目の下にくまができていることをコンプレックスに感じる男性は多いです。
目の下がくまになっているとそれだけで不健康そうに見えたり疲れて見えたりします。
もちろん同性からも異性からも好感度が上がりにくいですし、年齢以上に老けて見られることもあります。
デメリットしかない目の下のくまの原因や種類をチェックしてみましょう。
また種類ごとの対処法や正しいマッサージの仕方などをご紹介します。
目の下のくまの種類と原因をチェック
目の下のくまには種類があり、それぞれ原因と対策が異なります。
自分のくまがどのタイプなのかを知ることで正しい方法で対応することができます。自分のくまを診断してみましょう。
茶くま
目の下のくまが茶色がかっているものを「茶くま」と呼びます。茶くまは目尻を優しくひっぱったときに皮膚に合わせて動きます。
茶くまは色素の沈着によるくまで、「日焼け」「目をこするなどの刺激」が原因です。
眠くてゴシゴシ目をこすったり花粉症やアレルギーで目をこすったりすることが多い人は茶くまができやすいので注意しましょう。
黒くま
黒くまはシワや皮膚のたるみなどが原因で、目の下に影ができている状態を指します。
疲れや寝不足などのくまとは異なりますので、皮膚のケアを行うと良いでしょう。顔がむくんでいても黒くまになる場合があります。
加齢によっても黒くまになりやすいので、アンチエイジングも行っていくとベストです。
青くま
目の下が青黒くなっているのは青くまといい、目尻を優しくひっぱるとくまが見えなくなるという特徴があります。
青クマの主な原因は血行不良で、睡眠不足や疲れなどで起こります。寝不足の人にくまができるのはたいてい青くまです。
睡眠をしっかりとって心身ともに疲労を回復することが解消へのポイントになります。
赤くま
人によっては目の下が赤くなるということがありますが、これを「赤くま」といいます。
赤クマも青くまと同様に疲れが原因になりますが、特に眼精疲労によって起こるのが特徴です。
眼精疲労は放っておくと肩・首のコリや頭痛につながる場合もあるので早めに解消しておきましょう。
メンズの目の下のくまは体調管理で解消しよう
過労や血行不良による青くまや赤くまは体調管理を行うことで解消することができます。
くまを解消するためのポイントをチェックしてみましょう。
しっかりと睡眠を取ること
くまの原因となる疲労を取るためには、しっかりと睡眠を取ることが重要です。
1日6〜7時間の睡眠時間を確保することを心がけましょう。
また睡眠の質を上げるため、入浴や就寝前のストレッチなどを行ってリラックスすることも重要です。
就寝の1時間前にはPCやスマホの画面を見ないようにすると画面からでるブルーライトから目を守ることができます。
血行を良くするためにお風呂に入ろう
お風呂に入ることも重要なポイントです。お風呂に入って体を温めると血行が促進されるため、黒くまの解消にも効果があります。
もちろん疲労回復にも重要な役割を果たしてくれますので、青くま・赤くまにもよいでしょう。
熱いお湯ではなく、長時間ゆっくりと浸かれるくらいの温度でのんびりと体を温めましょう。
暑すぎない程度のお湯に浸かると副交感神経が優位になるためリラックスできます。
ストレッチで血行促進
体の筋肉が硬いと血行が悪くなります。そのためストレッチを行って筋肉を柔らかくしましょう。
この動画のストレッチは「固くて伸ばせない人もポーズを取るだけでよい」ため、気楽な気持ちで行うことができます。
動画に合わせてポーズをとり、痛くないくらいの強さで体の伸びを感じましょう。
また筋肉量を増やすことでも血行が促進されますので、軽い筋トレもおすすめです。
食生活でもくまが改善できる
特に一人暮らしの男性は食生活が乱れがちです。
栄養バランスのよい食事を摂ることやエネルギーをしっかり摂取することで体に溜まっている疲労が改善されていきます。
根本的にしっかりと健康な状態を保てるように、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
炭水化物のとりすぎや塩分・糖分・脂肪分の多すぎる食事は避けるようにするのがおすすめです。
目の下のくまはマッサージで解消しよう
目の下のくまの中でも血行不良が原因になる青くま・赤くまはマッサージを行って血行を促進することで解消することができます。
血行を促進してくまを解消するマッサージ
青くまや赤くまに効果が高いマッサージ方法です。目の下を温めるのと同時にリンパの流れも良くなります。
わずか1〜2分でくまが改善されるのでおすすめです。
- 金属のスプーンを55〜60度くらいのお湯の中に入れて温めておく。
- 温まったスプーンを目の下に当てて温める。
- 同時に耳を持って回すとリンパの流れが良くなる。
くま解消マッサージは体全体でやってみよう
くまは血行とリンパの流れを良くすることで解消でき、目の周りのマッサージだけでなく体の他の部位をほぐすのも効果があります。
リラックスして行いましょう。また目の周りは皮膚が薄く、強く押すと茶くまになってしまうことがあるので優しく押してください。
- 片ひざを立てて座る。
- 親指を上にして足首を軽く掴む。
- 足首から鼠径部(太ももの付け根)までを優しくさする。
- 立っておへその横に手のひらを当てる。
- そのまま鼠径部まで左右交互にさする。
- 鼠径部の関節をビキニラインに沿って内側に向けてさする。
- 目頭に指を当てて外側(こめかみ側)に向けて優しく目をさする。
- 目の上側・下側ともにさすること。
- 目をさすったラインを内側から外側に向かって軽く押す。
目のたるみを解消するマッサージ
目のたるみが原因である黒くまはマッサージをすることで解消できます。正しい方法で優しくマッサージを行いましょう。
- 目頭の下側を5秒間押す。
- 目の下の骨のヘリを内側から外側までゆっくり指をすべらせる。
- 目尻の部分を5秒間押す。
- 眉頭を5秒間押す。
- 眉頭から眉尻までゆっくり指をすべらせる。
- 眉尻を5秒間押す。
- これを3セット繰り返す。
- 強すぎないようにするのがポイント。
目の下のくまはメイクで隠すのもOK
目の下のくまはメイクで隠すという手があります。
目の下のくまをすぐに消したい!という人にはおすすめの方法なので、やり方をしっかりと確認して正しく行いましょう。
目の下のくまを隠すためのメイク道具
目の下のくまを隠すにはコンシーラーが役立ちます。
コンシーラーとはシミやニキビ跡などを隠すのに使うアイテムですが、くまを隠すのにも使うことができます。
コンシーラーを塗る際には化粧下地を使っておくとコンシーラーのノリが良くなるのでおすすめです。
より自然にするためにファンデーションやパウダーなどを使う人もいます。
コンシーラーを使ったくまの隠し方
実際にコンシーラーを使ったくまの隠し方を見ていきましょう。
複数の種類のコンシーラーを使うとほとんど目立たないくらいまでくまを隠すことができます。
特に青くまはオレンジ系のコンシーラーをベースとして使うと目立たなるのでおすすめです。
- オレンジコンシーラーを使って目の下の青くまをカバーしていく。
- オレンジコンシーラーを塗った上から肌と同じ色のコンシーラーを塗る。
- 黒くまの影になっている部分に肌よりも明るい色のコンシーラーを塗る。
- パウダーを使ってコンシーラーのついていない部分との境目をぼやかして自然にする。
コンシーラーだけでなくファンデーションも使う場合には使用する順番に注意しましょう。
液体ファンデーションはコンシーラーより先に、パウダータイプはコンシーラーより後に使います。
茶くまは美白美容液なども効果あり
茶くまは色素の沈着が原因なので、美白美容液なども効果があります。
ビタミンC誘導体が高濃度で入っているタイプなどが選びやすく手軽に使えるためおすすめです。
日頃から洗顔後の保湿に美白効果のある基礎化粧品を使うと良いでしょう。
またビタミンCのサプリメントなどで体の中から美白を狙うのもポイントです。
目の下のくまを治療する方法もある
目の下のくまは美容皮膚科や美容外科で治療するという方法もあります。特に茶くまや黒くまに効果的です。
どのような治療法があるのか?
色素が沈着した茶クマはレーザー治療が一般的です。
たるみや影ができている黒クマはヒアルロン酸やコラーゲンを注射する方法や脂肪注入などを行う方法があります。
また皮膚を切開してたるみを取るという方法もあるので、「切る治療」「切らない治療」のどちらがよいかを考えておきましょう。
くまの治療は保険適用外
くまの治療は健康保険が適用されない自由診療です。そのため費用については病院によって大きく異なります。
いくつかの病院・クリニックの価格を比較して選ぶと良いでしょう。
クリニックの選び方
クリニックを選ぶ際には費用はもちろんですが治療の方法も吟味しましょう。
治療法にはさまざまなアプローチのものがあり、それぞれでかかる費用や治療期間が異なります。
また自宅や職場からの通いやすさを考えたり、ネットでの口コミを参考にしたりするのもポイントです。
不明な点は問い合わせを
治療について不明な点がある場合は電話やメールなどで問い合わせをしてみることをおすすめします。
また無料カウンセリングが受けられる場合も多いです。カウンセリング時には質問したい内容を事前にまとめておくと良いでしょう。
目の下のくまの間違った対処法
目の下のくまは間違った対処をすると悪化してしまう場合がありますので注意しましょう。
強すぎるマッサージは逆効果になる!
血行不良やたるみを改善しようとしてごしごしと強い力でマッサージを行うと逆効果になります。
目の下の皮膚は他の皮膚よりも薄く刺激に弱いため、マッサージの刺激でメラニン色素が生成され、茶くまができてしまいます。
また茶くまにはマッサージは厳禁ですので注意しましょう。
化粧品のつけすぎに注意
コンシーラーやファンデーションをつけるときにはつけすぎに注意しましょう。
女性に比べて男性はメイクに慣れていないことが多く、ついつけすぎてしまうことがあります。
目の周りだけ色が違う、あるいは首と顔の境目で色がくっきりと分かれてしまうようではむしろ不格好です。
つけすぎるとよれてしまう場合もあるので注意してください。
病気かも?
いくら対処をしてもくまが消えないという場合には病気の可能性も否定できません。
甲状腺疾患・貧血・肝臓系疾患・腎臓系疾患・うつ病などさまざまな場合がありますので病院を受診してみるのもよいでしょう。
目の下のくまを消す方法まとめ
くまは老けて見られるだけでなく、不健康そうにも見えてしまうので非常にマイナスポイントになります。
くまのタイプごとにしっかりと対処することで改善されるものですので、適切に対応していきましょう。
くまを解消すれば鏡を見るたびに落ち込むこともありませんし、元気ハツラツな明るい毎日を送ることができます。
ぜひ上記のやり方を試してみてはいかがでしょうか。