男性の中には、自分が一重まぶたであることに悩んでいる人もいるでしょう。
「女性から男らしさをあまり感じてもらえない」とコンプレックスになっている人もいるかもしれません。
このコンプレックスの解消法として、アイプチという方法があります。
しかしながら、「男なのにアイプチなんて…」と不安や抵抗を感じる人もいるでしょう。
そんな一重男子におすすめな、自然なアイプチのやり方や癖のつけ方を徹底的に解説していきます。
男性アイプチが静かなブームに
二重になってかっこいい男になる
一重まぶたって本当に良くないのでしょうか。一つの事例として、異性ウケという面で見てみましょう。
『tapple』では、「一重男子と二重男子ではどちらが好きなのか」についてのアンケート調査していました。
結果ですが、圧倒的に二重の方が良いと回答する女性が多いです。
女性にモテるためには、二重の方が有利なようです。仕事をする面でも、はっきりした目元は良い印象を抱かれる傾向にあります。
眼力があり、凜とした雰囲気があるからでしょう。
最近男性化粧品売り場に出かけると、男性用のアイプチ商品が多くなってきました。
現在は性別関係なく、アイプチをする時代になったということでしょう。色々試せる環境になって、一重ボーイたちにとっては嬉しい環境です。
この機会に、アイプチではっきりした眼元と自信を手に入れましょう。
アイプチはどんなものがあるのか
アイプチの種類
アイプチの種類は、大きく分類すると2種類。
テープタイプとリキッドタイプになります。アイプチといっても、その特徴は色々なものがあるのです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
色々アレンジできるテープタイプ
テープタイプのアイプチは、テープを貼ることでまぶたに二重ラインをつくるタイプです。
テープタイプの利点は貼るだけなので、リキッドタイプのような乾かす時間が必要ありません。
一方で難点としては貼り直しがしづらく、眼を閉じた際にテープが目立ってしまうことです。バレてしまう可能性もあるため注意しましょう。
貼り付けるのに慣れが必要となります。
またテープタイプだけでも、片面タイプ・両面タイプ・ファイバータイプの3種類があります。
片面タイプはまぶたを覆いかぶせる形で貼るものです。まぶたが肉薄な方や、二重ラインを調節したい方にオススメできます。
両面タイプは両面にノリがついているので、固定感が高く安定しやすいでしょう。
オススメできるのはまぶたが肉厚な人や、片面タイプを使って失敗しがちな人です。
ファイバータイプは粘性の糸をまぶたに食い込ませます。上記二つと比べてより自然で目立ちにくく、肌への負担が少ないのが利点。
使い勝手はかなりの慣れが必要で、まぶたが肉薄な方は二重になりにくいようです。
初めての人はリキッドタイプがオススメ
リキッドタイプのアイプチの具体的な使い方はこちらの動画でも解説されています。
リキッドタイプは、液体のりを塗ってまぶたを貼り合わせるイメージと考えると良いでしょう。
キープ力が高いのが特徴です。アイプチしたところが外れてしまっても、すぐに修正することができます。
難点としてはまぶたを貼り付けるため、肌へ負担がかかってしまうところです。
さらに乾かす時間も必要で、テープタイプのような手軽さはありません。
リキッドタイプは、接着タイプ・夜用・非接着タイプ(折り込みタイプ)の3種類があります。
接着タイプの場合は、まぶたの皮膚をそのまま貼り付けましょう。スタンダードなタイプなので、初心者でも扱いやすいです。
夜用は寝ているときにするアイプチで、まぶたに癖つけを促すタイプとなります。日中アイプチを使いたくない人におすすめです。
難点は、癖付けには個人差があってまったく二重ができない場合があります。
非接着タイプは折り込みタイプともいわれるタイプです。まぶたを直接貼り合わせるのではなく、まぶたの上にのりを塗り乾くことで膜ができます。
そしてまばたきをしてまぶたが覆い被さる(折り込まれる)事で二重をつくるのです。自然で肌への負担が少ないのが利点でしょう。
使うには慣れが必要で、さらに折り込まれるのにも個人差があります。
あなたのタイプは?ピッタリなアイプチ選定方法
アイプチを選ぶ基準は四つあります。キープ力・肌への負担・扱いやすさ・価格です。
とはいえアイプチ選びで悩んでいる方や、初心者の方は何にすれば良いのか分からないかもしれません。
その場合はリキッドタイプを選ぶのが良いでしょう。比較的扱いやすく、種類も豊富です。
男性がするアイプチとは?女性との違い
アイプチをする上で、男性のアイプチと女性のアイプチには違いがあります。
女性はアイプチ以外にもファンデーションやアイライン、つけまつげなどメイクで比較的ごまかすことが可能です。
しかし、男性はアイプチ以外のメイクすることがあまりありません。そのため、まぶたに貼り付け感が出てしまうことがあり注意が必要です。
ご理解頂けたでしょうか。ひとくちにアイプチといっても色々あります。次項からは実際のアイプチのやりかたをご説明していきます。
男のアイプチやり方が知りたい
アイプチ基本
それでは、実際にアイプチのやり方を解説しましょう。
アイプチをつくる上で最も重要なことは、自分がどの程度の二重をつくりたいのかをイメージすることです。
どんな顔になりたいかを考えてください。
まずはよくイメージしてみましょう。参考までに理想のイメージに近いアイドルやタレント、俳優等の写真をよく見てください。
それができないと、きれいな二重になりづらいです。
その後、プッシャーという二重をつくるためにまぶたを押し込む器具を使って実際に二重をつくってみます。
その際はまぶたのラインに気をつけてください。ある程度押さえてみるとつくりたい二重のラインがわかります。
テープタイプでアイプチをする際の注意点
テープタイプアイプチはプッシャーで理想の二重をつくります。その際1〜2分程度まぶたを押さえましょう。
そうすることで、まぶたに二重をつくった跡が残るはずです。その跡が残ったラインに沿ってテープを貼りましょう。
その後、もう一度プッシャーを使います。目尻から優しくゆっくりと、目頭に向けて押し込むかたちで進ませてください。
ファイバータイプでアイプチをする際の注意点
ファイバータイプでのアイプチは、プッシャーで二重の跡をつけるまではテープタイプと同じ。
違うのは、まぶたの跡に糸状のテープで二重を作るという点です。
まぶたに二重をつくった跡が残ります。その跡が残ったラインに沿ってテープを貼りましょう。
その後目尻から優しくゆっくりと目頭に向けて押し込み、プッシャーか付属スティックを進ませてください。
リキッドタイプアイプチ注意点
リキッドタイプアイプチも、プッシャーで二重の跡をつけるまではテープタイプと同じ工程になります。
違うのはまぶたの跡にリキッドというアイプチのりを、プッシャーの跡に沿って塗っていくところです。
筆を使って優しくゆっくりとラインを書いてください。リキッドを塗る際は、筆を強く擦らないようにしましょう。
強く塗るとラインからはみ出てリキッドが太くなり、うまく二重ができない事があります。
リキッドを塗った後は、おおよそ20〜23秒程度目をつむってください。塗ったところが透明になったらリキッドが乾いた合図です。
その後プッシャーで、目尻から優しくゆっくりと目頭に向けて押し込むように進ませてください。
アイプチを上手にするコツ
アイプチをする際は、必ず洗顔してから行いましょう。まぶたに付いている皮脂や脂などがあると、ハガレの原因になります。
洗顔後は顔から水分を取って乾いてからやるようにしてください。
プッシャーを使うときは、あまり強く押しつけない点にも注意です。強く押しつけるとまぶたがよれたり、でこぼこしたりしてしまいます。
優しく軽く扱えばうまくいけます。プッシャーは目尻から目頭に向けて押し進めましょう。
また、二重をとる幅は多く取らないでください。幅が大きいとプッシャーでいくら押してもまぶたがつきません。
まばたきや、目を閉じた際に半目の状態になりやすくなる恐れがあります。
おおよそ7mm程度が限度ラインです。眼を大きく見せたいかもしれません。しかし無理は禁物です。
ここまでくると実際に試したくなりますが、まだ待ってください。
注意したいポイントを無視して間違ったやり方をすると、取り返しの付かない事態にもなりかねません。次項ではそれらをご説明します。
アイプチを使うときに注意しておきたいポイント
アイプチの間違ったやり方
アイプチは自分の顔を変える素敵なコスメトロジーですが、間違ったやり方をすると取り返しが付かない事態になります。
実際にこれらで大変な思いをしている女性もいるのです。そのため、ここはよく読んでおいてください。
まず、自分にアレルギーはないでしょうか。購入するときには成分表をよく確認してください。接着成分が肌を荒れさせる恐れがあります。
アイプチで主に使われているのは次の3種類です。
- ゴムラテックス
- コポリマーアンモニウム
- アクリル酸アルキルコポリマーNa
ゴム(ラテックス)や、化学製品アレルギーがある人は注意しましょう。
絆創膏を貼った時に赤くなったり、痒くなったりしたことはないでしょうか。
これはアレルギー反応で、皮膚が炎症を起こしているのです。このような経験のある人は、使用のとりやめをおすすめします。
先にもプッシャーやスティックの使い方を説明しましたが、それでも深い二重をつくりたいと強く押しつける人がいます。
これらの行為はまぶたの筋肉を損傷させ、伸びてしまう恐れがあります。
最悪の場合眼瞼下垂になります。眼瞼下垂とはまぶたが垂れ下り、うまくまばたきができなくなる症状です。
これにより肩こり、頭痛などが発生します。
また、長時間のアイプチ使用や毎日使用も避けましょう。皮膚が伸びて、ドライアイの原因にもなります。
アイプチは基本的に、連続使用は適さないものだと考えてください。
アイプチ後にやるべきこと
アイプチ後のケア方法
アイプチの除去方法も大切な事です。行うべきケアは、次のような形になります。
- アイプチの取り外しの際、無理やりはがさないでリムーバーを使う
- 洗顔や濡れたタオル等で良く拭く
- 蒸しタオルを等で温めまぶたの血行改善をおこなう
- マッサージ等を優しくおこなう
- アイクリーム等で皮膚やまぶたをいたわる
特に、無理にアイプチを剥がす行為はやめてください。皮膚の破損、炎症の原因になります。
除去した際、皮膚の状況も確認しましょう。赤みや痒みがある場合、次回のアイプチは避けてください。
接着成分を除去するためにも、使用後は濡れたタオルなどでまぶたをよく拭きましょう。その際も優しくゆっくりが基本です。
さらに使用後、蒸しタオルでの血行改善やマッサージをオススメします。まぶたの筋肉はアイプチで疲労しているためです。
これらをすることにより、不調を軽減させることができます。
色々ある二重のかたち
アイプチつくるうえでも、二重の形が分からないと良いアイプチも出来ません。
一般的には二重とはどのような形があるのでしょうか。基本的に以下の3種類に分けられます。あなたの好きな二重はありますか。
大人な雰囲気の平行型
主に西洋人に多いタイプです。目尻から目頭まできれいな平行線ラインがあります。目がパッチリとしていて、全体的に華やかな印象です。
日本人にはあまり多くないタイプでもありますが、憧れる人は老若男女共に多くいます。
クールな雰囲気な末広型
こちらは、目頭は一見すると一重まぶたのようです。しかし目尻側になると幅が広がってきます。
日本人のように、凹凸があまりない顔立ちにはよく似合うタイプでしょう。
並行型と比べて華やかな印象はありませんが、凜とした雰囲気があります。
優しい雰囲気な奥二重型
日本人に多い二重のタイプがこれです。奥二重は二重の幅が狭く、よく見ないと一重まぶたと間違われます。
優しい印象で、かわいらしい雰囲気があります。
アイプチのやり方や癖のつけ方まとめ
男性アイプチの事を徹底解説してきました。是非、自分に合ったアイプチを選んでください。
アイプチやその他男性コスメやファッションをすることで、変わっていく自分を見るのはとても楽しいです。
そんな楽しい気分のままどこかに出かけてみるのも良いのではないでしょうか。