女性が毎日化粧水などを使って保湿をしているのは知っているけれど、自分は保湿をしていないという男性はかなり多いです。
ですが男性こそ保湿をすることが必要です。保湿をすることで乾燥を防ぐのはもちろん、ベタつきやテカリを防ぐこともできます。
またアンチエイジングの点からも保湿をする必要があり、保湿をすることで若々しく保てるというメリットがあります。
理想の肌に近づける効果的な方法やおすすめの基礎化粧品などをご紹介します。
男性こそしっかり保湿をしよう!
保湿は女性だけでなく、男性にも必要なことです。保湿をしないだけでかなりのデメリットを抱えることになります。
男性が保湿をすべき理由をチェックしていけば、今すぐ保湿をしたくなること請け合いです。
肌は加齢とともに乾燥する
肌は年齢を重ねるとともに水分を失って乾燥していきます。
赤ちゃんのころが最も水分量が多く、そこからどんどん減少していきます。30代以降の男性で乾燥肌に悩む人も多いです。
そのためしっかり保湿をして肌の乾燥を防ぐとともに、肌のバリア機能を高めて外部からの刺激から肌を守りましょう。
テカリやベタつきの原因になる
肌が乾燥すると水分の蒸発を防ぐために皮脂が過剰に分泌されます。
特に30代の男性は皮脂の分泌量が非常に多いため、テカリやベタつきの原因となります。
なお、皮脂の分泌量は30代を超えるとどんどんと減少していきます。
そのため、40代以降でテカリやベタつきが気になる人の多くは肌の乾燥が原因だと考えて良いでしょう。
しっかりと保湿をすることでテカリやベタつきを防いでさらりとした肌を保つことができます。
老けて見られるというデメリットも!
肌が乾燥していくとハリが失われてシワやくすみなどの原因となり、老けて見られるという大きなデメリットがあります。
不規則な生活や栄養バランスなどが崩れている人などは20代でも肌の状態が悪く老けて見られることが多いです。
逆に40代以降でも保湿をしっかりしておくと若々しいつややかな肌を保つことができ、年齢よりも若く見られます。
理想の肌に近づくための効果的な方法をチェック
若々しくハリのある理想的な肌に近づけるための効果的な方法をチェックしていきましょう。
実は保湿の一番のポイントは特別なことではなく、洗顔とその後の保湿ケアで十分です。
基本は洗顔と保湿をセットで行う
日常の肌のケアの基本は洗顔とその直後の基礎化粧品を使った保湿ケアです。この2つは必ずセットにして行いましょう。
洗顔で顔についたホコリ、古い角質や余分な皮脂を落とし、基礎化粧品で水分や栄養分を与えて肌に閉じ込めます。
ただし正しいやり方で行わないと十分な効果が得られませんので、効果的な洗顔と保湿の方法もチェックすることが大切です。
効果的な洗顔方法
効果的な洗顔の方法をチェックしてみましょう。
- 手が汚れていると洗顔時に汚れが残ってしまうため、事前に手を洗っておく。
- 顔を十分に濡らしておく。この時点でこすったりしないこと。
- 手に洗顔料を適量取り、水をつけながら空気を含ませて泡立てる。
- 手のひらを下に向けても落ちないくらいの泡になったら準備完了。
- 泡を顔に乗せて転がすようにしながら顔を洗っていく。
- 手でゴシゴシとこすらないようにするのがポイント。
- 小鼻の周りやTゾーンは指の腹を使って優しく洗う。
- 十分な水やぬるま湯を使ってしっかりと泡を洗い流す。
- 髪の生え際・顔の縁・小鼻や目の周りなどは泡が残りやすいので注意。
- 乾いた清潔なタオルを使い、顔を優しく抑えるようにしながら水気を取る。
- ゴシゴシとこすらないように注意。
効果的な保湿の方法
洗顔後の肌に水分を与えるため、タオルで水分を取ったあとにはすぐに基礎化粧品を使って保湿を行いましょう。
使用するものは化粧水→乳液(またはクリーム)→美容液が基本です。
- 洗顔後すぐに化粧水をつける。
- 化粧水はよく振ってから手に取って広げる。ケチらず十分な量を取ること。
- 手のひらで顔を包むようにしながら軽く抑えていく。
- 小鼻などは指の腹を使って軽く押さえる。
- 化粧水を肌に浸透させるイメージで軽く抑えること。
- 2回繰り返すと良い。
- 化粧水で補給した水分を閉じ込めるため、乳液を使用する。
- 乳液を手のひらに取って広げる。
- 乳液も化粧水と同様に手のひらや指の腹を使って抑えるように塗っていく。
- 美容液を使用する際も同様に塗っていくこと。
洗顔と保湿の注意点
洗顔と保湿の際には以下の点に注意する必要があります。やり方を間違えると逆効果になるので気をつけておきましょう。
こすらないことがポイント!
洗顔時には手でゴシゴシこすらないことが大切です。
顔を洗うときには洗顔料をしっかりと泡立て、手で直接顔をこするのではなく泡のクッションを使って洗います。
洗顔料を十分に泡立てずに洗うと手で顔をこすることになる上、ダマになっている洗顔料が顔に刺激を与えてしまいます。
タオルで顔を拭くときもこすらずに柔らかいタオルを優しく顔にあてて水分を取りましょう。
化粧水の付け方もポイント
化粧水は多めに手に取ってつけましょう。
化粧水を少なく取ってすりこむように手でこするようにしている人がいますが、これは間違いです。
化粧水が少ないため摩擦が大きくなり、手でこする刺激が肌の乾燥を招いてしまいます。
たっぷり手にとった化粧水を顔に塗ったら手で顔を包みましょう。肌にしっかりと水分を吸収させられるように手で抑えます。
パチパチと顔を叩く人がいますが、これも刺激になるのでNGです。
パッティングはしなくてもよいですが、するならば音がするかしないか程度で十分です。
洗顔時に適した水温は
洗顔には適した水温があります。冷たすぎるのもよくありませんし、熱すぎると肌に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
32度から35度程度の水よりも少し温かいと感じる程度のぬるま湯がベストです。
肌質に合った化粧品を使う
化粧品にはさまざまなタイプがあります。
脂っぽいからといって思春期用の化粧水などを使うと、皮脂を奪いすぎて肌の乾燥を招いたり皮脂の過剰分泌につながったりします。
肌質に合った化粧品を使うようにしましょう。
メンズにおすすめの保湿用化粧品
メンズにおすすめな保湿用化粧品の選び方をチェックしてみましょう。
洗顔料・洗顔石鹸
洗顔料や洗顔石鹸は肌のタイプに合わせて選ぶのがベストです。
肌のベタつきに悩んでいるという人も乾燥が原因の場合が多いので、まずは保湿力の高いものを選んでみましょう。
乾燥肌の人は特に保湿成分に注目し、乾燥肌用の薬用洗顔料を使うのもおすすめです。
毛穴が詰まって黒ずみがある人などは汚れを溶かす酵素や汚れを吸着する泥・炭タイプを使うとよいでしょう。
敏感肌の人はベビー用の洗顔料や石鹸を使ったり天然成分からできた石鹸を使うことを検討してみてください。
化粧水
化粧水は男性用と女性用がありますが、性別に関係なく肌質に合わせて選んでみると良いでしょう。
男性は女性に比べてやや皮脂が多い傾向があるため、男性用の「サッパリタイプ」や皮脂を抑えるタイプは女性用に比べて強力です。
注目するポイントは保湿成分の高さですが、テクスチャーも重要なポイントです。
乾燥肌の人はもっちりとしたテクスチャーで肌に残りやすいものを、脂性肌の人はさらりとしたテクスチャーのものを選びましょう。
混合肌の人は保湿効果を重視して選びましょう。吹き出物に悩んでいる人は抗炎症成分が含まれているものがおすすめです。
乳液
乳液は油分で水分を閉じ込める役割をしています。そのため脂性肌の人はさっぱり目のものを選ぶと良いでしょう。
女性用の乳液の方が油分が多いため、ひどい乾燥肌に悩んでいる人は女性用のものを選んでも良いでしょう。
美容液など
美容液は化粧水と乳液で水分を補った肌に栄養を与えるためのものです。使っておいた方が理想的な肌に近づくことができます。
乾燥肌の人はセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などが入っているものがおすすめです。
アンチエイジングのためにビタミンCやプラセンタなどが入っているものもあります。
オールインワンゲル
朝の忙しい時間帯や疲れている就寝前など保湿に十分な時間を取れないときは、オールインワンゲルを使ってみるのも良い方法です。
オールインワンゲルは化粧水・乳液・美容液などの効果が1つにまとまっているので、1本だけで十分な保湿効果を得られます。
その際にはどのような保湿成分が入っているのか、UVカット効果はあるのかということもチェックしましょう。
商品によっては化粧水を使ったあとに使用するタイプもありますので、使い方を確認することをおすすめします。
保湿効果の高い成分をチェック
基礎化粧品に含まれている成分のなかで、特に保湿効果やアンチエイジング効果の高いものをチェックしておきましょう。
ビタミンC・E・A
ビタミンCはコラーゲンを生成する働きがあり、美肌効果が高い成分として知られています。
また美白効果も高く、強い抗酸化作用を持つためアンチエイジングにも効果があります。
ビタミンCは同じく抗酸化作用をを持つビタミンAやビタミンEと一緒に使うとさらに効果が高まります。
コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸
コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸は特に保湿効果が高い成分です。
コラーゲンは皮膚を構成する重要な要素ですし、セラミドはアトピー皮膚炎の治療にも使われるほど保湿力が高いです。
ヒアルロン酸は質量の6,000倍もの水分を保持できることで知られています。
プラセンタ・コエンザイムQ10
肌に栄養を与える成分として、プラセンタやコエンザイムQ10などがあります。
プラセンタはブタやウマなどの胎盤から摂られる成分で、各種アミノ酸やビタミンなどの栄養分が豊富です。
コエンザイムQ10はもともと体に含まれている成分ですが、20代をすぎると急速に減少してしまうため、補う必要があります。
体の中から保湿しよう!
洗顔や基礎化粧品を使用した保湿の他に、体の中からも保湿や肌のケアをすることができます。
理想の肌に近づくため、普段の生活の中からしっかりとケアを行いましょう。
しっかり水分を摂ろう
肌の乾燥を防ぐため、しっかりと水を飲むようにしましょう。体は1日に1.5〜2リットル程度の水分を必要としています。
コーヒーやお茶などは利尿作用が高いため、多く飲んでも排出されますし、アルコールも水分を体外に排出させる働きがあります。
水を多く飲むことで体に必要な水分を補うことができます。
栄養バランスも重要
皮膚の健康を保つためには体の健康に気を使う必要があります。まずは栄養バランスの取れた食事をするようにしましょう。
現代人は炭水化物の摂取が多いほか、外食が多くなると塩分・糖分・脂肪分の摂取が多くなりすぎてしまいます。
野菜や魚などもバランスよく食べ、ビタミン・ミネラル・タンパク質のほか食物繊維なども摂るようにしましょう。
サプリメントで理想の肌に近づける
サプリメントを摂取するのも理想の肌に近づける方法の一つです。
栄養バランスの補助のためにビタミン・ミネラルを摂取したり、コラーゲンやコエンザイムQ10、プラセンタなどもおすすめです。
またビタミンB1やビオチンは乾燥に効果がありますし、ビタミンB2にはターンオーバーを改善する効果があります。
ストレス解消と睡眠も重要なポイント
疲れはお肌に出るといわれますが、入浴や睡眠でしっかりと疲労を回復させることも肌の健康のために重要です。
ストレスを解消するため、趣味やスポーツなどを行うこともおすすめです。生活リズムを整えるだけでも肌の健康を維持できます。
メンズに必要な保湿まとめ
美肌は洗顔と保湿という基本的なことから作られる他、生活習慣や食生活によっても改善できます。
また自分に合った基礎化粧品を使うことでいつまでも若々しく健康的な肌にすることができます。
男性は肌のケアに無頓着な方が多いですが、男性こそ日々のケアを行っていくことをおすすめします。
特に仕事などで人前に出るときの印象もかわりますので、小さなことから始めていきましょう。