「セットしたのにすぐに髪型が崩れる…」「雨や風が強い日のスタイリングはどうしたらいいんだろう?」
髪型は男性の印象を左右する重要なものですが、セットについて悩みを抱える男性は多くいることでしょう。
そこで本記事では、このような悩みを解決することができるヘアジェルについて詳しく解説していきたいと思います。
ヘアジェルの選び方から、使い方、おすすめの商品も紹介。
これからヘアジェルの使用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ヘアジェルとワックスの違いは?
そもそも、ヘアジェルとワックスの違いをご存知でしょうか。
同じスタイリング剤でも、ヘアジェルにはワックスにない効果が多く含まれています。
まずはヘアジェルの効果を理解し目的に合わせてワックスと使い分けられるようになりましょう。
ホールド力(固める力)が強い
ワックスとヘアジェルの最も大きな違いはスタイリング時のホールド力(髪を固める力)です。
ヘアジェルはホールド力がワックスより断然強く、スタイリングをしっかりと固めることができます。
ワックスだと汗で崩れそうな細かいスタイリングでもヘアジェルを使えば問題ありません。
キープ力が高い
ホールド力に加えスタイリングをキープする力がワックスよりも優れています。
本来、ワックスだけでは弱いキープ力をヘアスプレーなどを使って補いますが、ヘアジェルを使えばヘアスプレーは必要ありません。
朝から日中まで出かけるような日でも高いキープ力で髪型を維持してくれます。
髪にツヤ感を与える
ジェルの水気によって、髪の毛にツヤ感を与えることができます。
ウエット感を強めたい場合にヘアジェルは最適なスタイリング剤といえるでしょう。
ヘアジェルの特徴
ヘアジェルにはワックスにはない大きな特徴があります。
特徴を理解することで、スタイリング時に役立つ情報となるのでよく理解しておきましょう。
水溶性成分で構成されている
ヘアジェルは樹脂と水が主な成分であり、水溶性成分で構成されています。
水溶性成分でとろりと伸びるローションのような使い心地が特長的で、手の中で伸びやすく髪の毛にも馴染みやすいのです。
シャンプーで洗い落としやすい
ワックスはなかなか洗っても落ちづらく時間がかかりますが、ヘアジェルならシャンプーでサッと洗い流すことが可能です。
ベタツキが少ないので、水洗いだけでもある程度まで洗い落とすこともできます。
つけすぎると白い粉をふく
ヘアジェルはつけすぎると白い粉が発生することも。
髪の毛が乾いた状態でのスタイリングは避け、ある程度ウエット感を残した状態でスタイリングすると白い粉の発生を抑えられます。
ヘアジェルが適したシチュエーション
ワックスとヘアジェルには大きな違いがあるので、それぞれ状況に応じた使い方をすることが大事です。
ヘアジェルを使うのに適したシチュエーションを紹介します。
雨の日や風が強い日に
高いキープ力とホールド力を兼ね備えているヘアジェルは、雨の日や風の強い日に最もその効果を発揮します。
ワックスでスタイリングすると、雨や風でスタイリングが崩れるということがよくあります。
時間をかけたスタイリングが急な天候によって崩れてしまうのは避けたいところ。
そんな時でもヘアジェルならスタイリングをがっちりと固め、長時間キープしてくれるのです。
雨が降りそうな日や風が強い日はヘアジェルでスタイリングすると、よりその効果を実感できるでしょう。
フォーマル感を強めたいとき
ドライ感のある髪型は少しカジュアルな印象を与えがち。
ヘアジェルは髪の毛にツヤ感を与え、カッチリ固めて清潔感ある印象を引き出してくれます。
フォーマルな場面(結婚式や卒業式など)では清潔感ある男性が好まれるので、そういった場面ではヘアジェルを使うのがよいでしょう。
時間に追われて忙しいとき
時間に追われて忙しいときほど、ヘアジェルは重宝します。
ヘアジェルの魅力はセットが固まるスピード。
ワックスはしばらく時間をおかないと固まらないですが、ヘアジェルはスタイリング後すぐに固まります。
「忙しくてスタイリングに時間をかけていられない」という場面ではヘアジェルが活躍。
ヘアジェルの選び方
ヘアジェルの魅力が分かったところで、「どんなヘアジェルを選べばいいの?」と思われる方も多いでしょう。
特に重視するべきヘアジェルの選び方について紹介します。
速乾性の低いタイプを選ぶ
速乾性とは、乾くスピード(=固まるスピード)のこと。
速乾性が高いヘアジェルだと、塗布後にすぐ固まってしまいます。
中途半端なスタイリングで固まってしまうこともあるので、ヘアジェルを始めて使われる方はなるべく速乾性の低いタイプがおすすめです。
セット力の強さで選ぶ
ヘアジェルの魅力はなんといってもホールド力と高いキープ力。これらの要素が優れているヘアジェルを選ぶことをおすすめします。
商品によってはそれぞれの要素が弱い商品もありますので、よく見極めましょう。
ベタツキ感が少ないタイプを選ぶ
ジェルを使用しているので、多少のベタつきを感じることは少なくありません。
ベタつきが苦手という方は、なるべくベタつきの少ないヘアジェルを選びましょう。水溶性成分が強いタイプはベタつきを感じづらいです。
ヘアジェルおすすめ商品
ヘアジェルのおすすめ商品を紹介します。
- 初心者でも使いやすい
- コスパがいい
これら2つのポイントを重視した商品を3つ厳選しました。
ロレッタ ハードゼリー
ロレッタのハードゼリーは、バラの香りが魅力的なヘアジェルです。内容量が多く、1つ買うと長期間使用することができます。
最大の特長は、抜群のホールド力と水道水での洗い落としやすさ。
剛毛の髪質でもしっかりと固めることができ、長時間キープすることができます。スプレーで固める必要はありません。
ワックスはシャンプーしてもなかなか落ちませんが、ロレッタのジェルはシャワーだけで洗い落とすことが可能です。
今までめんどくさかった洗い落としが楽になるのは大きなメリットでしょう。
ギャツビー スーパーハードジェル
コスパ最強のギャツビー スーパーハードジェル。
販売されているヘアジェルの中でも最安値を誇ります。ブランド力も申し分ない人気商品です。
高いホールド力とキープ力を再現でき、臭いを全く感じさせない「無香料」です。
洗い落としやすさにも定評があり、水洗いのみでほとんどベタつきを感じないレベルまで洗い落とすことができます。
ミルボン
ミルボンのヘアジェルは、ホールド力は他商品と比べて劣りますが、髪の毛に軽い動きをつけたいという場合におすすめのヘアジェルです。
パーマスタイルのような細かい毛束感を出したい場合に重宝します。
またツヤ感をしっかり与えてくれるので、フォーマルな場面でも使用可能。
ヘアジェルの正しいセット方法
ヘアジェルの正しいセット方法は以下の通りです。
- 500円玉程度の量を取り、手のひら全体になじませる
- 後頭部⇒頭部⇒サイド⇒前髪の順番で髪の毛全体になじませていく
- 髪の流れを調整し、スタイリング
主な流れはワックスでのスタイリングと一緒です。ムラがないように髪の全体に均一になじませていくことを意識しましょう。
特にヘアジェルは髪の毛にツヤ感を与えるので、目立ちやすくなってしまいます。
ここからはヘアジェル使用時の注意点を紹介します。
ヘアジェルをつけすぎない
しっかりと固めたいからとヘアジェルをつけすぎるのはNGです。
つけすぎるとジェルの重さで髪の毛が落ち込んでしまい、立たせたいトップが崩れてアンバランスなスタイリングになってしまいます。
また、ヘアジェルをつけすぎることによって、ツヤ感がかなり出てしまい、髪の毛を濡らしたのかと思われてしまう可能性があります。
ヘアジェルの目安量は500円玉程度を意識しましょう。
水をつけすぎない
適度に水とヘアジェルを合わせることで固まりやすくなるといったメリットがありますが、水の量が多すぎるのもよくありません。
水の量がヘアジェルより多くなってしまうと、ヘアジェルが洗い落とされてしまうからです。
ヘアジェルの効果が薄れて、スタイリングが崩れる可能性があるので、水はなるべくつけすぎないようにしましょう。
ヘアジェルが向いている髪型
ヘアジェルはしっかりと固まって、髪の毛にツヤ感を与えてくれるというメリットがあります。
メリットを踏まえたうえで、スタイリングにヘアジェルが向いている髪型を紹介します。
ショートカットスタイル
ショートカットスタイルは基本的にヘアジェルとの相性が良いです。
ショートカットスタイルにツヤ感を与えることによってトップとサイドにメリハリが生まれ、よりスッキリとした印象を高めてくれます。
特におすすめのスタイルは、前髪をかきあげるオールバックスタイル。
ツヤ感とでこだしによってワイルドな男性を演出してくれます。
パーマスタイル
パーマススタイルとヘアジェルの相性は抜群です。
パーマスタイルは髪の毛にウエット感を与えることによって、よりパーマ感が強くなり、毛束も細かい流れを作ることができるのです。
7:3分けスタイル
フォーマルな場面で人気スタイルの7:3分けスタイルはヘアジェルを使用して固めることによって魅力が増します。
ヘアジェルでサイドのボリュームを抑えることによって、カッチリとした印象を与えビジネスシーンでも活躍できる髪型に。
ヘアジェルの特徴やワックスとの違いまとめ
いかがでしたか?今回はヘアジェルについて紹介しました。
まとめると
- ヘアジェルは樹脂+水によってできた水溶性成分によって構成されている
- ヘアジェルはキープ力・ホールド力に優れたスタイリング剤である
- ヘアジェルはショートカットスタイル、パーマスタイルにおすすめ
ヘアジェルとワックスの違いについても触れましたが、目的によってそれぞれの魅力があります。
目的毎に使い分け、効果的に毎日のスタイリングを行っていきましょう。