「アンチエイジング」というと40代や50代の人がするもの、というイメージがあるかもしれません。
ですが実際には30代になったらすぐに始めることをおすすめします。
アンチエイジングが必要な理由や必要な部位、適切なアンチエイジングの仕方をご紹介します。
アンチエイジングは素肌だけでなく、体のいたるところのメンテナンスとして日々行っていく必要があります。
いつまでも若々しさを保ち、イキイキとした日々を送りましょう。
アンチエイジングはなぜ・いつから始めれば良い?
アンチエイジングはなぜしなければいけないのでしょうか?そしていつから始めたら良いのでしょうか?
あまり考えたことがないという人もいるかも知れませんが、まずはその必要性を考えてみましょう。
若さを保つためにアンチエイジングしよう
人間に限らず、生きていれば必ず老いるものです。常に若々しく保つためにアンチエイジングが必要です。
美容面はもちろんですが、健康を維持するという点からもアンチエイジングが必要です。
30代になったらアンチエイジングを始めよう!
体の構成や体力などを考えると、人生の中でピークになるのは20代の時期です。
そのため、30代になったらすぐにアンチエイジングを始めましょう。
もちろん、20代のうちから意識を持っておくことは大切ですし、40代以降ならすぐに始めるとよいでしょう。
アンチエイジングする必要がある部位をチェック
アンチエイジングをする必要がある部位・出来る部位をチェックしましょう。
全ての部位についてアンチエイジングできれば良いですが、まずは自分が出来る範囲で始めていくとよいでしょう。
肌のアンチエイジングは基本!
肌は加齢とともに水分量や皮脂量が減っていきます。
水分量・皮脂量が減ると肌が乾燥しやすくなり、肌荒れやシワの原因になったりハリが失われたりします。
また乾燥によって皮脂が過剰に分泌されるため、テカリの原因になったりします。
頭髪もしっかり若さをキープする
冬になると植物が枯れるのと同じように、加齢によって頭髪も元気がなくなってきます。
毛が細くなる、白髪が増える、ハゲるといったことが起こりますので、早めに対処して元気で太い髪の毛にしましょう。
血管・内臓の老化は健康を損なうことに
最も健康面で重要なのは血管や内臓の老化です。
血液中の悪玉コレステロール値や中性脂肪値が高くなると血液がドロドロして詰まりやすくなりますし、動脈硬化や高血圧の原因になります。
生活習慣病にも繋がりやすくなるので注意が必要です。
また加齢とともに内臓の働きが衰えてくるため、若い頃のような暴飲暴食や塩分・脂肪分の多い食べ物で胃もたれを起こすことがあります。
筋肉・関節は体型の崩れにつながる
筋肉や関節も年齢とともに衰えてきます。
トレーニングをしていない人は筋力が落ちて代謝が下がると太りやすく(痩せにくく)なります。
また体の水分量が低下することでひざや肩・腰などの関節の軟骨がすり減りやすくなって関節痛の原因になります。
素肌のアンチエイジングで若々しくなろう
年齢を重ねても見た目の若さを維持するには素肌のアンチエイジングが一番です。
髪型や服装などをどれほど工夫したとしても、肌年齢が衰えていては若く見られません。効果的なアンチエイジングの方法をチェックしましょう。
洗顔と保湿は必ずセットにしよう
最も簡単で重要なアンチエイジングの方法は洗顔と保湿です。
間違った洗顔方法では肌の水分を失い乾燥や皮脂の過剰分泌の原因になります。
また、洗顔後すぐに保湿するようにすれば肌のハリと潤いをキープできます。
正しい洗顔の方法をチェック
正しい洗顔方法を動画でチェックしましょう。
- 事前に手を石鹸できれいに洗っておく。
- 顔を濡らしておく。使うお湯は32〜36度程度のぬるま湯がベスト。
- 洗顔料を手に取り、空気を含ませるようにしながらよく泡立てる。
- ツノが立つ程度まで泡だてること。洗顔ネットを使うと便利。
- 泡を顔につけて、顔の表面で泡を転がすようにしながら顔を洗う。
- このときに顔を手でゴシゴシこすらないようにすること。
- 小鼻の脇・Tゾーン・あごなどは指の腹を使って優しく洗うこと。
- 十分な水を使ってすすぐ。
- あごの下や顔の輪郭に沿った部分などは泡が残りやすいので注意。
- 乾いた清潔なタオルを顔に優しく押し当てるようにしながら水分を取る。
- まだ顔が湿っているうちに保湿を行う。
正しい保湿の方法をチェック
保湿は化粧水を使いますが、化粧水のあとは乳液やクリームを使いましょう。
化粧水だけだと水分が蒸発してしまうので、油分を含む乳液やクリームが必須です。
- 化粧水をよく振って100円玉程度の大きさに取り、手のひらになじませる。
- 顔を手で覆うようにして優しく抑える。
- 小鼻の脇などは指の腹を使って優しく抑える。
- 叩いたりこすったりは絶対しないこと。
- 乳液かクリームを手のひらに取り、手のひらで広げて伸ばしておく。
- 同じように顔を包み込み、軽く抑えるようにしながら塗っていく。
美容液や美容クリーム・ジェルも使おう!
化粧水や乳液で保湿をするだけでも良いですが、美容液などで肌に栄養を与えるのもおすすめです。
セラミド・コラーゲン・プラセンタ・ビタミンCといった保湿成分や美白成分が含まれているものがおすすめです。
いろいろ使うのが面倒だという方はオールインワンタイプのジェルやクリームを使うと時間も手間も短縮できて便利です。
サプリメントもうまく活用しよう!
肌に良いサプリメントもうまく活用しましょう。
特にオススメなのは肌のコラーゲン生成に役立ち美白効果もあるビタミンCです。
ビタミンCは抗酸化作用もあるため、同じ抗酸化作用を持つビタミンA・Eと一緒に摂取すると効果が高まります。
また美肌効果があるコエンザイムQ10・コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸などもおすすめです。
頭髪もアンチエイジングする必要あり!
頭髪もアンチエイジングの必要があります。まずは基本となるシャンプーとドライの仕方をしっかり押さえましょう。
シャンプーとドライを丁寧に行うだけで毛穴のつまりの原因になる頭皮の汚れや皮脂を落とすことができるため、健康な頭髪にすることが可能です。
正しいシャンプーの仕方をチェック
https://www.youtube.com/watch?v=ZU3K2W9qxrk
意外と知らないシャンプーの正しい方法をチェックしましょう。
シャンプーの前にブラッシングをすることで髪の毛のゴミやホコリを落とすことができ、頭皮についたゴミや皮脂を浮かび上がらせることができます。
また予洗いを丁寧に行うことで、汚れの7割程度を洗い流すことができます。
- シャンプーを行う前に柔らかめのクッションブラシでブラッシングを行う。
- 38度程度のお湯で2分から3分程度予洗いを行う。
- 指の腹で頭全体を優しくマッサージする。
- シャンプーを手に取り、泡立ててから髪につける(動画では泡立てていません)
- 指の腹を使って、頭皮を頭頂部に向かって上に持ち上げるようにマッサージする。
- ゴシゴシと髪同士をこすり合わせないように注意!
- たっぷりのお湯を使って、ヌルヌルしなくなるまでよくすすぐ。
- すすぎ残しの無いように注意!
髪を乾かす方法もチェック!
- タオルを頭に当てて頭皮をマッサージするようにして頭皮の水分を取る。
- タオルで髪をはさみ、両手で抑えながら水分を吸い取る。
- タオルでゴシゴシこすらないようにする。
- ある程度水分が取れたらドライヤーを使う。
- ドライヤーは左右に振りながら当てると熱が分散されるのでおすすめ。
- 乾かしにくい根元から温風を当て、根元が乾いたら毛先に温風を当てる。
- 8割程度乾いたらヘアスタイルのセットに移行する。
- ヘアアイロンを使う場合は完全に乾かしてから行う。
保湿を行うのもおすすめ!
顔の保湿をする人は多いですが、頭皮の保湿もしっかりと行っておきましょう。
頭皮用のローションなどが販売されていますので使ってみるとよいでしょう。
また椿オイルやモロッカンオイルなどのヘアオイルを使って髪を保護するのもおすすめです。ヘアオイルはドライヤーの直前に付けておくとよいでしょう。
体の中からアンチエイジングをしよう
体の中からアンチエイジングを行うことも重要です。
特に30代以降になると徐々に若い頃の体調から変化が現れますので、体をいたわり健康的な生活をすることが大切です。
疲労からしっかり回復しておく
入浴と睡眠をしっかりと取るようにしましょう。
お湯を張ったお風呂にしっかり浸かることで副交感神経が優位になり、しっかりとリラックスしてよく眠れるようになります。
またシャワーだけでは体を冷やすことに繋がりますので、お風呂に浸かってあたたまるように心がけましょう。
質の高い睡眠も重要です。できれば7時間以上寝るようにし、寝る1時間前にはスマホやパソコンの画面は見ないようにするとよいでしょう。
ストレスも解消しよう
ストレスは老化の原因になります。仕事や人間関係などでストレスを抱えている人は、好きなことをして気晴らしを行いましょう。
読書をする・音楽を聞く・映画を見る・趣味に没頭するということが一般的です。
また、カラオケで大きな声を出したり大きな声で笑ったりすることもストレスを解消する効果があります。適度に体を動かすことも大切です。
健康的な食事も重要
健康的な食事はアンチエイジングの基礎中の基礎です。塩分・糖分・脂肪分のとりすぎに注意することが大切です。
ビタミン・ミネラル・タンパク質・食物繊維などをバランスよく取るように心がけましょう。
自炊するのがベストですが、外食する場合はファーストフードなどではなく定食などで食事の品数を増やしましょう。
アンチエイジングのための肉体改造
適度な運動をすることで筋肉・血管・心肺機能などを向上させることができます。
激しい運動はしなくても良いですが、出来る範囲で運動するようにしましょう。
適度な筋トレと有酸素運動が大切!
筋力を落とさないようにするため、適度な筋トレや有酸素運動を行いましょう。
立ったまま壁を使った「壁立て伏せ」なら仕事や家事の休憩中でも出来るのでおすすめです。
また時間がある場合はスクワットをすると大きな筋肉を使うため効率よく筋トレできます。
ウォーキングなどの有酸素運動は休憩をはさみながら20分以上行うと良いでしょう。
プールを使った運動がおすすめ
近くにプールがあるという場合はぜひ活用してみましょう。
プールで泳ぐというのももちろん良いですが、水中ウォーキングもおすすめです。
水中を歩くと全身の筋肉を効率良く使うことが出来る上、浮力が働くので怪我の予防にもなります。
まとめ
アンチエイジングは肌のケアだけでなく、運動や食事、疲労回復などさまざまな点から多角的に行っていくと効果が高いです。
「アンチエイジング」というと「老化防止」というイメージがあるかもしれません。
ですが「健康と美容を維持する」というものですので、体のメンテナンスとして行っていきましょう。