白く健康的な歯は職場や取引においても好印象を与えるポイント!
しかし男性では好む方も多いコーヒーやタバコは、歯のくすみの大きな原因になります。
さらに色素沈着の元となる汚れは口臭や歯周病といったさまざまな問題に繋がってしまうのです。
その対策として、ホワイトニングで白い歯を取り戻し、さらに口臭や歯周病の予防になる方法があるのをご存じですか。
本記事では、ホワイトニングの施術方法や特徴などをまとめています。
白く健康的な歯を手に入れたいという男性は、参考にしてみてください。
歯科クリニックのオフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは歯科クリニックで歯科医師・歯科衛生士から施術を受けるホワイトニング方法です。
オフィスホワイトニングの方法
オフィスホワイトニングは主に過酸化水素を使用し、歯に沈着した色素を分解することで白くさせています。
また歯の表面のエナメル質を変質させ、光を乱反射させることで奥の象牙質を透けなくするという効果もあります。
オフィスホワイトニングのメリット
短期間で効果が出る
オフィスホワイトニングでは医療資格者のみが使用できる効果の高い薬剤や専用の医療機器を使用します。
そのため短期間で高い効果が期待できます。
効果の感じ方には個人差がありますが、1回目の施術から効果を感じることもありますよ。
たいてい1~4回で目的の白さになるでしょう。
資格者が行うので安心
歯科クリニックでの施術のため、医師や歯科衛生士が歯の状態を見ながら最適な施術を行ってくれます。
虫歯や欠けがあると効果が下がり、痛みも出やすいので歯科クリニックなら安心してできるのがポイントです。
オフィスホワイトニングのデメリット
痛みが出やすい
ホームホワイトニングやセルフホワイトニングよりも強い薬剤や機器を使います。
そのため神経が過敏になり、治療中や治療後に痛みが出やすくなることがあるのです。
痛みがひどい場合は鎮痛剤を処方してもらえる場合もありますので、相談してみましょう。
費用が高い
高度な医薬品や専門の医療機器を使うため、オフィスホワイトニングは比較的料金が高いです。
また審美治療であるホワイトニングは保険の対象にもなりません。
効果が持続しにくい
オフィスホワイトニングはすぐに効果がでますが、効果の持続は3~6ヶ月と色が戻ってしまうのも早いです。
白さをキープしたい場合は普段のケアに気を付けた上で定期的に施術を受ける必要があります。
オフィスホワイトニングの相場
オフィスホワイトニングは自費診療のため、クリニックによって価格設定にばらつきがあります。
ホワイトニングを施す範囲、どのくらい白くしたいか、施術前のクリーニングの有無などによって値段が変わってきます。
カウンセリングの時点で要望を伝え、どのくらいの費用がかかるかしっかり確認しておきましょう。
価格:1回20,000~100,000円
メンズサロンのセルフホワイトニング
男性向けサロンでもホワイトニング設備を導入するところが増えています。
サロンではスタッフはお客さんの口に手を触れることができません。
作業はすべて自分で行うためセルフホワイトニングと呼ばれます。
セルフホワイトニングの方法
セルフホワイトニングではポリリン酸や酸化チタンといった汚れを落とす薬剤を使い、歯本来の白さを取り戻すという施術です。
セルフホワイトニングのメリット
費用が安い
施術を自分で行い、専門の医薬品なども使用しないためオフィスホワイトニングよりも安価に済ませることができます。
また1回の料金が安いため継続して通うことができ、歯の白さを維持しやすいです。
痛みが出にくい
メンズサロンでは医療資格者がいないため、高濃度の薬剤は使用できません。
マイルドな作用のクリーニング剤を使用するため、低刺激で痛みが出にくいです。
クリーニング効果がある
汚れを落として歯を白くするため、歯垢除去による虫歯や歯周病の予防、口臭予防にも期待ができます。
セルフホワイトニングのデメリット
本来の白さ以上にはならない
セルフホワイトニングは表面の汚れ落としのみのため、本来の白さ以上にはなりません。
歯に色素が沈着している場合や、加齢によるくすみなどには効果がなく、思ったよりも白くならないと感じる場合があるかもしれません。
虫歯や歯周病への影響は自己責任
自分で施術するため、虫歯・歯周病や薬剤の塗りすぎによる悪影響があっても自己責任になります。
トラブルを避けるため、事前に口腔内のメンテナンスをしてからホワイトニングに臨んだ方が良いでしょう。
セルフホワイトニングの相場
メンズサロンのホワイトニングも店舗によって料金が異なりますが、医療行為ではないためオフィスホワイトニングよりも低価格です。
価格:1回2,000~5,000円
ホームホワイトニング
歯科クリニックやサロンに通わず、自分専用のマウスピースと薬剤を処方してもらって自宅で行うホワイトニングです。
ホームホワイトニングの方法
初回のみ歯科クリニックでカウンセリングと自分の歯型に合ったマウスピース作成をしてもらいます。
マウスピースに薬剤を塗布して数時間装着します。
処方される薬剤は医薬品ですので、歯科クリニックでのみ購入し通販などで売られている物には安易に手を出さないようにしましょう。
ホームホワイトニングのメリット
自宅で好きな時間にできる
マウスピースを作成してもらった後は自宅で自分のペースでホワイトニングができます。
定期的に歯科クリニックやメンズサロンに通うことが難しい方でも、自宅で好きなことをしながらホワイトニングできるのがポイントです。
痛みが少ない
ホームホワイトニングは低濃度の薬剤を長期間かけて使用しますので、穏やかな作用の薬剤が使用されています。
効果が持続する
薬剤が歯の奥まで浸透するので、色戻りしにくく1年ほど効果が持続します。
ホームホワイトニングのデメリット
効果を実感するまでに時間がかかる
オフィスホワイトニングに比べ、ゆっくり作用する薬剤のため効果の実感に時間がかかります。
効果の感じ方は個人差もありますが、大きな効果を実感するには数週間~2ヶ月程度かかるとされています。
食事の制限がある
ホワイトニング期間中は一時的に色素が入りやすくなっているので、コーヒーやワインなど色の濃い食べ物を避ける必要があります。
またマウスピース装着中は飲食はもちろん、変形しやすいので強く噛むこともしない方が良いです。
毎日やる必要がある
ホームホワイトニングは効果を実感するまで毎日続ける必要があります。
人によっては飲食や喫煙などを制限されるマウスピースを毎日装着することにストレスを感じる場合もあるようです。
そういった方はオフィスホワイトニングを検討しましょう。
ホームホワイトニングの相場
ホームホワイトニングも自費診療となりますので、クリニックによって値段が異なります。
マウスピースの作成は高コストですが、一度マウスピースを作成してしまえば以降は安く継続することができます。
価格:20,000~40,000円 薬剤のみの購入:5,000~10,000円
ホワイトニングの方法一覧
ホワイトニングにはさまざまな方法があり、それぞれメリット・デメリットがあることを感じていただけたと思います。
一覧表にまとめましたのでそれぞれを比較し、自分に合ったホワイトニング方法を選びましょう。
オフィスホワイトニング | セルフホワイトニング | ホームホワイトニング | |
施術方法 | クリニックで医師、歯科衛生士に施術してもらう | メンズサロンや専門店などで自分で行う | クリニックで処方されたマウスピースと薬剤で自宅で行う |
効果の出方 | 1~4回目ごろから | 1~4回目ごろから | 2週間~1か月ごろから |
持続期間 | 3~6か月 | 6か月~1年間 | 1年間程度 |
メリット | すぐに効果が出る
資格者による施術で安心 |
自然な白さになる
口臭・歯周病予防になる |
好きなときにでできる
効果が長続きする |
デメリット | 色戻りしやすい
費用が高い |
自己責任
元の白さ以上にはならない |
効果が出るのに時間がかかる
毎日やらなければならない |
痛み | 多少出やすい | 出にくい | でにくい |
価格 | 20,000~100,000円 | 3,000~5,000円 | 20,000~40,000円 |
ホワイトニングをしない方が良い場合
虫歯・歯肉炎・歯にヒビがある場合
未治療の虫歯や歯肉炎・ヒビがある場合、薬剤の刺激で強い痛みが出たり歯や歯茎にダメージが出ることがあります。
ホワイトニングの前にクリニックで検診を受け、万全な状態で施術を受けるようにしましょう。
神経のない歯が多くある場合
歯の神経を抜いてしまった場合、歯の内部の血管組織も取り除いてしまうため歯の内部が黒ずんでいる状態です。
一般的なホワイトニングは歯の表面の汚れを分解して白くするため、内部が変色している神経のない歯には効果がありません。
無カタラーゼ症の方
ホワイトニングでよく使われる過酸化水素を分解できない無カタラーゼ症という体質があります。
過酸化水素を体内に取り込んでしまった場合、口腔内壊疽などの重篤な症状を引き起こす恐れがあるのです。
そのため、該当する方はホワイトニングを行うことができません。
光過敏症の方
オフィスホワイトニング・セルフホワイトニングでは薬剤の効果を高めるためLEDやハロゲンなどの強い光を当てます。
強い光によってアレルギー症状や肌荒れを起こしてしまう場合は、光照射をしないホームホワイトニングを選んだ方が良いでしょう。
ホワイトニング以外で歯を白くする方法
ウォーキングブリーチ
エナメル質を削り、象牙質内部に漂白剤を注入する方法です。
神経を抜いたことで変色した歯に対しては、痛みもなく治療痕から薬剤を注入できる場合もあり削る必要もなくおすすめです。
ただし、テトラサイクリン歯は神経が死んでしまっているわけではないので、ウォーキングブリーチをする場合は神経を抜く必要があります。
ラミネートべニア
歯の表面を削って薄いセラミック素材のシートを貼り付け、歯を白くする方法です。
シート分厚みが出てしまうので表面を削りますが、近年では削る必要のない極薄の素材も出ています。
歯を削らずに強い変色歯を白くしたい場合におすすめです。
セラミッククラウン
歯を削って形を整え、セラミック製の人工歯をかぶせる方法です。虫歯などで大きく削ってしまった方におすすめです。
見た目の良さ以上に体に負担のかからない素材のため、将来的に炎症や金属アレルギーを起こさないといったメリットもあります。
使用する素材により値段が変わりますので、強度や使用する部位について医師からよく説明を受けて決めるようにしましょう。
ホワイトニングで清潔感のある男になろう!
ホワイトニングは価格以外にも、効果や持続期間・効果が出る早さによってさまざまな方法があります。
また一般的なホワイトニングでは効果がないとされる歯についても、諦める必要はありません。
内部から漂白したり表面にシートを貼るなど本来の歯と遜色ないほどに白くすることが可能です。
白い歯は清潔感や明るさなど、好感度アップにつながります。自分に合った方法で理想の歯を目指しましょう。