〜30%offあたりでしょう。普段のセールよりも割引率が高いこともあるので、お得に買うことも可能です。
大々的に宣伝されていないので、ゆっくり買い物ができるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
今ではSNSに登録するだけで利用することができる店舗も増えています。これを機に会員登録してみるのもいいでしょう。
よく見かける本セール
よく見かけるバーゲンセールなどは本セールにあたり、店舗でも1番見かけるのがこれになります。
宣伝もされるので目当ての商品が売り切れになりやすく、店内がかなり混み合うため事前の準備が必要になるセールです。
割引率は30%〜50%offなど半額の商品もあるので、労力に見合った対価が得られるでしょう。
しかし本セールは、売れ残りの在庫処分という側面もあります。安いからと見境なく買うとあまり着ずに無駄になってしまうことも。
きちんと計画を立てて、周りの空気に流されないようにしましょう。
本セールの後のモアセール
モアセールは本セールの後に行われるセールであり、本セールよりも値引きされた値段で買うことができるものです。
開催されるのは本セールから1週間〜2週間あたりが多いでしょう。商品ごとに値下げするか、レジで割引になるケースがあります。
本セールから10%〜20%割引されることが多いです。お買い得ですが、狙っていた商品が売り切れの場合が多いでしょう。
人気商品は品切れになりやすいものの、色違いでもいい商品や売り切れる心配がない商品を狙うには価値のあるセールとなります。
少し時間を空けてから購入するのがいいでしょう。
最終的なセールはファイナルセール
モアセールの後に行われるのがファイナルセールであり、最も安く商品を購入することができるセールとなります。
ですが、このセールでは人気の商品や欲しいと思っている商品は残っていないと思った方がいいでしょう。
基本的には在庫処分なので狙っているものはほとんど残っておらず、欲しいものがあればラッキーという状態なのです。
割引率は70%〜80%offの商品はもちろん、中には 90%まで値引きされる商品もあります。
しかし激安セール品を狙っているのであれば、意外な掘り出し物を見つけることができるかもしれません。
他にもユニークなセールも
セールには上記で説明したもの以外にも、あまり見かけないユニークなものがあります。
買っている時には意識しないことが多いですが、知っているだけでも情報を手に入れやすくなるので覚えておくといいでしょう。
クリアランスセール
クリアランスセールは季節物の切り替え時に、次の商品との入れ替わりで行われるセールになります。
本セールと間違われやすいですが、今季の新商品の値下げ品のセールと考えるといいでしょう。
店舗側が在庫を残したくないために行われるセールなので、こちらも割引率が高いです。
80%や90%offの商品などもあるので、期待が持てるセールとなります。
ですがこちらも、本セールの後に売れ残った在庫品が多いです。コーディネートが難しい物が多く、買いすぎに注意してください。
ファミリー・サンプルセール
ファミリーセールは店舗の従業員の家族や知人を招待して、サンプル品やシーズン落ちの商品などを売り出すセールです。
以前は身内のみの招待でした。現在ではWeb上でも公開しており、会員登録をすれば参加することができる企業も増えてきています。
割引率も半額以上しか置いておらず、さらに80%や90%offの商品も多数あるでしょう。
限定して公開されているので、狙っている商品が簡単に手に入るのもこのファミリーセールなのです。
セールの開催時期はいつなのか
メンズファッションの激安セール品を手に入れるには、開催時期が大きなポイントとなります。
この時期を知らないと買い物をしたその翌月、さらに値引きされて損をしてしまったと感じてしまうことになるでしょう。
地域や店舗にもよりますが、セールが行われる時期はある程度決まっています。その開催時期についてお伝えしていきましょう。
春物は4月・5月のGWが狙い目
春物の大きなセールは4月の下旬〜5月のGWあたりです。
4月の下旬には春物のセールが少しずつ始まり、5月頭のGWには本格的にセールが始まります。
春物は3月には店頭に並び始めますが、この時期はほぼ定価販売です。
今年の春物を安く買いたいのであれば、4月の下旬まで待つのがいいでしょう。
来年にまた着られるものが良いのであれば、6月最後の週の夏物と合わせた春物の処分セールがおすすめです。
中には半額になるアイテムもあるのでお買い得になります。
夏物は7月がお買い得
夏物の本格的なセールは7月の頭からです。早い所では6月の下旬に始まりますが、市場で一番盛り上がるのは7月の頭です。
夏物のセールは他の旬物よりも早めに始まります。
年内に着てられる期間が一番長い物になりますので、他の旬物よりも長く着ていられる分お買い得ともいえます。
7月の頭から2週間程度で値下げされ、月末はさらに安くなるでしょう。8月になるとセールの規模が小さくなる傾向にあります。
秋物は10月の下旬にセール開始
秋物のセールは夏物や冬物と比べるとそこまで大きな規模で行うことがないので、お買い得感は少ないかもしれません。
実際に始まるのが10月の下旬からであり、早い所では10月の頭から始まる場合もあります。
中には秋物のセールを行わない店舗もあり、激安品を狙うのは難しいです。
11月からは冬物のコートなどが店内にも並び始めるので、秋物は月末に真冬のアウターと合わせたセールなどが行われます。
冬物は1月が最も熱い
冬物は1月の頭からセールが始まり、ブランドによっては半額からスタートする店舗もあります。
第2週あたりから値下げされ、月末にさらに値引きがされる傾向にあるようです。
冬物のセール自体はクリスマス以降から始まり、26日あたりにはセールに切り替える店舗が多くなります。
この時期ですでに半額まで値下げされる店舗も中にはあるので、年末までにセール品を手に入れることができるかもしれません。
2月にはほとんどの店舗が春物に切り替えるので冬物は1月に手に入れるのがベストですが、中には掘り出し物もあります。
店舗によっては原価割れの商品がある場合もあるので、探してみるのもいいでしょう。
セールで失敗しないためのポイント
開催時期やセールの種類について知ることができたでしょうか。
ところがいきなりセールに向かっても余計なものを買ってしまい、逆に値段が高くつくことも多々あります。
失敗のない商品を見極めて買うのも、セールの賢い使い方です。セールで失敗しないためのポイントについて説明していきましょう。
事前の下調べが大切
セールで失敗をする方に当てはまるポイントは、下調べをせずにいきなり買ってしまうことです。
情報が無い状態で店舗に行ってしまうと、その場の空気と割引された値段だけで判断してしまいます。
その状態で買うと、着てから「思っていたものと違う」と感じるものが出てくる可能性があるでしょう。
そうなると、着ないまま無駄になってしまうことが多いです。
そのようなことを避けるためにも、セールの前には事前に以下の情報を確認しておきましょう。
- 気になる商品はどれか
- 在庫数
- セールの時期
- 会員登録などによるお得な案内があるか
この4つを確認してから向かうだけでも、十分失敗が減ります。
自分の持っている服に合うものを選ぶ
いくらセール品を買っても、持っている服装に合わせられなければ扱いが難しくなってしまうものです。
まずは自分の手持ちの服を確認して、コーディネートの幅を広げられるものを選ぶようにしましょう。
そうすれば目的が決まるので、無駄なセール品を買わずに済みます。
セール品をベースにするのではなく、Tシャツなど着回せる補助的な立ち位置にするのもおすすめです。
少しずつ取り入れることで、かっこよく着こなすことができるようになるでしょう。
セールではこれを買えばハズレはない
失敗しないポイントを紹介しましたが、それでも「どの商品を買えば良いのか分からない」という人もいるかもしれません。
セールの対象となるのは主に売れ残りの商品なので、今年や来年にどれくらい着ることができるのかが重要です。
たとえば着回しをしやすい商品だと着る機会も多くなるので、まずハズレがありません。
では、ハズレの無いセール品とはどのような商品なのでしょうか。
着回せる定番品
セール品では以下の商品が特におすすめとなります。いずれも着る機会の多い、ベーシックな定番品です。
- 無地の長袖
- 半袖のTシャツ
- タンクトップ
- カーディガン
定番品なら1年中着ることができ、無地ならトレンドにも左右されにくくなります。より活用しやすいアイテムになるでしょう。
パンツも定番品の1つです。ネイビーや黒であれば、アウターやインナーで調整することでかっこよく着こなすことができます。
ただしこの定番品はセールの対象になりにくいので、普段からその店舗について知っていないと見つけるのが難しいです。
事前の情報収集をきちんと行いましょう。
オールシーズンで使える素材
素材によっては、暑くて秋冬にしか着ていられないアイテムもあります。
そのため、素材にも気を遣うことでセール品を上手く活用できるようになるでしょう。
オールシーズンで使える素材は以下の化学繊維です。
- コットン
- リネン
- ポリエステル
- ナイロン
靴などの小物
意外とセール品では靴や小物がおすすめです。
定価が高いので30%offにでもなれば、インナーなどのアイテムを1つ分買えるほど安くなります。
今ではブーツなどもオールシーズンで履いていられるものばかりなので、狙い目のアイテムです。
セールで買ってはいけないもの
おすすめアイテムを紹介しましたが、逆に買わない方が良いものもあります。セールで買ってしまうと失敗する可能性が高いです。
それらのアイテムも理解して、セール品をお得に買いましょう。
福袋は買ってはいけない
福袋は中身が見えないので、自分の手持ちの服と合わせにくいものが入っている可能性が高いです。
また中身はセール品の売れ残りが多く、数年前の売れ残りなども入っていることがあるので使いにくいものばかりになります。
そもそも福袋は、普段高額なブランドが安くなっているものです。福袋を買う人は少しでも良いものが入っていると考えて買います。
ですが実際に使えるものはごくわずかで、手に余ることも多いのです。
お得にセール品を買いたいのであれば、福袋ではなく他の商品に投資をするようにしましょう。
安さだけで買ってはいけない
店舗に行くと周りの熱と値札の安さで、冷静な判断ができずにいらないアイテムを買ってしまうことがあります。
安さで買ってしまった服は時間を置いて実際に着てみると「良いと思ったのに何か違う」と感じることがほとんどです。
そうなるとその服はもう着ることはないでしょう。
セール品は売れ残った商品を値引きして売りやすくしているだけなので、目的がないと無駄にいらないものを増やすだけです。
安さ以外にもその商品を買って納得できる理由を見つけましょう。
今年しか着られないもの
セール品は旬を過ぎた商品が値引きされます。今年しか着られない服を買ってしまうと、着る機会はほとんどありません。
来年も着られると思って今年のトレンド品を買ってしまうと、次の年ではトレンドが変わってしまうこともあります。
そうなると、結局その服は着なくなってしまうのです。
奇抜なデザインや季節限定でしか着られない服よりも、無地で着回しがしやすいデザインを選ぶようにしましょう。
セールの時期と性質を理解してアイテムをお得に手に入れよう!
セール品をお得に買うにはセール開催時期を把握して、オールシーズンの商品を買うのがいいでしょう。
そしてメインのアウターではなく、無地のインナーやパンツなどの着回せる定番品を買うことが大切です。
激安セール品をかっこよく着こなすことができるようになります。
ですが、セール品は高額で手の届かない商品を買いやすくしてくれるものでもあります。
普段は買わないような商品を買って冒険してみるのも良いかもしれません。
失敗してもセール品なので定価よりも少ない出費で済ませられます。