近年ではメイクは女性だけのものではなくなってきているのを感じている方も多いかと思います。
現代の若者は男女問わず美しいものが大好き!
性別や年齢に捉われないメイクやファッションが自由に楽しめる時代になってきました。
そこで今回は、「メンズメイク」にフォーカスしてみます。
メイクに興味がある男性やメイク初心者の方にも好感度アップにつながるナチュラルメイクのポイントをご紹介して参ります。
キーワードは“清潔感”!この記事を読んで清潔感のあるメイクで好感度アップを狙ってみてくださいね。
メイクするならツルスベ肌が必須
まずメンズに限らず、メイクに重要なのは素肌力です。
というのも、肌の凹凸や産毛、毛穴の開きによってメイクのりが違ってくるからです。
素肌が滑らかでツルツルであればあるほど、メイクのりもよくヨレにくくなります。
その素肌力を手に入れることが、メンズメイクでも最も大切といえるでしょう。
では、誰もが羨むツルスベ肌はどのようにしたら手に入るのでしょうか?
それには毎日のスキンケアが欠かせません。スキンケアのステップは大まかに以下のようになります。
- 洗顔
- 化粧水
- 保湿クリームまたは美容液
スキンケアの基本
最近では男性用のスキンケア用品も色々なメーカーから発売されていますが、自分の肌に合ったスキンケア用品を選ぶことが重要です。
男性の肌タイプは女性とは違い、オイリー肌(脂っぽい肌)であることが特徴です。
また、若い時から女性よりもUVケアなどをしないため、紫外線の影響を受けやすい肌になっていることが考えられます。
そのため、過剰な皮脂の分泌抑え、しっかりと保湿できるものがおすすめです。
さらに広がりがちな毛穴を引き締める効果や、毛穴を目立たなくするためにも必要なケアとなります。
おすすめの商品はまた別の機会にお伝えするとして、今回はまずスキンケアの基本をお伝えします。
余分な皮脂汚れを落とす洗顔
ツルスベ肌になるためにまずマスターするべきなのはなんといっても「洗顔」です。
洗顔料を使わず、石鹸やボディーソープなどで体と一緒に洗ってしまう男性も多いのではないでしょうか。
同じ皮膚でも、顔と体では受けるダメージも違ってきますので顔専用の洗顔料を使うことが大前提となります。
また、ごしごしと強く洗うのではなく、よく泡立てた泡で優しくなでるように洗うことがポイントです。
洗顔料は皮脂や汚れを吸着し洗い流すことを目的としているため、肌に擦り込む必要はありません。
あくまで優しく泡で包み込むように洗いましょう。
洗い流しですが、必要な油分まで流れてしまうためお湯はNG!水かぬるま湯で優しく洗い流します。
この時も摩擦をするように擦り流すことはしないでください。
化粧水での保湿
続いて化粧水での保湿です。
洗いあがりの肌をタオルで優しく抑えるように水分を除去したら、乾燥しないうちにたっぷりの化粧水で保湿していきます。
この時、手の平の温度を使って入れ込むものやコットンでパッティングするものなど化粧水によって使い方が違います。
メーカーから推奨されている使い方をしてください。
ちなみに、オールインワンタイプのものならこの工程のみで大丈夫です。
保湿クリームもしくは美容液で潤いを閉じ込める
オールインではないスキンケア用品を使う場合、化粧水だけではなく保湿専用のクリーム、美容液、またはジェルなどを使います。
これには化粧水で整えられた肌に膜を張り、必要な水分や油分が逃げないようにする役目があります。
また、外の刺激から肌を守る役割もあります。
メンズメイクのポイントはパーツごとのお手入れにある
ここまでスキンケアの基本をお伝えしてきましたが、スキンケアだけでツルスベ肌が手に入るわけではありません!
どこから見ても清潔感を与える顔は、実はパーツごとのお手入れによっても変わってしまうのです。
肌だけきれいにしていれば…と思っている方はぜひこちらを読んでメンズメイクのポイントを押さえてください。
眉のお手入れ
時代によって流行りの眉毛というものがありますが、女性ほど男性は流行りに左右されません。
いつの時代も、太すぎず細すぎないナチュラルな眉が好印象を与えてくれるからです。
眉コームを使って梳かしたときに、まゆげ全体の輪郭からはみ出るほど伸びた毛は切り揃えるようにしましょう。
そして眉毛の輪郭からはみ出て瞼の方まで生えている毛は、剃ったり時には抜いたりするのがおすすめです。
取っ散らかっている眉毛はNG。かといって、整えすぎている眉毛も好印象とはいえません。
眉毛の輪郭を変えると本来の顔に違和感がでてしまうため、輪郭は変えないようにするのがベストです。
鼻毛のお手入れ
どんなに肌がきれいでも、鼻毛が出ていたら台無しです。恥ずかしいだけでなく、ショックを与えることも…。
そんなことにならないためにも毎日鏡でチェックをしましょう。
正面からだけでなく、左右からチェックしたり顔を上にあげて鼻の穴までチェックします。
また、意外と埋もれている毛が時間が経ってから出てくることもあるため、鼻の下を伸ばした状態でチェックすると良いでしょう。
鼻毛カッターを使って処理すると、鼻の穴を傷つけることなくカットすることができます。
慣れていない方は、ハサミではなく鼻毛カッターがおすすめです。
ひげのお手入れ
メンズメイクをするなら無精髭はNGです。せっかくのメイクがきれいにのらず、汚い肌に見えてしまいます。
生やすなら生やす、生やさないなら徹底的にツルツル肌をキープしましょう。
剃り残しNG
口周りの髭だけでなく、頬やフェイスライン、のどの辺りまで点々と髭が生える方がいます。
自分で気が付いていない方もいますが、意外と周りの人からは見られているもの。剃り残しはNGです。
モミあげもチェック
もみ上げが髭と繋がってしまう人や、もみ上げを長めに伸ばしている人がいますが、メンズメイクではこの辺りも清潔感のポイントとなります。
滑らかな肌を演出するメイクなので、なるべくメイクの邪魔になる「毛」は除去するようにしましょう。
メンズメイクの基本はベースメイク
メイクが美しくのる肌とメイクの邪魔をしないパーツのお手入れが済んだら、いよいよメイクの実践です。
ここでは実際のメイクに必要なことをお伝えします。
肌をよりきれいに仕上げるための下地
メンズメイクで肌をきれいに仕上げるためには、化粧下地選びが重要です。
化粧下地とは、クマを隠したり、赤みを消したし、カラーコントロールをする下地のことですが、目的によって使い分ける必要があります。
濃いシミやそばかすには「コンシーラー」といわれるカバー力の高いポイント下地がおすすめですよ。
赤ら顔やくすみをカバーして全体的な色味をなんとかしたいなら「カラーコントロール下地」を使います。
また、キープ力やカバー力、テカリ防止など、目的によって下地のタイプが違います。
メンズメイクの仕上がりに何を求めるかによって使い分けると良いでしょう。
ファンデーションで理想の肌へ
化粧下地の後はファンデーションやBBクリームで肌の質感をコントロールし、理想の肌へと近づけます。
特にファンデーションを使用する場合、下地の定着が悪いと化粧ヨレの原因にもなります。
下地とファンデーションの相性や、ファンデーションではなくBBクリームなどのオールインワンタイプ使うなどがあります。
是非自分の肌に合うベースメイク用品を選びましょう。
用途や化粧直しの頻度、使い勝手や付け心地なども様々ですので、まずは何を使うかを選ぶ必要があるのです。
ファンデーションの種類
ファンデーションといっても様々なタイプがあります。
肌質、仕上がり、目的に合わせて選べるファンデーションは大きく分けると以下のようなタイプがあります。
- パウダーファンデーション
- ルースファンデーション
- リキッドファンデーション
- クリームファンデーション
- クッションファンデーション
- 水リキッドファンデーション
- スティックファンデーション
パウダーファンデーション
一番昔からあり、有名なプレスタイプの固形ファンデーション。
コンパクトケースに入っていて、スポンジを使って付けるため、しっかりとした仕上がりになります。
カバー力はありますが、ナチュラルさには欠けるかもしれません。
ルースファンデーション
汎用性が高く、ベースメイクの仕上げとしても使われているルースファンデーション。
パウダーファンデとの違いは、粒子が細かく仕上がりがより滑らかな陶器肌を演出できたり、パール入りで艶感の演出もできる人気のタイプです。
ミネラルファンデーションといわれるものもこのファンデーションの一種です。
リキッドファンデーション
油分が多く、潤うファンデーションとして人気なのはリキッドファンデーションです。
伸びがいいため使いすく、定着の良さもありますがベタつきが気になる方も。
ベタつきが気になる場合はルースファンデーションやおしろいで仕上げます。
クリームファンデーション
ふわふわのクリームが扱いやすいと人気なのはクリームファンデーションです。
とにかくに伸びがよく、小じわもシミもしっかりカバー。
柔らかさはリキッドファンデーションと似ていますが、リキッドファンデーションよりも濃厚で保湿成分が多く入っているため保湿力が高いのが特徴です。
サラサラ肌をお求めの場合はルースファンデーションやおしろいで仕上げる必要があります。
クッションファンデーション
クッションファンデーションとはコンパクトケースにリキッドファンデーションを沁み込ませたスポンジが入っています。
それを付属のパフでつけるタイプのものです。
パウダーファンデよりも油分が多く保湿効果があり、リキッドファンデーションより水分量が多いためさっぱりしています。
これひとつで潤いと艶を演出できるため、乾燥肌の方におすすめです。
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水リキッドファンデーション
水リキッドファンデーションは別名ウォーターファンデーションと呼ばれるもの。
リキッドよりもさっぱりとした使い心地です。薄付きなのでがっつりメイクが苦手な方におすすめです。
ただし、他のファンデーションと比べるとカバー力は劣ります。
スティックファンデーション
スティックタイプなのでこのままつけることができて手軽さが人気のスティックファンデーション。
カバー力が高くポイントカバーとしても重宝するファンデーションです。
多機能性BBクリーム
ファンデーションでありながらファンデーション以上の機能を備えているものがBBクリームです。
1本6役など、多機能性を持ったオールインワンタイプの優れもの。
テクスチャーはクリームファンデーションに近いものになります。
違いは、美容成分が入っているためつけることで肌トラブルも軽減されたり、メイクをしながら美肌ケアができるという点。
肌荒れを気にされている方にはBBクリームがおすすめです。
さらに、UV効果もあるため、下地やUVクリームが不要というのも魅力のひとつといえるでしょう。
カサカサ皮むけNG!意外と見られている唇
男性が見落としがちなのが唇のケアです。
リップクリームで保湿するだけでなく、色素沈着を防いだり、血色を夜することで顔全体の印象が変わります。
唇の皮が剥けていたり、ひび割れている唇は清潔感からはかけ離れてしまいますので、普段から唇のケアも行いましょう。
潤いリップを手に入れる
男性でもふっくらと艶があり、血色の良い唇は魅力的。
女性のように口紅やグロスを付ける必要はありませんが、清潔感があり好印象を与えるには潤いと色味が大切となります。
リップクリームも潤い成分が多く含まれていてUV効果があり、さらに自然な血色のよい色がつくリップクリームがおすすめです。
普段のケアでは、乾燥させないことが大切なのでこまめにリップクリームを塗りましょう。
乾燥がひどい時には唇パックもおすすめです。
まず手に入れるべきグッズはコレ
メンズメイクのポイントを押さえたら、それを実践するために必要なグッズを覚えておきましょう。
ここでは必須アイテムといっても過言ではない、便利なグッズを紹介します。
これからメンズメイクを初めようとしている方は特にチェックしてみてください。
鼻毛カッター
鼻毛の処理にははさみよりも安全で切り忘れのない電動カッターがおすすめです。
伸びすぎた毛だけを処理することができるため、均等な長さに揃えることができ、“うっかり飛び出し毛”にさようなら!
一度使うとその使い心地の良さにびっくりするほどです。
眉毛ばさみ
眉毛のお手入れには、電動カッターも良いですが細かく調整できる専用のはさみがおすすめです。
電動だと危く切りすぎたり、剃りすぎたりしてしまうことがありますが、はさみなら安心です。
輪郭を変えることなく、伸びすぎた邪魔な毛だけを処理することができます。
眉マスカラ
髪の毛のカラーリングをしている方にぜひ使って欲しいグッズが眉マスカラです。
メイクをした場合、眉毛の黒さが際立ってしまい、さらに髪の毛が明るいと余計に違和感が出てしまいます。
その場合は眉毛の色を髪の毛に近づけることで柔らかい印象になり、メイクもナチュラルに見えるのです。
メンズメイクの押さえるべきポイントまとめ
メンズメイクの押さえるべきポイントについて徹底解説してきました。
行き過ぎたメイクにならず、清潔感があって好感度もアップするメイクをマスターできそうでしょうか。
メイクはファンデーションを塗れば良いというものではなく、素肌力やパーツのお手入れができてこそのものです。
自信のある肌で人前に出るためにも、今回お伝えしたポイントをぜひ実践してみてください。