セルフ脱毛とは?メリット・デメリットを解説

セルフ脱毛とは?メリット・デメリットを解説

美容の第一歩でもある脱毛。顔や腕、脚などに目立つムダ毛があると、それだけで第一印象は大きく変わるものです。ムダ毛を手軽に処理するためには、カミソリやシェーバーなどで剃る方法が代表的ですが、毎日のようにムダ毛を剃るのは手間がかかります。そこでおすすめしたいのが、毛根からムダ毛を抜く「脱毛」です。

脱毛といえば美容サロンや美容整形外科などで行うのが一般的で、お金がかかるというイメージを抱く方も少なくありませんが、最近では自宅で手軽にできる「セルフ脱毛」も注目されています。

サロンやクリニックでの脱毛と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説しましょう。

セルフ脱毛とは

セルフ脱毛とは

セルフ脱毛とはその名の通り、サロンやクリニックに通うことなく、自宅で脱毛をすることを指します。

ただし、ここで注意しておきたいのは、「脱毛」と「除毛」、「減毛」の違いです。脱毛を正確に定義すると、毛根にダメージを与えて毛そのものを抜き取ることを意味します。これに対し除毛とは、肌の表面に生えている毛のみを除去し目立たなくすることを意味します。そして、減毛は抑毛とよばれることもありますが、毛の成長を遅らせムダ毛の量を減らす方法です。

たとえば、美容クリニックなどで行われている脱毛は、二度とムダ毛が生えてこないようにする永久脱毛が可能ですが、セルフ脱毛の場合はそのような施術は難しく、実質的に除毛や減毛となるケースがほとんどです。そのため、セルフ脱毛には限界があることを認識したうえで、もし永久脱毛の効果を期待する場合には美容クリニックへの通院も検討しましょう。

セルフ脱毛の方法

セルフ脱毛の方法

セルフ脱毛といってもさまざまな方法があります。少量のムダ毛であればピンセットのような器具で1本ずつ抜いていくのもひとつの方法ですが、範囲が広くムダ毛のボリュームが多かったり、うぶ毛のように細いムダ毛を処理するには適していません。
そこで、効率的なセルフ脱毛を行うために有効な方法を4つ紹介しましょう。

ワックス脱毛

ワックス脱毛とは、専用のワックスを肌の表面へ塗布し、固まった状態のワックスを剥がしムダ毛を抜く方法です。一般的に「ブラジリアンワックス」とよばれることも多く、広範囲な部位でも簡単に脱毛できるのが特徴。

ワックス脱毛で用いられるワックスはストリップワックスとハードワックスの2種類が存在し、ストリップワックスは不織布を貼って剥がします。ハードワックスの場合はワックスそのものが固まったら不織布を使うことなく剥がせます。
なお、ワックス脱毛は個人差があるものの、一般的には2〜3週間程度効果が持続するとされています。

テープ脱毛

テープ脱毛もワックス脱毛と原理は同じで、粘着性のあるシートを肌に貼り、一緒にムダ毛を抜くというシンプルな方法です。「ガムテープのような粘着性のあるテープでも代用できるのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、

は肌に貼りつけても負担が少ない物質でできているため安心です。

家庭用脱毛器

美容サロンやクリニックで使用する脱毛器は、レーザーを照射して毛穴にダメージを与えることで脱毛効果を実現しています。家庭用脱毛器も原理自体はサロンやクリニックで使用されている機器と同じなのですが、安全に使用できるよう出力が抑えられています。

セルフ脱毛サロン

「自宅で脱毛ができる」という前提からは逸れてしまいますが、セルフ脱毛サロンも存在します。通常、脱毛サロンは担当者が施術を行いますが、セルフ脱毛サロンの場合はユーザー自らが機器を用いて施術を行います。

おすすめのセルフ脱毛サロン「ハイジ」

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セルフ脱毛のメリット

セルフ脱毛のメリット

セルフ脱毛にはさまざまな方法があることが分かりましたが、サロンやクリニックで施術を受けるのと比較した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、セルフ脱毛の方法を比較した場合のメリットについても解説します。

ワックス脱毛のメリット

ワックス脱毛の最大のメリットとして挙げられるのは、その手軽さです。数千円もあればワックスを購入でき、使用範囲によっては複数回使用できるためコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

また、サロンやクリニックでの脱毛は効果を実感できるまでに時間を要しますが、ワックス脱毛は物理的に毛根からムダ毛を抜くため、即座に効果が現れるのも大きなポイントといえるでしょう。
ワックス脱毛の場合、肌からワックスを剥がし取る際にムダ毛と一緒に古い角質も除去できるため、処理後の肌はきめ細かく、触り心地も良好です。

テープ脱毛のメリット

テープ脱毛もワックス脱毛と同様、安価で手軽な方法といえます。基本的な原理はワックス脱毛と同様のため、処理後の肌はなめらかな触り心地が魅力。

また、テープ脱毛の場合は肌に貼り付けた後に数分程度で剥がせるため、短時間で処理したい場合に効果的です。

また、デリケートゾーンをはじめとした目視がしづらい場所でも、テープを貼るだけで手軽に脱毛できることから、さまざまな部位に対応できるのも大きな魅力といえるでしょう。

家庭用脱毛器のメリット

ワックス脱毛やテープ脱毛は物理的に毛を抜くため、肌から剥がす際に強烈な痛みを伴いますが、家庭用脱毛器の場合はほとんど痛みがなく、安全に処理できるのが大きな魅力といえるでしょう。

また、サロンやクリニックで使用されている機器と原理は同じのため、出力が弱くても定期的に処理をしていればムダ毛の量を減らすことができます。

セルフ脱毛サロンのメリット

脱毛サロンやクリニックで施術を受ける場合、顔や腕、脚などは問題なくても、VIOラインのようなデリケートゾーンには抵抗を感じる方も少なくありません。セルフ脱毛サロンの場合、ほかの利用客はもちろんスタッフも同席することはないため、部位を問わず安心して施術が可能です。

セルフ脱毛のデメリット

セルフ脱毛のデメリット

セルフ脱毛はメリットばかりとは限らず、デメリットも存在します。上記で解説した内容と同様に、それぞれの方法ごとのデメリットを紹介しましょう。

ワックス脱毛のデメリット

ワックス脱毛は肌に直接ワックスを塗布し、固まったところで引き剥がすという方法であることから、強烈な痛みを伴います。ピンセットのような器具で1本ずつ毛を抜く際にはチクッとした痛みが走る程度ですが、複数の毛を一気に抜くとなると痛みも倍増します。

また、ワックス脱毛は処理した数週間後に生えてきてしまうため、定期的に処理するとなると痛みに耐え続ける必要があります。

テープ脱毛のデメリット

テープ脱毛もワックス脱毛と同様に、テープを肌から剥がす際に強烈な痛みを伴います。また、うぶ毛のような細いムダ毛や、極端に短いムダ毛はテープでキャッチできず、ムラができてしまうこともあります。そのため、テープ脱毛は全身に使用できるとは限らず、部位に応じて使い分けなければなりません。

家庭用脱毛器のデメリット

家庭用脱毛器はワックス脱毛やテープ脱毛に比べると機器本体が高額で、高性能なモデルともなると5万円以上の製品もあります。痛みを伴うことは少ないものの、1回処理をしただけで効果が現れることはなく、継続して続けていくことが前提となります。

また、家庭用脱毛器は一度に照射できる面積が限られており、腕や脚など広範囲に処理するとなると時間を要するのもデメリットといえるでしょう。

セルフ脱毛サロンのデメリット

セルフ脱毛サロンは家庭用脱毛器に比べると出力が大きいですが、サロンまで定期的に通うことが前提となるため手間と時間がかかります。

また、セルフ脱毛サロンは一般的な脱毛サロンに比べると数が少なく、職場や自宅から通える範囲にお店がないというケースも少なくありません。

セルフ脱毛はこんな人におすすめ

セルフ脱毛はこんな人におすすめ

サロンやクリニックでの脱毛と比較した場合、あえてセルフ脱毛を選択したほうが良いのはどのような人なのでしょうか。

3つのパターンに分けて紹介しましょう。

サロンやクリニックに通う時間が確保できない人

仕事や家事、子育てなどに忙しく、サロンやクリニックに定期的に通うことが難しい人も多いことでしょう。また、そもそも自宅や職場の近くにサロンやクリニックがないケースも考えられます。

そのような場合、自宅で手軽に処理ができるセルフ脱毛は最適な選択肢といえるでしょう。家庭用脱毛器を購入し定期的に処理すれば、サロンやクリニックよりも時間はかかるものの痛みの少ないムダ毛処理が実現できます。

デリケートゾーンの脱毛をしたい人

VIOラインのようなデリケートゾーンの処理は、サロンやクリニックのスタッフといえども他人に見られたくないと感じる人も多いはずです。そのような場合、セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器を活用すれば他人に見られることなく安心して処理が可能です。

ただし、ワックス脱毛やテープ脱毛などでデリケートゾーンを処理してしまうと、思わぬ肌トラブルにつながることもあるため注意しましょう。

今すぐに脱毛したい人

サロンやクリニックでの脱毛は痛みが少なくきれいな仕上がりが期待できますが、時間を要するのが大きな悩みです。ワックス脱毛やテープ脱毛の場合、部位の範囲にもよりますが数分から数十分程度で処理が完了でき、即効性があります。

セルフ脱毛がおすすめできない人

セルフ脱毛がおすすめできない人

セルフ脱毛ではなく、サロンやクリニックでの脱毛を選択したほうが良い人は以下のとおりです。

痛みがなく安全に処理をしたい

セルフ脱毛にはさまざまな方法がありますが、痛みを伴ったり、肌トラブルの原因になったりするリスクがあることも事実です。痛みを抑え、安全を最優先に考えるのであれば、医師の適切な指導のもとで施術してくれる美容クリニックが確実といえるでしょう。特に、体質的に肌が弱い人や、過去にセルフ脱毛で肌トラブルの経験がある方などはクリニックでの施術がおすすめです。

永久脱毛をしたい

セルフ脱毛とクリニックでの脱毛の決定的な違いは、永久脱毛が可能であるか否かです。たとえば、ワックスやテープによってムダ毛を抜いたとしても、毛根自体は残っているため数週間後には新たな毛が生えてきてしまいます。また、家庭用脱毛器はムダ毛の量は減らすことができますが、出力が抑えられているため永久脱毛の効果は期待できません。

しかし、美容クリニックの場合、定期的に通院し処理を繰り返すことで、二度とムダ毛が生えてこないよう毛根にダメージを与えられます。費用は高額ですが、その後ムダ毛ケアから完全に解放されることを考えると、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

状況に応じて脱毛方法を使い分けよう

状況に応じて脱毛方法を使い分けよう

今回紹介してきたように、セルフ脱毛は自宅にいながら手軽にムダ毛処理ができるのが大きなメリットです。しかし、部位によってはセルフ脱毛が適さないケースもあるほか、安全を考えるとサロンやクリニックでの施術を選択したほうが良い場合もあります。

セルフ脱毛とサロンやクリニックでの脱毛の違いを正確に把握し、状況に応じて使い分けるようにしましょう。