カラーコンタクトレンズはすっかり一般的になってきました。
プライベートで目の色をアレンジして気分を変えたい、という使い方のほかにもビジネスで使用する人が増えてきています。
カラコンのカラーバリエーションと効果、選び方やお手入れの方法などをご紹介します。
コンタクトレンズは目に直接入れるものですので、安全かつ有効に活用できるようにしておきましょう。
カラコン男子が増加中!どんなときに使う?
最近ではカラコン男子が増えてきており、俳優の福士蒼汰さんが使用しているということでも話題になり、非常に注目されています。
カラコンをどのようなときに使えばよいのか、どのような効果があるのかを見ていきましょう。
ビジネスでの印象を良くするために使う
黒目をはっきりとさせることで、強い視線を作ることができます。
人に会う仕事をしている場合には非常に印象が良くなり、話している内容に説得力が生まれるというメリットがあります。
瞳の縁をくっきりさせる効果や三白眼の人が瞳を少し大きくして柔らかい印象にする効果などがあります。
柔らかい印象を出すのに使う
ブラウンやライトブラウンなどのカラコンをつけると瞳が茶色がかって見えるようになるため、柔らかい印象を出すことができます。
これらの色はビジネスと言うよりはカジュアルな使い方に向いています。
気分を変えるのに使う
普段の自分の瞳の色と異なる色のカラコンを入れることで、気分を変えることができます。
プライベートで使用するものですから、好きな色を入れて使うとよいでしょう。
ただし、あまりにも突飛な色のレンズを使うと会った人に驚かれてしまいますので注意しておきましょう。
コスプレでも大活躍!
カラコンはコスプレでも大活躍します。
コミケやコスプレイベントなどで好きなキャラクターになりきるのはもちろん、ハロウィンコスプレなどで使う人も多いです。
カラコンにはどんな色があるのか?見え方もチェック
カラコンには非常に多くのカラーバリエーションがあります。
それぞれの色にどのような効果があるのか、カラコンを付けたときにどのように見えるのかなどをチェックしておきましょう。
黒
日本人の多くの人がもともと黒い瞳をしていると思われがちですが、実際には瞳の色は人それぞれで微妙に異なります。
純粋な黒ではなく茶色がかっていることが多いです。
そのため、瞳の色をくっきりとさせる黒いカラコンは非常に人気が高いです。
目力の強さがアップする、精悍な表情になるといった効果があります。
中心まですべて黒いカラコンは不自然に見えてしまうため、外側だけ黒いものを購入しましょう。
茶色・ベージュ
黒に次いで人気が高いのが茶色やベージュ系のカラコンです。
ダークブラウン・ライトブラウン・ベージュとカラーバリエーションが豊富ですが、薄めの色ほど優しく柔らかい印象になります。
カラコン初心者であまり濃すぎない色を希望している人や、ナチュラルに印象を強めたいという人におすすめです。
赤・青など
赤・青・緑などの色は通常日本人の瞳には無い色ですので、非日常感を楽しむのに最適です。
中には紫やオレンジなど、意外とつけてもしっくり来るような色のレンズもあります。
このような色のカラコンを購入する前に、色見本やモデルさんの着用例などをチェックしておくと良いでしょう。
カラコンをつけても裸眼と同じように見える
カラコンを購入するときに気になるのが、「サングラスのように視界にも色がかかって見えるのではないか」という点です。
見え方を心配する人は多いですが、基本的にはカラコンを付けても裸眼とほぼ同じように見えます。
商品によっては視界の端の方に色が見えるという場合もあるようなので、口コミなどをチェックして置くと安心です。
ドットやパターンをチェックしておくと良い
最近のカラコンは色がベタ塗りになっているものだけでなく、ドットや波型のパターンになっているものが多いです。
着色部分がどのようなパターンになっているのかを見ておきましょう。
ドットだけのものもあれば一番外側の縁がくっきりしているものや瞳孔のふちにもカラーが入っているものなどがあります。
失敗しないメンズカラコンの選び方をチェック!
カラコンを購入するときに失敗を避けるため、以下のようなポイントをチェックして置くことが大切です。
特に「着色直径」「BC」「DIA」の3点は必ずチェックしておきましょう。
着色直径をチェック
着色直径とは、レンズの中で色がついている部分の直径を指します。
日本人の瞳の大きさは多くの場合11mm前後です。着色直径と自分の瞳を比較して購入しましょう。
BCをチェック
BCとは「ベースカーブ」といい、レンズのカーブを指す数値です。
瞳のカーブとレンズのカーブが合わないとレンズを装着したときに異物感(目がゴロゴロする)を感じることがあります。
ひどい場合には目が傷ついたりレンズがずれたりといったことが起こります。
BCは眼科で測ることができますので、カラコンを購入する前に受診しておきましょう。
DIAもチェック
DIAとはレンズの直径のことを指し、一般的には14mmから15mm程度のレンズが多いです。
レンズが大きいほど瞳が蓋をされてしまうため目が乾きやすくなるという欠点があります。
コンタクトレンズ初心者はDIAの数値が小さいものから始めるようにしましょう。
度入りのカラコンの場合は自分の度数をチェック
日頃からメガネやコンタクトレンズを使用してる場合はカラコンも度入りのものを買うことになります。
その場合、自分の度数をチェックして購入しましょう。
自分の度数を知っていればスムーズに買えますが、度数を知らないという人も意外と多いです。
事前に眼科で視力検査を行い、度数をチェックしておきましょう。
カラコンを選ぶ時の注意点をチェック!
カラコンを選ぶときはサイズやBCなど以外にも以下のような点をチェックしておくとよいでしょう。
事前に眼科医を受診すること
カラコンを購入する際には、安全に使用するため事前に眼科医を受診しておきましょう。
目に異常がないことを確認してからカラコンを買えば安心です。
また、カラコンを使用している間でも目に異変を感じたらすぐに眼科医を受診するようにしておきましょう。
着色面が眼球に触れないことを確認すること
着色している面が眼球に触れないことを確認しておきましょう。
外側に着色してあるものならば大丈夫ですが、着色方法によっては眼球に色素が触れてしまう場合がありますので注意してください。
酸素透過性を確認すること
レンズが酸素を透過するように作られているものは丸一日などの長時間装用でも安心です。
カラコンの中には着色されているために酸素透過性が低いというものがありますので注意しましょう。
事前に装用可能時間の表示を確認し、過度な連続装用を避けるようにしてください。
UVカット加工も確認しよう
UVカット加工が施されているものは紫外線から瞳を守ってくれるため便利です。
黒や茶色のカラコンだからといってUVカットであるとは限りませんので、確認してから購入しましょう。
カラコンはどこで買う?購入方法のメリット・デメリット
カラコンを購入するときは店舗や通販サイトなどさまざまな方法があります。
どこで購入するのがベストなのか、購入方法のメリットやデメリットをチェックしておきましょう。
通販サイトなどを利用する
楽天やアマゾンといった通販サイトでは割引された価格で購入することができ、リーズナブルにカラコンを入手することができます。
ただし業者によっては交換や事故が起きた時の保証などがない場合もありますので、注意が必要です。
ディスカウントストアなどを利用する
ディスカウントストアでもカラコンを扱っている場合があります。
かなり安価で購入できるというメリットがありますが、品質や安全性という面で不安を感じる人もいるかもしれません。
眼科が併設されているということはありませんので、何か不具合が起こった場合は自己責任になります。
専門店を利用するのがベスト
カラコンを購入するベストな方法は専門店を利用するということです。
コンタクトレンズを取り扱っている眼鏡店などでは、眼科が併設されていたり眼科医が常駐しているという場合があります。
専門家のアドバイスを受けながら高品質なレンズを購入することができるため非常に安心です。
また何かトラブルがあった場合にもしっかり対応してくれます。
通販やディスカウントストアに比べると価格が高いですが、安全性を考えると専門店で購入するのがベストです。
カラコンのお手入れの仕方と使用方法をチェック!
カラコンを長持ちさせ、様々な目のトラブルを避けるためにも正しいお手入れ方法や使用方法を確認しておきましょう。
カラコンの正しいお手入れとは
使い捨てのカラコン以外は、毎日必ず洗浄をする必要があります。
指を清潔な状態にしてから専用の洗浄液を垂らして指で両面をこすり洗いしましょう。
この時、カラコンに爪で傷をつけたり強く押しつぶさないように注意してください。
こすり洗いの後は洗浄液ですすいで汚れを落とし、レンズケースにてカラコンを新しい洗浄液にしっかり浸します。
4時間以上放置し消毒を完了させましょう。
カラコンの正しい使用方法
- まずは手を石鹸でよく洗い、指に付いた雑菌を落としましょう。
- 爪は短く切っておき、カラコンを破損しないよう優しくレンズケースから取り出します。
- 眼球と触れる面が内側になっている状態にし、カラコンに汚れや傷が無いかどうかを確認してください。
- 利き手の指にカラコンを乗せた状態で下まぶたを引き下げ、カラコンを乗せていない反対の手で上まぶたを引き上げます。
- 真っ直ぐ前を見ながらゆっくりとカラコンを近づけ、優しく黒目の上に乗せます。
- この時、目を押したりしないように注意しましょう。
- 装着後は違和感が無いかどうかをまばたきをしながら確認してください。
- 強い傷みがある場合はすぐにカラコンを外しましょう。外す時も必ず手を洗って清潔な状態にしてから優しく外してください。
レンズケースも清潔に
見落としがちなのがレンズケースの洗浄です。カラコンが清潔でも、レンズケースが不衛生では目のトラブルの原因となります。
レンズケースからカラコンを取り出した後は、必ず流水で良く洗ってから自然乾燥させましょう。
また、同じレンズケースを使い続けると細菌が繁殖しやすくなり不衛生です。
1ヶ月〜3ヶ月に1回の頻度で新しいレンズケースと交換するようにしてください。
好印象を与えるメンズカラコンの使用法まとめ
カラコンはオシャレで使えるのはもちろん、ビジネスなどの対人関係でも良い影響を与えてくれる重要なアイテムです。
これまでカラコンを試したことが無い人もサイズや安全性などをしっかり抑えれば、安全なものを確実に選ぶことができます。
ぜひ自分にあったカラコンを見つけてみてください。